ポルシェから離れるブガッティとリマック

クロアチアを拠点とするフル電動自動車メーカー「リマックグループ」とポルシェは、2021年にブガッティとリマックを統合した「ブガッティ・リマック」を設立した。この合弁会社は、ポルシェが45%、リマックグループが55%の株式を保有。また、ポルシェはリマックグループの株式も20.6%取得していた。
それから5年、今回発表された取引では、ポルシェはブガッティ・リマックとリマックグループの全保有株式を、HOFキャピタルが主導する国際コンソーシアムへと売却することが発表された。国際コンソーシアムには最大の出資者のブルーファイブ・キャピタル(BlueFive Capital)をはじめ、米国やEUの機関投資家グループも含まれているという。
取引完了後は、リマックグループがブガッティ・リマックの支配権を取得する。継続的な成長を支援するため、HOFキャピタル、ブルーファイブ・キャピタルと戦略的パートナーシップを締結する予定だ。さらにHOFキャピタルは、リマックの創業者マテ・リマックと共に、リマックグループの最大株主として参画する。
ポルシェAGのミヒャエル・ライタースCEOは、今回の決定を受けて次のようにコメントした。
「リマックグループとともに合弁会社ブガッティ・リマックを設立したことで、ブガッティの将来に向けた基盤を確立することに成功しました。また、リマックグループに対する初期段階の投資家として、ポルシェはリマック・テクノロジーを高度な自動車技術企業へと成長させることにも貢献しました」
「今回の保有株式売却により、ポルシェは私たちのコア事業への集中をさらに明確に示しました。これまでの数年間にわたる建設的かつ信頼に満ちた協力に対し、マテ・リマック氏とそのチームにあらためて感謝します」
ブガッティ・リマックのマテ・リマックは、以下のようにポルシェへの感謝を表明している。
「ポルシェは極めて重要なパートナーであり、ブガッティ・リマックの設立におけるその役割に、深く感謝しています。彼らの支援によって築かれた強固な基盤により、私たちは長期的なビジョンの実現に向けて、これまで以上に迅速に行動できる体制を手に入れました。そして、新たなパートナーとの協業を楽しみにしています」

