TESLA Model Y L
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Volkswagen ID. Buzz Pro NWB

広大な室内空間を誇るワンボックスフォルム

2025年6月、テスラはフル電動クロスオーバー「モデル Y」のホイールベースを150mm延長した6人乗り仕様「モデル Y L」を発表。フロントセクションは同一デザインながらルーフラインを再設計し、3列目シートを備え、テスラの現行ラインナップ最大の乗員定員となる6シーターを実現した。

フォルクスワーゲンは、2022年にブランド初のフル電動マルチパーパスバン「ID. Buzz」を発表。フォルクスワーゲンが独自開発したフル電動パワートレイン「MEB(モジュラー・エレクトリックドライブ・マトリクス)」をベースに、6人乗りの「ノーマルホイールベース(NWB)」とホイールベースを約250mm延長した7人乗り「ロングホイールベース(LWB)」の2種をラインナップする。

どちらも2列目にキャプテンシート、3列目にベンチシートを配置した6人乗りとなるが、全長はモデル Y Lが、ID. Buzz NWBより193mmも長い。一方で全高はワンボックスフォルムのID. Buzz NWBが255mmも高く、ヘッドスペースや使い勝手の良いラゲッジルームなどは大きな美点と言えるだろう。

テスラ モデル Y L

ボディサイズ=全長4908mm×全幅1920mm×全高1670mm
ホイールベース=3040mm
車両重量=2090kg
タイヤサイズ=255/45R19(前)、275/45R19(後)

フォルクスワーゲン ID. Buzz Pro NWB

ボディサイズ=全長4715mm×全幅1985mm×全高1925mm
ホイールベース=2990mm
車両重量=2550kg
タイヤサイズ=235/55R19(前)、255/55R19(後)

800kmに迫る航続距離による高い実用性

モデル Y Lは、前後アクスルにモーターを搭載したAWDのみの販売となり、最大航続距離はテスラが現在販売中するモデル最長の788km(WLTCモード)を誇る。ID. Buzzは最高出力286PS、最大トルク560Nmを発揮する電気モーターをリヤアクスルに搭載し、84kWh容量のリチウムイオンバッテリーにより、航続距離は554kmが確保された。

テスラ モデル Y L

パワーユニット=2モーター+リチウムイオンバッテリー
リヤモーター出力=-
最大トルク=-
駆動方式=AWD
最大航続距離=788km

フォルクスワーゲン ID. Buzz Pro NWB

エンジン形式=1モーター+リチウムイオンバッテリー
最高出力=286PS/3581〜6500rpm
最大トルク=560Nm/2100〜5500rpm
駆動方式=RWD
最大航続距離=524km

750万円を切る価格を実現した「モデル Y L」

モデル Y Lのコクピットは、操作系を集約した16インチタッチスクリーンをセンターに配置。後席用として、センターコンソールに8インチタッチスクリーンを標準装備する。ID. Buzzは5.3インチドライバーインフォメーションディスプレイとセンターに12.9インチタッチスクリーンを配置。クールなテスラに対し、フォルクスワーゲンらしく色調も含めてポップな雰囲気が広がる。

同じ3列シートを備えたBEVながら、2台の立ち位置は対照的だ。ID. Buzz NWBは、ミニバンならではの広大な室内空間やスライドドアを備え、家族の移動だけでなく、ビジネスユースをもカバーしてくれる。さらにフォルクスワーゲン タイプ2を思わせるフォルムは、唯一無二の存在感をアピールする。

一方、モデル Y Lは高い実用性に加え、ID. Buzz NWBを200kmも凌ぐ800kmに迫る航続距離を実現。デイリーユースから長距離ドライブまで1台でこなせる高い汎用性が魅力だ。さらに750万円を下まわる価格設定は、ID. Buzz Pro NWBと比べて約140万円も抑えられており、日本のハイブリッドミニバン市場にさえ食い込む可能性を秘めている。

車両本体価格

テスラ モデル Y L プレミアム 749万円
フォルクスワーゲン ID. Buzz Pro NWB 888万9000円

TESLA Model Y L × TESLA Model Y RWD

待望の6シーターフル電動クロスオーバー「テスラ モデル Y L」は「モデル Y」からどこが変わった?

2026年4月3日、テスラは3列シートを備えたフル電動クロスオーバー「モデル Y L」を発表し、日本での販売をスタートした。ベースとなった2列シート仕様の「モデル Y」とスペックを比較し、どこに違いがあるのかチェックしてみよう。