変わらず貫くオーバーランドスタイル

2代目のSJやJA型をモチーフとしたネオレトロデザインを採用したことで、ヴィンテージカスタムが幅を利かせる現行ジムニーシリーズ。 

四国を代表するプロショップ「アウトクラスカーズ(以下アウトクラス)」もそのひとつで、早くから積極的にオリジナルパーツを開発。マーケットで注目を集めてきた。ただ、軸に据えるのはジムニーが持つ本格オフローダーとしての性能を底上げする点にある。各種パーツは時代を読み取る感度、ファッション性を加味するものの、オフロードフィールドで壊れないタフさを備えているのもポイント。つまり、ドレスアップパーツも機能パーツもすべて性能が最優先。アウトクラスが高く支持される理由はそこにある。

今回用意されたジムニーノマド2台はレトロ感を意識したオーバーランドスタイル。ルーフキャリアはマストなアイテムだが、今回は時流にならって“あえて付けない”スタイル。スッキリ見えていい感じだ。バンパーはフロントがタイプⅢでリアがタイプⅡだが、ノマドはグッと上方向に持ち上げたオリジナルのオーバーフェンダーを装着。オフロード車らしい力強さを与えている。

ヴィンテージスポーツなルックス以上に注目したいのがオリジナルサスペンション。あらゆる路面を徹底的に走り込み、ストリートでの快適性と悪路での走破性を両立。誰が乗っても納得の脚に仕上がっている。

「見た目も走りもジムニーらしさを引き出す」。本物を求める方はぜひ!

OUTCLASS JIMNY NOMADE(アウトクラス・ジムニーノマド)
TYPEⅢバンパーはヴィンテージGグリルのデザインとの親和性を持たせたスリット入り。ジムニーのライトウエイトなイメージを強調する。
スペアタイヤを外したときの凹凸を隠すリアゲートカバーにもスリット入りで全体のイメージを統一。TYPEⅡバンパーは軽量性をアピール。
キャスター角補正済みのレージングアームをセットした3インチリフトアップキット。ホース類やラテラルロッドもキットに含まれる。
ダンパーはKYBの14段階調整式で、スプリングは中央発條製。アウトクラスでテストを重ねて仕様を決定。オールマイティに使える仕様。
フロントは人気のビンテージグリルGと跳ね上がったデザインのTYPEⅢバンパーを組む。
足まわりは4インチリフトアップキットを装着。タイヤ&ホイールはLT245/75R16のオープンカントリーとMGのARMOR FFをセット。
リアバンパーはタイプⅡ、サブバンパーを組むことで突入防止装置の法規にも対応する。
なで肩のノーマルフェンダーに対して、肩肘を張ったスクエアデザインとなったオーバーフェンダー。切り上げているので車高が高く見える。
強化サイドシルガードとサイドステップを組み合わせ、すっきり力強い印象にイメチェン。ステップにはOUTCLASSのロゴプレートも付く。
車高を上げたときに重宝するオートサイドステップ。ドアの開閉時にスムーズにステップが下方に出て、収納。乗降性におおいに貢献する。
カラー、デザインともに豊富に用意されるヴィンテージDXカバー。白のシエラに装着されたのはコーデュロイ仕立て。温かみのあるカラーだ。

SPECIFICATION
 ⃝ フロントバンパーTYPEⅢ(FRP製) 4万7300円 
 ⃝ ヴィンテージGグリル(ASA製) 5万3900円 
 ⃝ オーバーフェンダー(FRP製) 14万1900円 
 ⃝ リアゲートカバー 4万1800円 
 ⃝ リヤバンパーTYPEⅡ(ABS製) 4万3890円 
 ⃝ リアサブバンパー 6万6000円 
 ⃝ オートサイドステップ 14万1900円 
 ⃝ 強化サイドシルガード 4万700円 
 ⃝ 4インチリフトアップキット 40万7000円 
 ⃝ シートカバーヴィンテージDX(コーデュロイレッド) 6万5780円 

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