ラダーフレーム延長に高剛性 後席居住空間や乗降性も向上

世界中で爆発的な大ヒットモデルとなった軽自動車のジムニーをベースに、1.5ℓのエンジンを搭載し、小型乗用車化したジムニーシエラも大ヒット中だ。

エクステリア

伸びやかなサイドビューが印象的なノマドは、単にリヤドアを追加しただけでなく、フロントドアも約100㎜短くなり前後ドアのバランスが取られている。ブラックツートーンルーフはシエラ「JL」には未設定で、ほかはオプションとなる。最小回転半径はジムニー シエラ4.9m/ジムニー ノマド5.7m。

そして、ひと足お先にインドで発売となった、5ドアモデルのジムニーノマドもすさまじかった。なんだかんだ言っても、リヤドアがある利便性は魅力的で、予約開始からたったの5日間で受付中止となり、2026年1月からようやく受注が再開された。

インストルメントパネル

シエラもノマドも基本設計は同じだが、メーター表示が一部異なる。操作性に優れたダイヤル式フルオートエアコン、キーレスプッシュスターター、チルトステアリングは標準。9インチディスプレイオーディオをオプション設定する。

実際シエラに比べてラダーフレームを延長することでホイールベースを340㎜延ばし、センターにクロスメンバーを加えて剛性アップ。後席ヒップポイントを50㎜後ろに下げてレッグスペースを確保し、ラゲッジボックスを廃止する代わりに、リヤホイールハウスを後席の後方に設定。後席の左右着座間隔も90㎜拡張してシートクッションにも厚みをもたせ、快適ドライブに配慮されている。

居住性

また、乗降性にもこだわり、リヤドアトリム前端とBピラートリム後端を面取り、シート角を大きくカット、ホイールハウス開口部を直線化と、細かいところまで配慮している。ランプブレークオーバーアングルのみ23度と小さくなっているが、最低地上高は210㎜とシエラと同じで、クロカン車として十分な数値。無論その部分での上を求めるならシエラ一択だ。

うれしい装備

助手席前にあるグリップは乗降時はもちろん、悪路走破時の身体を支える役割も果たす。オフロード系モデルらしいタフさも醸し出している。
月間販売台数    5290台(25年11月~26年4月平均値)
現行型発表    18年7月( ノマド一部仕様変更 26年1月)
WLTCモード燃費  15.4㎞/ℓ※「JL」「JC」/5速MT車

ラゲッジルーム

一方で、日常的にはホイールベースの延長のおかげで、120㎞/hまでの安定感はノマドに軍配があがる。高速移動がメインなら、タイヤチョイスを考えるとより安定感が増すような気がする。

※本稿は、モーターファン別冊 ニューモデル速報 統括シリーズ Vol.177「2026年 コンパクトカーのすべて」の再構成です。

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