Lotus Eletre X
中国に続きヨーロッパでの販売スタート

ロータス・カーズはフル電動SUV「エレトレ」に、プラグインハイブリッド仕様の「エレトレ X」を追加した。ロータスが独自開発した「X-Hybrid」を初採用したモデルであり、先行投入された中国市場に続き、ヨーロッパ本土において2026年6月3日から受注を開始している。
エレトレ Xは、ロータスに求められるダイナミックで洗練された走りと高いドライビングプレジャーを維持しながら、航続距離や実用性を確保。「X-Hybrid」は、BEVの性能と内燃機関(ICE)のサポートを融合させたロータスの独自技術であり、マルチパワートレイン戦略を掲げる「フォーカス 2030(Focus 2030)」戦略の重要な柱となる。ロータス・グループの馮青峰CEOは、エレトレ Xについて次のようにコメントした。
「エレトレ Xは、最先端技術がいかにドライバーのために機能できるかを示したモデルと言えるでしょう。これはロータスブランドの核心に存在する重要な価値感です。技術的な限界を押し広げるだけでなく、感情的にも実用的にもドライビング体験を豊かにするクルマを創り上げたと考えています」
2種類のパワーレベルをラインナップ

「X-Hybrid」は、900Vアーキテクチャーとデュアル永久磁石モーターを採用。実用的なSUVでありながらスーパースポーツを凌駕するパフォーマンスを実現した。EVモードでは最大350kmもの走行が可能で、給油や充電なしで1200km(WLTPサイクル)を超える航続距離を達成した。
ベースモデルの「エレトレ X H550」は最高出力550PS、最大トルク935Nmを発揮し、0-100km/h加速は4.9秒。ハイパフォーマンス仕様の「エレトレ X H1000」は最高出力952PS、最大トルク935Nmで0-100km/h加速は3.3秒という驚愕のパフォーマンスを発揮する。
ボディフレーム、電動駆動システム、バッテリー基盤など徹底した軽量化を実施。「エレトレ X H550」はフル電動仕様の「エレトレ 900」と比較して最大120kg軽量化されたという。
2.0リッター直4ターボが効率的に発電

「X-Hybrid」の中核となるのが、11C高出力放電対応バッテリーシステムと150kWオンボード発電機だ。さらに2.0リッター直列4気筒ターボを搭載し、走行中に継続的に電力を供給する。これにより、多くのハイブリッドモデルのように回生エネルギーのみに依存することなく、長距離走行や高負荷環境下でも途切れないパフォーマンスを手にした。
エンジンは主にインテリジェントな車載発電システムの一部として機能し、長距離移動や高負荷走行時に電力を補充する役割を担う。「X-Hybrid」システムは車速やバッテリー残量、ドライバーの要求に応じてエネルギー配分を最適化。EV走行、発電モード、ハイブリッドアシストを状況に応じて使い分け、性能・効率・実用性のバランスを高次元で実現する。
900Vアーキテクチャーと52Lの燃料タンクを組み合わせたことで、1200kmを超える航続距離と最大350kmのEV走行距離を確保したと謳う。日常域におけるドライブでは、ほとんどの場面でエンジンに頼ることなく長距離移動をこなすことができる。また、現在販売されている最速レベルの充電性能を持ち、350kW急速充電器利用時、20から80%まで約9分で充電可能という。
また、ロータスは実環境における再現性を持ったパフォーマンスを重視しており、北欧の厳寒地からアルプスの長い下り坂、高速巡航が続くドイツのアウトバーンまで、バッテリーマネジメントシステムが常に高い性能を維持すると主張する。またバッテリー残量が約20%時でも、約550kW(748PS)の出力がキープされるという。
