Aston Martin DB12 S
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Aston Martin Vanquish
ボディをストレッチしたグランドツアラー




アストンマーティンは2+2グランツーリスモ「DB12」の高性能版「DB12 S」を、2025年10月に投入した。高速時に効果を発揮する専用エアロダイナミクスが奢られ、強化された4.0リッターV型8気筒ツインターボ、足元にはカーボンセラミックブレーキが採用された進化版である。
その1年前の2024年9月、アストンマーティンはフラッグシップクーペ「ヴァンキッシュ」を6年ぶりに復活させた。DB12のホイールベースを80mmストレッチし、フロントにアストンマーティン伝統の5.2リッターV型12気筒ツインターボエンジンを搭載する。
堂々たるアピアランスを持つヴァンキッシュは、DB12 Sより全長が130mm、前述のようにホイールベースが80mm拡大されたことで、フラッグシップに相応しい余裕を持った室内空間を実現した。
アストンマーティン DB12 S
ボディサイズ=全長4725mm×全幅2045mm×全高1295mm
ホイールベース=2805mm
車両重量=1820kg
タイヤサイズ=275/35/ZR21(前)、325/30/ZR21(後)
アストンマーティン ヴァンキッシュ
ボディサイズ=全長4855mm×全幅2044mm×全高1290mm
ホイールベース=2885mm
車両重量=1910kg
タイヤサイズ=275/35/ZR21(前)、325/30/ZR21(後)
4.0リッターV8ツインターボと5.2リッターV12ツインターボ




DB12 Sは最高出力700PS、最大トルク800Nmを発揮する、メルセデス AMG製4.0リッターV型8気筒ツインターボをフロントに搭載する。一方、ヴァンキッシュの5.2リッターV型12気筒ツインターボは、最高出力835PS、最大トルク1000Nmを絞り出し、最高速で20km/h、0-100km/h加速は0.2秒もDB12 Sを凌いでみせた。
アストンマーティン DB12 S
エンジン形式=V型8気筒ツインターボ
排気量=3982cc
最高出力=700PS/6000rpm
最大トルク=800Nm/2750〜6000rpm
トランスミッション=8速AT
駆動方式=RWD
最高速度=325km/h
0-100km/h加速=3.5秒
アストンマーティン ヴァンキッシュ
エンジン形式=V型12気筒ツインターボ
排気量=5204cc
最高出力=835PS/6500rpm
最大トルク=1000Nm/2500〜5000rpm
トランスミッション=8速AT
駆動方式=RWD
最高速度=345Km/h
0-100km/h加速=3.3秒
最後の純内燃機関V12搭載GTとなる可能性




DB12 Sとヴァンキッシュは、ともに10.25インチのTFTドライバーディスプレイと10.25インチのタッチスクリーンを採用し、英国のクラフトマンシップを随所に感じさせるインテリアを構築。基本となるデザイン思想は共通しているものの、ヴァンキッシュにはフラッグシップに相応しい、より上質で特別感あふれるキャビン空間が広がる。
現代アストンマーティンが掲げる“理想像”を体現したDB12 Sとヴァンキッシュ。DB12をベースに運動性能を鍛え上げたDB12 Sは、長距離移動での快適性とスポーツ性を高次元でバランスさせた。「2+2」レイアウトによる実用性に加えて、ヴァンキッシュよりも2000万円近い安い価格的アドバンテージを持つ。
対するヴァンキッシュは、「純内燃機関搭載アストンマーティンの頂点」に君臨。専用開発されたV12ツインターボは最高出力800PSを超え、圧倒的なパワーで後輪を駆動する贅沢感は、他で味わうことができない。現在の趨勢を考えれば、アストンマーティンにとって“最後の純V12搭載GT”となる可能性もある特別な1台だ。
車両本体価格
アストンマーティン DB12 S 3290万円
アストンマーティン ヴァンキッシュ 5290万円


