乗り心地と静粛性は最上級 調光パノラマルーフも必見

エレガントとさえ言える、高級ホテルのエントランスにも似合う都会派クーペスタイルのSUVがハリアー。。ガソリン、ハイブリッド、PHEVが揃い、SUV界のクラウン(先代までの)と呼んでいいインテリアの仕立てや走行性能が特徴だ。

エクステリア

横一文字のリヤコンビランプがスタイリッシュさをもたらしている。PHEV「Z」は、切削光輝とブラック塗装の19インチアルミホイールを履き、リヤバンパーめっきモールなどにスモークタイプのめっきが施される。最小回転半径は5.7m。

最低地上高は190㎜〜195㎜で、RAV4にあるダイナミックトルクベクタリングコントロールの採用はなく、極悪路の走行は想定していない。特筆すべきはトヨタの上級サルーンに匹敵する乗り心地と静粛性の追求、そして障子のような状態から一瞬で空が望める透過状態に変化する調光パノラマルーフの装備である。

インストルメントパネル

質感の高さも光るボリューム感のあるインパネ。12.3インチメーターは「Z」系に標準で、「G」にオプション。「G」と「S」は7インチメーターになる。「Z」系は12.3インチ、それ以外は8インチのディスプレイオーディオを搭載する。

ガソリン車は軽快な走りと乗り心地の良さが特徴だが、車内の静かさという点ではハイブリッド、PHEVに譲る印象。主力のハイブリッドは出足からのスムーズな加速感、車速を問わない静かさ、ガソリン車を上回る低重心感覚、安定感の高さが魅力。専用開発の19インチタイヤ装着車は重厚かつやや硬めのスポーティな乗り味が自慢。18インチタイヤはロードノイズが目立つ印象だ。

居住性

PHEVは「Z」のみの設定で、ハイブリッドE-Fourのフロントモーターとバッテリーを強化。専用PCU、DC/DCコンバーターの採用でシステム出力306PS、EV走行距離93㎞を誇る。WLTCWモード燃費が20.5㎞/ℓとハイブリッドの21.6㎞/ℓ(4WD)におよばないのはハイブリッド比で約200㎏の重量増が理由。

うれしい装備

質感の高さも光るボリューム感のあるインパネ。12.3インチメーターは「Z」系に標準で、「G」にオプション。「G」と「S」は7インチメーターになる。「Z」系は12.3インチ、それ以外は8インチのディスプレイオーディオを搭載する。
月間販売台数      4898台 (24年9月~25年2月平均値)
現行型発表       20年6月( 一部改良&新エンジン追加 22年9月)
WLTCモード燃費     22.3㎞/ℓ ※ハイブリッドのFF車

ラゲッジルーム

足まわりはコンフォート寄りでハリアー最上の快適感、静かさを発揮してくれる。

※本稿は、モーターファン別冊 ニューモデル速報 統括シリーズ Vol.167「2025-2026年 国産&輸入SUVのすべて」の再構成です。

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