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今日は何の日?

■米国生産の2代目エクリプスを輸入販売

1995年6月19日に日本でデビューした三菱2代目「エクリプス」

1995(平成7)年6月19日、三菱自動車は米国クライスラーとの合弁会社であるDSM(ダイヤモンドスターモーターズ)で生産しているスポーツクーペ「エクリプス」2代目の輸入販売を始めた。2代目は、全体的に丸みを帯びたデザインとなり、リトラクタブルから固定式ヘッドライトに変更、翌1996年5月にはスパイダーも導入された。

クライスラーとの共同開発で生まれたエクリプス

三菱自動車は、重工から独立した1970年にクライスラーと資本提携を締結し、三菱車の一部を米国のクライスラーブランドで販売した。初代「エクリプス」は、三菱で設計し、1985年に設立されたクライスラーとの合弁会社DSM(ダイヤモンドスターモーターズ)で共同開発し、新設の工場で生産。1988年からまず米国で、1990年6月からは日本で輸入販売、クライスラーは兄弟車を米国で販売した。

1990年6月に日本で輸入販売を始めた三菱初代「エクリプス」
1990年6月に日本で輸入販売を始めた三菱初代「エクリプス」

エクリプスは、スタイリッシュな3ドアハッチバックのコンパクトクーペで、グリルレスのリトラクタブルヘッドライト、バンパー一体型のフロントスポイラー、大きく張り出したテールスポイラーなどによってスポーティさをアピールした。

三菱初代「エクリプス」ではワンメイクレースも行なわれた

パワートレーンは、最高出力140ps/最大トルク17.5kgmを発揮する2.0L 直4 DOHC、205ps/30.0kgmの同インタークーラーターボの2機種エンジンと、5速MTおよび4速ATの組み合わせで、駆動方式はFFに加えて4WDも選べた。

三菱初代「エクリプス」ではワンメイクレースも行なわれた

エクリプスは、スタイリッシュなデザインと高性能な走りで北米ではヒットモデルとなったが、日本では輸入車だったため価格が327万円と高額となり、さらに左ハンドルだったこともあり人気は限定的だった。

ランエボと同じ名機4G63型エンジンを搭載した2代目

三菱2代目「エクリプス」のリアビュー

エクリプスは1994年に2代目へとモデルチェンジし、日本へは1995年6月のこの日に輸入販売された。スタイリングは一新され、リトラクタブルヘッドライトをやめて横長のヘッドライトに変更し、初代よりも曲面を多用したダイナミックなフォルムに変貌した。

三菱2代目「エクリプス」のコクピット。左ハンドルで販売

パワートレーンは、ランエボにも搭載されていた最高出力220ps/最大トルク30.5kgmを発揮する2.0L 直4 DOHC インタークーラーターボエンジンのみで、トランスミッションは5速MTおよび4速ATが組み合わされた。駆動方式はFFながらパワフルな走りが実現されたが、販売は苦しんだ。

三菱2代目「エクリプス」のフロントシート

当時は、トヨタ「セリカ(T200)」、日産自動車「シルビア(S14)」、マツダ「RX-7(FD3S)」など人気のスポーツモデルが多かったこと、さらに5速MT車が236万円、4速AT車が247万円と割高感があったことが厳しい販売を強いられた要因だった。ちなみに、当時の大卒初任給は19.4万円程度(現在は約23万円)だったので、単純計算では現在の価値で約280万円(5速MT車)/293万円(4速AT車)に相当する。

1996年5月にデビューしたオープンモデルの三菱「エクリプス・スパイダー」

そして2年後1996年5月には、限定販売でオープンモデル「エクリプス・スパイダー」が追加された。電動トップを装備した個性的なスパイダーは、価格288万円の200台限定で販売され、こちらはすぐに完売となった。

その後のエクリプスの展開とクライスラーとの関係

2004年10月にデビューした三菱3代目「エクリプス・スパイダー」

エクリプスは、1997年7月に3代目にモデルチェンジして北米でデビューした。日本に投入されたのは2004年10月で、しかもオープンモデルのスパイダーのみだった。2005年には、4代目の販売が米国で始まったが日本では販売されず、スパイダーも2006年3月に国内販売を終了したことから、この時点でエクリプスは日本のラインナップから消えた。その後も4代目の北米での生産と販売は続いたが、2012年12月に生産を終え北米での販売も終了した。

三菱3代目「エクリプス・スパイダー」
三菱3代目「エクリプス・スパイダー」

初代エクリプスは、クライスラーでもエクリプスの兄弟車を発売していたが、1995年にDSMは三菱100%の子会社となったことから、クライスラーは2代目以降エクリプスの兄弟車を止め、エクリプスは三菱の専売モデルとなった。

三菱3代目「エクリプス・スパイダー」
2004年10月にデビューした三菱3代目「エクリプス・スパイダー」のクローズドスタイル

また2004年には、ダイムラー・クライスラーが三菱自動車の支援を打ち切ったため、この時点で三菱とクライスラーの関係は完全に解消された。北米でのエクリプス生産中止は、三菱の経営計画“ジャンプ2013”の一環として、販売不振の北米生産からの撤退を決断したためである。

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エクリプスが日本でデビューした頃は、日本のクーペ市場は徐々に縮小していったので、またすべての世代で左ハンドルという扱いにくい面もあり、日本市場ではヒットモデルとはならなかった。ただし、北米では初代と2代目はヒットモデルとして三菱の主力モデルであり、3代目、4代目は北米でもクーペ市場が徐々に縮小したので勢いは減速したが、それでも安定した販売を続けていた。
毎日が何かの記念日。今日がなにかの記念日になるかもしれない。

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