年間2万kmを走る現役のストリートマシン!

レプリカのきっかけは母の勧めだった!?

早朝の豆腐配送でドラテクを磨き、謎の走り屋“秋名のハチロク”として赤城レッドサンズの高橋涼介に勝利するまでの、アニメ版ファーストステージ仕様としているのが瀧柳さんの87年式後期スプリンタートレノだ。

購入したのは2012年。GC8インプレッサかDC2インテグラを狙っていたが高くて買えず、たまたまネットオークションで見つけた赤/黒ツートンのAE86超格安車を購入。頭文字Dファンだったお母さんが希望したので、親孝行のつもりでオールペンを実施したのが藤原拓海レプリカ製作のきっかけだ。

瀧柳さん拘りは、16バルブの4A-Gエンジン。オーバーレブやピストン焼付きのトラブル毎に載せ換えを行ない、現在搭載しているのが3基目。知り合いの某レーサーが組んだTRDピストン、メーカー不明ハイカム入りのファインチューン仕様で、排気系は不明タコ足+フジツボマフラーという構成だ。

ホイールはもちろんRSワタナベの8スポーク(FR6.5J×14)、タイヤには185/60-14サイズをマッチングする。車高調はブリッツのダンパーZZ-Rで、ディクセルのスリットローターとパッドでブレーキも強化済みだ。

サーキット走行のための6点式ロールケージと運転席のレカロフルバケは、拓海のファーストステージ時を上回る装備。ラゲッジスペースには、原作に登場する豆腐ケースをイメージしたアイテムをセット。

「頭文字Dは子供の頃に両親といっしょに観てました。ハチロクは走り以外でも子供から外国人まで注目されるのが嬉しいです。トラブルもありますが、クルマが燃えないかぎりは乗り続けるつもりです」とは瀧柳さん。続けて、「軽さがもたらすAE86の動きは、他のクルマでは味わえないもの。文太が言う『ハチロクはドライバーを育てるクルマ』というセリフに共感しますね」とのこと。

ひょんなきっかけでスタートした頭文字Dレプリカ仕様ハチロクライフだが、オーナーの瀧柳さんは未だその魅力に取り憑かれているわけだ。

「5万円で手に入れたAE86レビンと40年の物語」昭和の名機4A-Gを味わい尽くすメカチューン仕様!

20歳の頃に5万円で譲り受けたAE86レビンと40年。セルシオやランエボへ乗り換えた時期もあったが、この一台だけは手放さなかった。磨き上げられたボディと快音4A-Gが物語る、究極のハチロク愛に迫る。