いよいよ夏本番。今年もほてった体を冷やしてくれる、アイスコーヒーの美味しい季節がやって来た!最近では手軽に本格的な味が堪能できる、コーヒーマシンを採用したコンビニのコーヒーが大人気。ここではコンビニエンスストアの最大手3社「セブンイレブン」「ローソン」「ファミリーマート」が自信を持ってオススメする、美味しいアイスコーヒーを、実際に購入して徹底検証。味だけでなく、コーヒーの量、氷の量、氷の解け具合などを、マニアックな目線で調査してみた。 PHOTO/REPORT●北 秀昭(KITA Hideaki) 調査日:2020年5月25日

現在、大手コンビニエンスストアでは自動のコーヒーマシンを導入し、缶コーヒーよりも安い価格で、本格的なコーヒーを提供するようになった。 最近、街を眺めても、オフィス内を見ても、サービスエリアを歩いてみても、缶コーヒーより、コンビニコーヒーのカップを持っている人の方が多い気がしません? かつてはオッサンのイメージが強かった缶コーヒーだが、今では若い女性が、当たり前のようにコンビニのコーヒーを片手にし、すっかりオシャレなイメージに変身♪ そのくらい、コンビニコーヒーは人気を獲得し、我々の生活の中に溶け込んでいる。 普段我々が何気なく利用しているコンビニのコーヒーだが、各社の公式ウェブサイトや、ブロガーなどのコンビニコーヒー関係の記事をチェックしてみると、それぞれにこだわりや違いがある模様。コンビニのコーヒー1杯の中にも、各社の情熱というか、「ウチのコーヒーは、他社とは違う!」という意気込みが、筆者的にはヒシヒシと伝わってくるわけだ。 というわけで、ここでは夏場に体も心も癒してくれる、コンビニエンスストア自慢のアイスコーヒーをクローズアップ。味の違いだけでなく、コーヒーの量、氷の量、氷の解け具合など、マニア目線でリサーチしてみた。


【計測日の状況と計測方法】 ・調査日時:2020年5月25日 午後 ・計測日の最高気温:25℃(気象庁発表) ・購入場所:3社とも近所のコンビニエンスストア(千葉県某市/自転車で数分) ・計測の条件:今回は氷が程よく溶けた状態=コンビニエンスストア内でコーヒーをカップに注入し、10分後を「飲み頃」と仮定 ・計測した数値は実測値 ※を除く


セブンイレブンのアイスコーヒー Rサイズ:100円 Lサイズ:180円





●セブンイレブン R ・価格:100円 ・コーヒーの量(飲み頃):180ml ・氷の量:35g ・※氷の量(表示量):120g ・カップの重さ(上蓋含まず):12g ・総量(カップ+コーヒーの重さ):234g ☆1円あたりのコーヒーの量(飲み頃):1.80ml ☆1mlあたりの価格(飲み頃):0.56円 ●セブンイレブン L ・価格:180円 ・コーヒーの量(飲み頃):300ml ・氷の量:25g ・※氷の量(表示量):170g ・カップの重さ(上蓋含まず):15g ・総量(カップ+コーヒーの重さ):354g ☆1円あたりのコーヒーの量(飲み頃):1.67ml ☆1mlあたりの価格(飲み頃):0.60円 セブンイレブンのアイスコーヒーは、セルフ購入方式。店舗内の冷凍庫から、氷の入ったアイスコーヒー専用カップをレジに持参して精算。自分でカップの上フィルム(写真上の白いフィルム)を剥がし、自動のコーヒーマシンでMもしくはLのボタンをプッシュするシステムだ。 セブンイレブンのアイスコーヒーの場合、RとLを比較してみると、1円あたりのコーヒーの量(飲み頃)はRが0.13ml多く、1mlあたりの価格(飲み頃)はRが0.04円安い。つまりLよりもRの方が、コストパフォーマンスはやや高いのが特徴だ。
テイスティング♪ 「セブンイレブン」のアイスコーヒーは、ローソンとファミマの中間くらいの苦み。万人向けの美味しさ!
セブンイレブンのアイスコーヒーは、ローソンとファミリーマートの中間的な苦みがある。言い換えれば、とってもバランスの良い味わいが特徴的。 セブンイレブンのアイスコーヒーは、口当たりが非常に良く、とっても飲みやすいので、「コーヒーはあまり好きではない」という人にもオススメできそうなイメージ。ローソンやファミリーマートのアイスコーヒーに比べ、セブンイレブンのアイスコーヒーは、万人受けする味わいに仕上げているのかな? と感じた。
☆セブンイレブンのアイスコーヒー 栄養成分 ・Rサイズ 熱量:9kcal、たんぱく質:0.4g、脂質:0.1g、炭水化物:1.7g(糖質:1.4g・食物繊維:0.3g)、食塩相当量:0.0g ・Lサイズ 熱量:11kcal、たんぱく質:0.6g、脂質:0.1g、炭水化物:2.4g(糖質:1.9g・食物繊維:0.5g)、食塩相当量:0.0g
ローソンのアイスコーヒー Sサイズ:100円 Mサイズ:150円




