電動バイクの基本を少しお勉強! 三種の神器がコレだ!


新開発をするのか世の中に沢山ある中から選ぶのか、車両の個性を決めるのが電動バイク三種の神器。コントローラーは制御基盤が詰まった電子機器の心臓部。モーターは直流や交流、インホイール型やセンター車載型がある!

見た目の印象を裏切らない本格的なオフロード走行可!

 サーロンは電動オフロードバイクに特化して開発をしているメーカーで、コンパクトなライトビーシリーズが北米や欧州で高評価を得ている。今回紹介する「L1J」は、競技車両の「S」をベースにフロントフォークの変更と保安部品を装着し、日本向けの原付一種車として開発。特にオフロード初心者にはとても扱いやすい仕様になっている。

 アルミ鋳造のスリムなフレームに、専用開発された高性能センターモーターを搭載。重量物であるバッテリーやコントローラーを密集させてマスの集中化を図っている。着脱可能なバッテリーは外しても車載したままでも充電が可能で、予備バッテリーを用意しておけば交換して直ぐに走り出せることも大きなメリットだ。

シート高が780mmと少し高めだが、跨るとサスペンションが沈み込むので、殆どのライダーは足つきが良いだろう。前後のサスは自転車のダウンヒル用の軽量で高性能なものをベースにライトビー専用に設計をしている。ステップがやや後方にあるため、スタンディングポジションではモトクロッサーよりもトライアルバイクに近く操作性が良い。

ディテールチェック

▪️STYILING▪️原付ながら本格的なオフロードバイクで車重は52㎏と驚きの軽さ。シート高は780mmあるが、柔らかめの前後サスで足つき性は良い。

▪️METER▪️コンパクトで見やすい液晶デジタルメーターはバッテリー電圧も表示する。バッテリー残量はバーグラフとパーセントのダブル表示。

▪️RIDING MODE▪️走行シーンにあわせてエコモードとスポーツモードに切り替えが可能(走行中も)。走行中にスロットルを戻すと回生ブレーキが発生する。

▪️BATTERY&MOTOR▪️センターモーターをエンジンと同等位置に搭載し、モーターパワーはチェーンで後輪に伝える。脱着可能なバッテリーは約11㎏で、外しても、車載したままでも充電が可能な2Way式で便利だ。満充電までは約4〜5時間。

【COCKPIT】剛性と適度なしなりを持つテーパーハンドルは幅広で悪路での操作感が良い。変速機がなく後輪ブレーキの操作は左レバーで行う。

【FRONT FOOTWORK】調整可能なサスペンションやディスクブレーキシステムもライトビー専用に設計され、高性能で軽量なものを採用して走行性能を確保。


Specifications

パワーシステムMid-Drive BLDC Motor+FOC Sine Weve Controllor
駆動チェーン
サイズ1860×830×1215mm
シート高780mm
出力定格0.6kW・最大3.0kW
重量52kg
バッテリーリチウムイオン(脱着可能)
航続距離約70km
充電時間4〜5時間
ブレーキディスク
タイヤサイズ:70/100-17

悪路好きも納得の走り!

トリッキーな場所だけじゃない。ちょっとしたダートを見つけたら、走りたくなってしまうのがこの「L1J」の魔力。もちろん舗装路だってメチャ楽しい! 走行音が静かで、走行中に鳥の声が聞こえてくるのが電動バイクの世界だ!

 スロットルを開けると電動バイク特有のシュイィィーーンと音を発しながら力強く走り出す。このトルクのある加速は電動バイクの特徴のひとつで、変速機がないのでスロットルを開ければ最高速まで一気に加速していく。ブレーキもMTB用を採用しているが、車重やサスとのバランスがよく制動性能がとても良い。スペック上の最大走行距離は約70km(@20km/h時)で、これは路面や走り方、体重によっても変わってくるが、スロットルを戻した時のモーターの回転抵抗を電気エネルギーに変換してバッテリーに蓄電する回生ブレーキを備えるため、うまく使えば航続距離が少し伸びるのだ。

Surronには原付二種版もあります!


Light Bee L1e-C 

基本設計はL1Jと同じで、ひと回り大きな車体にパワーもトルクもUPしたモデル。スペ
ック上の最高速度は75km/hで、最大走行距離も約75km(@40km/h)だ。


Surronはここで試乗できます! 【e-TRAIL PARKイオン海老名店

 車両をe‒レンタル819海老名店で借りたので、併設するe‒トレイルパーク内の木道や切り株、パレットを積んだコースを特別に走らせてもらった。うひょー、楽しさMAX!オフロードバイクの本領を発揮するね!(※本来はライトビーXとSのみ走行可)低速時のトルクがあるから凸凹を軽く乗り越える力があり、エンストがないのも電動バイクのメリット。体重移動とスロットル開閉のタイミングを合わせるとより走破性能が増して、自分が上手くなった気分が味わえる。このバイクめちゃくちゃ面白い!

 電動バイクは乗って体感してみないとわからない。サーロンHPには試乗会情報も掲載しているので、ぜひ体験してみて下さいね!


業界きっての電動ツウ!

近藤スパ太郎(タレント/プロデューサー)

環境番組のパーソナリティを担当して電動バイクの強烈なパワーにひと目ぼれ。俳優・MCのほかWebメディアSPANGSSの編集長や、芸能・制作プロダクションの代表も務める。


※こちらの記事はモトチャンプ2023年6月号に掲載されたものです。