2025年12月に開催されたREVSPEED筑波スーパーバトルで、スーパーオートバックス サンシャインKOBEのGR86は1’01.627と自己ベスト更新を果たした。アタック担当は開発ドライバーも務める谷川達也だ。
自然吸気で、かつ、保安基準適合のストリートクラスにおいて、圧巻のタイムだが、ライバルと凌ぎを削る中で、精力的にテストを行い、パフォーマンスの向上とカスタマーへのフィードバックを図る。

2026年2月の岡山国際レブスピードミーティングでは、当日、持ち込まれた制動屋の新作リア2POTキャリパーを現場で装着。
既存のビッグローターに対応の鋳造2POTキャリパーのアップデート版。削り出しによって軽量化が施されている。それによるリアまわりの運動性能の向上に期待だ。
ちなみに、フロントは同社製の4POTキャリパーキットで、その前後の制動バランスも気になるところ。
前後とも制動屋のブレーキシステムを採用。フロントは従来どおり、リアはビッグローター仕様をベースに新型キャリパーにアップデート。
クラッチはORCシングル400Lightを250Lightに交換。リアのアッパーアームはレヴォーグの純正アルミ製を流用。そのほかは筑波スーパーバトルのままとなる。

まずはセッティングもタイムアタックも詰めてきたADVAN A08Bで走行。SAサンシャインKOBEの小杉洋史さんは「昨年、A08Bを軸にセッティングを徹底的に詰めたことで、筑波1分1秒台を連発できる領域に達しました」という。
この日はADVAN A052やPOTENZA RE-71RZにも履き替えて、マッチングをチェック。サイズはA08Bが245/40R18、A052とRE-71RZは255/35R18だ。

谷川達也のコメントは以下のとおり。
「リアキャリパーは制動力に劇的な変化はないものの、軽さは大きな武器となりそう。パッドの選択で、自身が好む4輪で沈み込むように止まる前後バランスが得られました。
タイヤについては、A08Bに合わせ込んだ足まわりなので、この日のベストもA08Bですし(1分42秒822)、A052も同じADVANなので、割と対応。しかし、RE-71RZはフロントの手応えに対して、リアの動きが唐突になり、専用のセッティングを施す必要がある感じました」という。
SAサンシャインKOBEではRE-71RZのパフォーマンスにも注目していて、今後はこのタイヤでのセット出しも進めていく予定だ。



SPIRITの車高調キットは、フロントがF Spec-Sベース、リアがR Spec-Rベースとなる。HALスプリングのフロント12kg/mm、リア14kg/mmを組み合わせる。

リアアッパーアームは、レヴォーグ STI Sport純正のアルミ製を流用。バリューに数kg単位の軽量化を実現し、フットワークの改善にも貢献する注目のメニュー。


<おもな仕様>
■SA浜松 SPORT ECU現車合わせセッティング
■EVENTURIインテークシステム
■HKS GT-SPECエキマニ
■SARDフルチタンマフラー
■Revolutionオイルクーラー
■ORCシングルクラッチ250light
■CUSCOプロアジャスト1.5way L.S.D.
■ファイナルギア4.5
■SPIRIT車高調キット(F Spec-Sベース R Spec-Rベース)
■HALスプリング(F 12kg/mm R 14kg/mm)
■レヴォーグSTI Sport EX R純正アルミ製リアアッパーアーム/リアロアアーム
■OKUYAMAボディ補強パーツ
■制動屋 ブレーキキット (F 4POT×350mm R 2POT×326mm)/RM551ブレーキパッド
■ADVAN A08B(245/40R18)
■TWS T66-F(18×9.5J inset 45)
■HKSフロントスポイラー/サイドスカート
■GReddy×VOLTEX リアアンダースポイラー/リアウイング
■ レカロRMSバケットシート