●ローソン S ・価格:100円 ・コーヒーの量(飲み頃):180ml ・氷の量:65g ・※氷の量(表示量):非表示 ・カップの重さ(上蓋含まず):11g ・総量(カップ+コーヒーの重さ):261g ☆1円あたりのコーヒーの量(飲み頃):1.80ml ☆1mlあたりの価格(飲み頃):0.56円 ●ローソン M ・価格:150円 ・コーヒーの量(飲み頃):250ml ・氷の量:63g ・※氷の量(表示量):非表示 ・カップの重さ(上蓋含まず):14g ・総量(カップ+コーヒーの重さ):332g ☆1円あたりのコーヒーの量(飲み頃):1.67ml ☆1mlあたりの価格(飲み頃):0.60円 ローソンのアイスコーヒーは、セルフ式のセブンイレブンやファミリーマートとは異なり、店員さんが作ってくれる方式。コンビニエンスストアののライバル2社に比べ、「レジにカップを持っていく」「コーヒーマシンでコーヒーを注ぐ」手間を省いているのが特徴だ。機械に弱い女性や、お年寄りには、非常に優しいとサービスだと思う。 ローソンのアイスコーヒーのSとMを比較してみると、1円あたりのコーヒーの量(飲み頃)はMが0.13ml多く、1mlあたりの価格(飲み頃)はRが0.04円安い。つまりMよりもSの方が、コストパフォーマンスはやや高いのが特徴。これはセブンイレブンのR&Lとまったく同じだ。 注目したいのは、ローソンとセブンイレブンの氷の量の実測値の違いだ。セブンイレブンはローソンに比べ、10分後の氷の量が、4割ほど少ないのがポイント。なお、セブンイレブンのアイスコーヒーの氷は、20分後には、ほぼ溶けて無くなっていた。 セブンイレブンのアイスコーヒーは、「多量の氷を溶かすこと」で、バランスの良い味わいを演出しているのかな? と感じた。つまり、注入されるコーヒーを濃い目にし、温度を高めに設定することで、他のコンビニには真似の出来ない、独自のテイストを実現しているわけだ。
テイスティング♪ 「ローソン」のアイスコーヒーは、3社の中でもっともビターな大人の味
ローソンのアイスコーヒーは、セブンイレブンやファミリーマートに比べ、ビターな風味を強調した、濃厚で大人のテイストに仕上がっている印象。「コーヒーが大好き」「コーヒーには少々うるさい」という人も、納得できる味に仕上がっていると感じた。缶コーヒーやボトルコーヒーでは表現できない繊細さが、ローソンのアイスコーヒーには凝縮されている。 Sサイズは容量180ml(飲み頃10分後の実測値)で、缶コーヒーよりも安い100円というコストパフォーマンスを実現。個人的には好み。「この味を、よく100円で達成したものだ」「セブンイレブンやファミリーマートよりも、頭ひとつ抜きん出ているかな?」と感じた。
☆ローソンのアイスコーヒー 栄養成分 ・Sサイズ カロリー6kcal、たんぱく質0.3g、脂質0.3g、炭水化物1g、食塩相当量0g ・Mサイズ カロリー9kcal、たんぱく質0.4g、脂質0.4g、炭水化物1.3g、食塩相当量0g
ファミリーマートのアイスコーヒー Sサイズ:100円 Mサイズ:180円





