BMW 7 Series

ガソリン、ディーゼル、PHEVそしてBEVのラインナップ

新型「BMW 7シリーズ」
新型「BMW 7シリーズ」

4月23日、BMWは東京・麻布台において、マイナーチェンジモデルとなる新型「BMW 7シリーズ」を発表した。今回、北京、ニューヨークそして東京という世界3都市で同時ワールドプレミアされたが、本邦における発表会には、BMW AGから営業部門アジア太平洋・東ヨーロッパ・中東・アフリカ地域担当シニア・バイス・プレジデントのリトゥ・チャンディ氏が駆けつけた。「日本の職人技、知性、革新性といった価値観が、新型7シリーズの思想と深く共鳴している」と日本を発表拠点のひとつに選んだ理由を説明し、日本市場がグローバル戦略上の重要拠点であることを改めて印象づけた。

今回日本で発表された新型7シリーズは、まずはフル電動モデル「i7」(i7 50 xDrive、i7 60 xDrive、i7 M70 xDrive)だが、48Vマイルドハイブリッドを組み合わせた直列6気筒ガソリン(740 xDrive)とディーゼル(740d xDrive)のほかPHEVモデル(750e xDrive、M760e xDrive)が追加され、来年にはV8のMパフォーマンスモデルもラインナップされるという。

内外装をさらにブラッシュアップ

新型「BMW 7シリーズ」
新型「BMW 7シリーズ」

新型7シリーズのデザインテーマは「プログレッシブ・ラグジュアリー」。エクステリアは従来型と同様にフロントフェイスに上下分割式ヘッドライトと大型化が進んだキドニーグリルを採用した。デイタイムランニングライトにクリスタル素材を組み込み、従来の高級感に加えて未来的な華やかさを与えた。サイドビューはクリーンな面構成で威厳を演出し、リヤは水平基調のデザインによって落ち着きと風格を表現したという。

インテリアでは最新世代のパノラミックiDriveを搭載し、必要な情報をドライバーの視界内へ自然に伝える工夫を凝らした。17.9インチ大型センターディスプレイや3Dヘッドアップディスプレイと組み合わせることで、安全性と操作性を高次元で両立すると謳う。さらに助手席側には14.6インチのパッセンジャースクリーンを備え、同乗者のエンターテインメント性も向上したほか、後席にエグゼクティブラウンジシート、スカイラウンジ・パノラマガラスルーフ、さらに31.3インチのシアタースクリーンまで用意され、ビデオ会議も可能な“移動する上質な時間”という価値を徹底的に追求したという。

500通り以上のツートーンカラー、豊富なホイールデザイン、上質なレザーやカシミア素材など、パーソナライゼーションの幅も極めて広い。単なる高級車ではなく、「自分らしい1台」を求める現代のラグジュアリー層に応える構成だと主張している。

上野金太郎新社長が描くBMW

新型「BMW 7シリーズ」とプレゼンを行う上野金太郎新社長。
新型「BMW 7シリーズ」とプレゼンを行う上野金太郎新社長。

この日のプレゼンテーションで大きな注目を集めたのが、4月1日付でBMWジャパン代表取締役社長に就任した上野金太郎氏だ。長年にわたりメルセデス・ベンツ日本を率いてきた人物として知られる上野氏は、新天地での方針として「駆けぬける歓び」を核に据えながら、新たな付加価値を提供していく決意を表明。BMWが次世代戦略として掲げる「ノイエ・クラッセ」にも言及。今夏、日本市場へ導入予定の「iX3」を皮切りに、新世代アーキテクチャーとデザイン言語を本格展開すると語った。

今回の新型7シリーズは、単なる商品改良モデルではなく、ノイエ・クラッセ時代を目前に控えたBMWが、ラグジュアリーの再定義を試みた象徴的モデルだ。走る歓び、デジタル体験、快適な移動空間、そして個性の表現。そのすべてを最高峰でまとめ上げた新型7シリーズは、BMWブランドの次章を示すフラッグシップとして、日本市場でも大きな注目を集めることが期待される。

PHOTO/GENROQ

i7に装着されるホイールの一部は、最大70%のリサイクルアルミニウムが使用される。

サステナブル対応を進めるBMWがリサイクル材を新型バッテリーセルとホイールに採用

サステナビリティ(持続可能性)戦略を進めるBMWグループは、現在開発を進める「BMW i7」改良新型に、様々な革新的技術を導入する。再生エネルギーを使用して製造されたバッテリーセルや、ホイールのリサイクル材(セカンダリーマテリアル)比率向上は、これまでのサステナビリティ施策を応用・発展させたものだ。

Mercedes-Benz S 450 d 4MATIC (2026) × BMW BMW 740d xDrive

怒涛のトルクが自慢の直6ディーゼル最上級サルーン対決「メルセデス・ベンツ S450d」と「BMW 740d」比較

大幅な進化を果たした改良新型がデビューを飾った「メルセデス・ベンツ Sクラス」。3.0リッター直列6気筒ディーゼルターボにマイルドハイブリッドを組み合わせた「S 450 d 4MATIC」と、BMWのフラッグシップサルーン「BMW 740d xDrive」のスペックを比較し、その違いを確認してみよう。