日本で発売されているEVで最長の航続距離906km
新世代の「Neue Klasse EV」専用アーキテクチャを使う「BMW iX3」。ビー・エム・ダブリューの上野金太郎社長は、最大の特徴を「一充電あたり906kmという国内最長の航続距離」と表現した。さらに上野社長は、BEVはもはや航続距離だけを心配する時代ではなく、「どれだけ快適に、どれだけ自由に、どれだけ心躍る移動体験を提供できるか」ともBMW iX3のアピールポイントを説明している。

「デザイン、デジタル体験、そして走行性能のすべてにおいて進化を遂げた」と続け、「次世代のBMWであることを明確に示すデザインは、力強さと先進性を備えたエクステリア、ドライバーを中心に考え抜かれたインテリアによって、新しいBMWの世界観を直感的に感じていただける」とアピール。
上野金太郎社長も試乗

「デジタル体験では、新しいBMWパノラミックiドライブが大きく進化し、ドライバーに必要な情報をより直感的に、より自然に届けられる。車両とドライバーがよりシームレスにつながることで、より快適でよりパーソナルな時間を提供する」とも付け加えた。
走りでは、「新開発の次世代パワートレーンとドライブトレーン、ドライビングダイナミクスを統合的に制御する新システムHeart of Joy(ハート・オブ・ジョイ)により、BMWらしい駆け抜ける悦びを新しい次元に引き上げた」と続けている。

電動化により力強く滑らかな加速に加え、加速の反応と制御を高めることで精緻で心を躍らせるドライビングを提供するという。短時間試乗したという上野社長は、「2.3tという車体でありながら、ひと回り軽いクルマを操っているかのような身のこなしの良さを感じ、ステアリングを切った瞬間の反応がとても自然で、クルマ全体がこちらの意図をすっと受け止めてくれる。そう感じさせてくれた電気自動車は初めて」と感想を付け加えていた。
ドアミラーを見るだけで自動車線変更も完了

さて、BMW iX3の見どころは、906kmという航続距離、デザインやデジタル体験だけではない。日本で2019年にBMWが初めて国内許認可取得モデルを発表した「ハイウェイ・アシスト」の発展版の搭載だ。

高速道路で130km/hまで、ドライバーが絶えず前方を注意し、交通状況などに応じてすぐにステアリング操作が可能な状態において、一定条件下でハンズオフドライブ(手放し運転)が可能になる。SAEの定義ではレベル2ではあるものの、機能は先進的だ。ハンズオフドライブだけでなく、「ハイウェイ・アシスト」機能のひとつである「レーン・チェンジ・アシスト」では、車両が自車周囲の状況を確認し、安全に車線変更ができると判断すると、車両がドライバーに車線変更を提案し、ドライバーがドアミラーを見るという自然な動作があると車線変更を実施するというもの。同システムは、日本向けのBMWでは初となる。

「ハイウェイ・アシスト」は2026年11月から利用可能になる予定で、新車購入後3年間無償で利用できる。無償期間終了後に継続して使うには、有償のサブスクサービスへの申込が必要になるそうだ。
中村敬斗選手は子どもの頃からBMWのファンだった

BMW iX3のプレスカンファレンスには、先のワールドカップでの活躍も記憶に新しい中村敬斗選手が「ブランド・フレンド」として登場。中村選手はフランスでBMW X4に乗っているそうで、子どもの頃からBMWが好きだという。日本ではX6、X3などを乗り続けてきたという。
クルマ好きだという中村選手は、「見た目と走りにこだわっていて、中でもフロントマスクが気になる」という。iX3のキドニー・グリルは引き締まっていてカッコいいです」と感想を語った。

少しiX3を試乗したという中村敬斗選手は、「普段はガソリン車に乗っているのであまりEVに乗ったことがないのですが、初めてiX3に乗った時はスムーズなアクセルとブレーキのフィーリングが印象的でした。(906kmという航続距離について、麻布台ヒルズから福岡まで行けてしまうという説明を受けると)航続距離の心配もなく、本当に快適に乗れるのかな」と好印象だったようだ。
中村選手にとってクルマとは、「練習場に行くにも毎日使う相棒である存在で、2時間程度で行けるパリまで出かけることもある」という。

なお、ビー・エム・ダブリューでは、BMWブランド・ストアの「FREUDE by BMW」を「ノイエ・クラッセ・ショールーム」として2026年8月31日まで期間限定で開設し、20時〜21時までの最終試乗枠を設けるほか、iX3をイメージしたスペシャルドリンクの提供なども行われる。

BMW iX3の価格は、「BMW iX3 50 xDrive」が982万円、「BMW iX3 50 xDrive M Sport」が1034万円となっている。