●ファミリーマート S ・価格:100円 ・コーヒーの量(飲み頃):170ml ・氷の量:66g ・※氷の量(表示量):130g ・カップの重さ(上蓋含まず):11g ・総量(カップ+コーヒーの重さ):250g ☆1円あたりのコーヒーの量(飲み頃):1.70ml ☆1mlあたりの価格(飲み頃):0.59円 ●ファミリーマート M ・価格:180円 ・コーヒーの量(飲み頃):300ml ・氷の量:40g ・※氷の量(表示量):170g ・カップの重さ(上蓋含まず):14g ・総量(カップ+コーヒーの重さ):354g ☆1円あたりのコーヒーの量(飲み頃):1.67ml ☆1mlあたりの価格(飲み頃):0.60円 ファミリーマートのアイスコーヒーは、セブンイレブンと同じくセルフ方式。店舗内の冷凍庫から、氷の入ったアイスコーヒー専用カップを持参し、レジで精算。自分でカップの上フィルム(写真上の白いフィルム)を剥がし、自動のコーヒーマシンでSもしくはMのボタンをプッシュするシステムを採用している。 SとMを比較してみると、1円あたりのコーヒーの量(飲み頃)はSが0.03ml多く、1mlあたりの価格(飲み頃)はSが0.01円安い。つまりMよりもSの方が、コストパフォーマンスは若干高い。「大きなサイズよりも、小さい方がコスパが高い」という結果は、ファミリーマート、セブンイレブン、ローソンの3社に共通した点だった。 3社の小さいサイズを比較した場合、コーヒーの量は、他の2社が180mlなのに対し、ファミリーマートは170mlと若干少なめで、コスパはやや低下。ただし大きいサイズは、1mlあたりの価格(飲み頃)が3社とも0.60円と共通だ。 3社の小さいサイズを氷の量で比べてみた場合、ファミリーマートはローソンとほぼ同じだが、セブンイレブンは2社の6割程度と少なめ。20分程度で、氷がほぼ溶けてしまったセブンイレブンに比べ、ファミリーマートはローソンと同じく、20分経過時でもまだ氷は残っていた。その結果から、今回の実験では、 ●セブンイレブンのアイスコーヒー……氷が溶けやすいので、早めに飲んだ方がオススメ ●ファミリーマートとローソンのアイスコーヒー……氷が溶けにくいため、冷たさが持続される ことが確認できた(あくまでも今回の実験でのお話です)。
テイスティング♪ 「ファミリーマート」のアイスコーヒーは、口当たりの良さが絶妙!
ファミリーマートのアイスコーヒーは、3社の中でもっとも口当たりが良く、苦味が少なめで飲みやすいのが特徴。一定の時間が経過し、氷が溶けてしまっても、安定のある深みの効いた、アイスコーヒーならではのコクが楽しめた。 ビターな印象の強いローソンに比べ、ファミリーマートは苦みが少なく、スッキリとした味わいが印象的。汗をかいて喉が渇いた時などには、ゴクゴクと美味しく飲めそうだ。コーヒー独特の苦みが苦手な人や、小さな子供には最適かなと感じた。
☆ファミリーマートのアイスコーヒー 栄養成分 ・Sサイズ 熱量:6kcal、その他は非公表 ・Mサイズ 熱量:9kcal、その他は非公表
今回の計測結果 まとめ

実験結果を元にまとめたのが上の表。 これに加えて、先述の各社が公表している成分表も見てみると、S(R)サイズとM(L)サイズの熱量の増加差と価格差との比率は、「大きいサイズを選んだ割にはコーヒーのボリューム(熱量)はそれほど大きくは無い」傾向にある。 コーヒー好きの筆者としては、毎回M(L)サイズをどーん買って氷で薄まってしまったコーヒーをだらだら飲むよりも、その都度S(R)サイズのコーヒーをグビグビっと適度な濃さで飲む方が良いかも!と思ってしまった。 ※注1:上記はあくまでも筆者による実測値です。実験手法・手順・段取り、また各店舗の環境、気象状況等により異なります。 ※注2:各アイスコーヒーのテイスティングは、あくまでも筆者の感想です。個人の味覚・好み・健康状況等により異なります。
