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今日は何の日?

■フレンドリーエコハッチバックをテーマに開発された4代目マーチ

2010年7月13日にデビューした日産4代目(K13型)「マーチ」

2010(平成22)年7月13日、日産自動車は日産を代表するグローバルコンパクトカー「マーチ」の4代目(K13型)を発売した。1982年10月の誕生以降、キュートなスタイリングと軽快な走りで人気のコンパクトカーだが、4代目は“フレンドリーエコハッチバック”をテーマに、主として低燃費をアピールした。

グローバルコンパクトカーとして誕生したマーチ(K10型)

1970年代後半は、1977年発売のダイハツ「シャレード」や1979年のホンダ「シティ」など人気モデルの登場で、コンパクト市場は一気に活況を呈した。

1982年10月にデビューした日産初代(K10型)「マーチ」

この盛り上がったコンパクトカーブームに対応するため、日産は1982年10月に初代「マーチ」を投入した。初代マーチは、内外装を著名なイタリア人デザイナーのジウジアーロがデザインし、洗練された親しみのある3ドア/5ドアハッチバックスタイルと運転のしやすさが特徴だった。

日産初代(K10型)「マーチ」に搭載されたエンジン
日産初代(K10型)「マーチ」に搭載されたエンジン

パワートレーンは、日産初のアルミ製エンジンの最高出力57ps/最大トルク8.0kgmを発揮する1.0L 直4 SOHCエンジンと4速/5速MTおよび3速ATの組み合わせ、駆動方式はFFのみ。

初代マーチは、欧州では「マイクラ」の車名で販売され、日本と同様欧州でも人気を獲得した。

欧州でも高い評価を獲得した2代目(K11型)

1992年1月にデビューした日産2代目(K11型)「マーチ」

1992年1月、マーチは初めてのモデルチェンジで2代目に移行した。2代目は、プラットフォームやエンジンなどすべてを一新し、ホイールベースを60mm長くして、室内空間の拡大と走行安定性の向上が図られた。

先代と同じ3ドア/5ドアハッチバックだが、スタイリングは初代が直線基調だったのに対し、2代目は角が取れた丸みのあるものとなった。パワートレーンは、新開発の58ps/8.1kgmの1.0L 直4 DOHC、79ps/10.8kgmの1.3L 直4 DOHCの2種エンジンと5速MT/4速ATおよびCVTの組み合わせ、駆動方式はFFのみ。

日産2代目(K11型)「マーチ」に搭載されたエンジンとコクピット

その他、パワーステアリングやエアコン、テールゲートオープナー、電動ミラー、パワーウインドウをほぼ全車に標準装備して、実用的なファミリカーとして完成度が高められた。

2代目マーチは、1992年の“日本カー・オブ・ザ・イヤー”に加え、日本車としては初となる“欧州カー・オブ・ザ・イヤー”も受賞。2代目マーチの完成度の高さが世界に認められたのだ。

キュートなデザインと優れた走りで人気を加速した3代目(K12型)

2002年3月にデビューした日産3代目(K12型)「マーチ」

2002年3月にデビューした3代目マーチは、それまでのマーチの基本コンセプトを継承しながらも、2代目よりさらに丸みを持たせた、愛くるしいキュートなスタイリングとなった。

日産3代目(K12型)「マーチ」に搭載されたエンジン

パワートレーンは、新開発の68ps/9.8kgmの1.0L 直4 DOHC、90ps/12.3kgmの1.2L 直4 DOHC、98ps/14.0kgmの1.4L 直4 DOHCの3種エンジンと、4速ATおよび5速MTの組み合わせで、駆動方式はFFのみ。超低排出ガス車の認定を受け、同時に低燃費と快速な走りが高い評価を受けた。

当時は、トヨタ「ヴィッツ(1999年~)」、ホンダ「フィット(2001年~)」が大ヒットしてコンパクトカーの競争が激化していた。ヴィッツとフィットには及ばなかったが、3代目マーチの初年度の販売は平均1万台/月を超え、その後も最低でも5000台をキープして大健闘した。

3代目マーチは、同年9月にFFベースに後輪をモーターでアシスト駆動する“e・4WD”、2004年12月にはレトロ調の「ボレロ」、2007年7月には電動開閉ハードトップのオープン「マイクラC+C」を輸入販売するなど、商品力強化が行なわれた。

タイ生産に変更された4代目(K13型)

2010年7月13日にデビューした日産4代目(K13型)「マーチ」

4代目マーチは、2010年7月のこの日にデビューした。注目されたのは、従来の国内生産から低コストで生産可能なタイ工場での生産に切り替えて、日本では輸入販売という形で発売されたこと。

日産4代目「マーチ」のリアビュー

マーチ伝統の“フレンドリー”というDNAを引き継ぎ、4代目は時代の要求に応えて“フレンドリーエコハッチバック”をテーマに開発。ボディはひとまわり拡大して室内は広くなったが、新開発のVプラットフォームの採用によって、プラットフォーム単体で50kgの軽量化に成功したという。

日産4代目(K13型)「マーチ」の居住性、乗降性
日産4代目(K13型)「マーチ」のラゲッジスペース

スタイリングは、丸いヘッドランプとアーチを描くサイドウインドウによって、“フレンドリー”を継承。インテリアは、ゆるやかな曲線とあたたかみのある曲面が、インストルメントパネルの左右に作り出す個性的な空間を演出し、女性ユーザーを意識したやさしさと運転のしやすさが特長だった。

日産4代目「マーチ」搭載の1.2L 直3エンジン
日産4代目(K13型)「マーチ」のパッケージング
日産4代目(K13型)「マーチ」Vプラットフォーム
日産4代目(K13型)「マーチ」CVT

パワートレーンは、新開発の最高出力79ps/最大トルク10.8kgmの1.2L 直3 DOHCエンジンと、同じく新開発の副変速機付エクストロニックCVTの組み合わせ。副変速機を付けることで8段AT並みという変速比幅が実現され、さらにFF車の一部グレードにはアイドリングストップ機能も標準装備され、これにより26.0km/L(10・15モード)の優れた燃費が達成された。

日産4代目「マーチ」のコクピット
日産4代目「マーチ」のシートレイアウト

車両価格は、99.9万~146.895万円(2WD)/140.49万~164.43万円(e・4WD)に設定された。

日産4代目「マーチ」のサイドビュー

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2000年以降、ピックアップトラックを中心に日本メーカーは、需要が見込まれるアジアでの展開を図り、生産拠点として人件費と製造コストの低いタイを生産拠点とした。コンパクトカーについても、「マーチ」や三菱自動車「ミラージュ」などがタイ生産に切り替え、日本では輸入販売の形を取った。品質の確保が課題視されたこともあったが、多くの日本人技術者が現地での立ち上げに参加することで、特に大きな問題は起こっていない。
毎日が何かの記念日。今日がなにかの記念日になるかもしれない。

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