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今日は何の日?■レヴォーグの安全性能をASPでさらに強化

2015(平成27)年4月21日、スバルは「レヴォーグ」の安全性をさらに高めるため、先進安全装備ASP(アドバンスドセイフティパッケージ)をオプションで設定した。アイサイト(ver.3)に加えて、ASPを追加することで車両周辺の全方位の安全性を高めて、さらなる安全性能の強化が実現された。
レガシィ・ツーリングワゴンをコンパクトにしたレヴォーグ誕生

レヴォーグの先代にあたるのは、1989年2月にデビューした「レガシィ」である。セダンとツーリングワゴンの2タイプが用意され、トップグレードには当時最強の220psを発生する2.0L水平対向DOHCターボエンジンを搭載し、水平対向エンジンとフルタイム4WDを組み合わせた“シンメトリカルAWD”で、スバルが誇る唯一無二の優れた運動性能を生み出した。


特に、お洒落なスタイリングと走りを極めたツーリングワゴンは大ヒットモデルとなり、日本にステーションワゴンブームをもたらした。一方で、レガシィは北米市場を意識してボディが徐々に大きくなったため、日本市場用にダウンサイジングして2014年6月に誕生したのが「レヴォーグ」だ。

レヴォーグは、扱いやすいボディサイズながら、十分な室内空間を確保し、ルーフ後端を低く抑えた流麗なスタイリングを採用。パワートレーンは、水平対向DOHC直噴ターボの最高出力170ps/最大トルク25.5kgmの1.6L(FB16型)、300ps/40.8kgmの2.0L(FA20型)の2種エンジンとCVTの組み合わせ、駆動方式はもちろんフルタイム4WD。さらに、当時最も進んでいた安全運転支援技術“アイサイト(ver.3)が搭載された。
車両価格は、277.56万円&305.64万円(1.6L車)/334.8万円&356.4万円(2.0L車)に設定。多くのスバリストの原点回帰の熱望に応えたレヴォーグは、低迷しつつあったワゴン人気のなかだったが人気を集めることに成功した。
レヴォーグが初めて採用したアイサイト(ver.3)

レヴォーグが採用したアイサイト(ver.3)は、ver.2に対してステレオカメラのカラー化や広角・望遠化によって、以下のような進化を遂げた。

・カメラの改良による広い視野とカラー認識
カメラの視野角が広がるとともに遠方まで認識可能となり、さらにカラー化することで歩行者や自転車、先行車のブレーキランプを早期に認識できるようになった。
・衝突回避性能の向上
前方車両との速度差が30km/h以下から50km/h以下となり、衝突回避能力が向上した。
・ステアリング支援機能の追加
約65km/h以上での走行中の車線逸脱抑制機能を追加。さらに、約65km/h以上での走行中、車線の中央を維持する車線中央維持機能が追加された。
・誤操作抑制機能の向上
AT誤発進抑制制御に加え、AT誤後進抑制制御が追加された。
・その他の機能改善
レーンチェンジ動作時の加速、追従中に車線変更動作を行なう場合に速やかに加速する。高低差のある場所での認識度向上などが実現された。
ASPの設定で周辺監視機能を強化して安全機能を強化
2015年4月のこの日にレヴォーグに追加されたASP(アドバンスドセイフティパッケージ)は、以下の4つの機能がセットで装備された。
・スバルリヤビークルディテクション(後側方警戒支援機能)
ドアミラーでは見えにくい斜め後方から接近する車両を、車両後部のセンサーが検知して、ドアミラーのLEDインジケーターや警報音でドライバーに注意喚起する。
・サイドビューモニター
助手席側ドアミラーに装着されたカメラで、左前方の死角を確認し、ディスプレイに映像を表示する。
・ハイビームアシスト
フロントウインドウ内の単眼カメラが前方の光を検知して、ヘッドランプのハイビームとロービームを自動で切り替える。
・アイサイトアシストモニター
アイサイトの作動状況や警告を、フロントウインドウにLEDで表示して運転への集中を促す。
これらの機能により、ドライバーが視覚的に認知しにくい車両周辺の全方位の安全性をASPによって高め、アイサイト(ver.3)の安全機能をさらに強化したのだ。ASPは、メーカーオプションで8.64万円に設定された。
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アイサイトは、その後進化して周辺監視の安全機能もカバーできるようになった。したがって、ASPが別パッケージで存在する必要がなくなったため、現行レヴォーグ(2020年10月~)ではアイサイトX/アイサイトセイフティプラスに統合されASPは廃止となった。
毎日が何かの記念日。今日が何かの記念日になるかもしれない。






