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今日は何の日?

■マーチの人気特別仕様車ボレロの2代目後期型デビュー

2007年6月にデビューした2代目後期「ボレロ」

2007(平成19)年6月5日、日産自動車の関連会社であるオーテックジャパンは3代目マーチのマイナーチェンジに合わせて新型「ボレロ」を設定し発売を始めた。初代ボレロは、2代目マーチ(K11型)をベースに誕生、今回発売されたボレロは3代目マーチ(K12型)ベースの2代目後期型ボレロである。

ボレロのベースは世界戦略リッターカーのマーチ

1982年にデビューした初代「マーチ」

ボレロを開発したオーテックジャパンは、1986年に設立された日産自動車のグループ会社である。日産車をベースに特装車を作るメーカーであり、最近は日産純正の人気カスタムカーを多数開発している。

1982年にデビューした初代「マーチ」

初代マーチ(K10型)は、リッターカーのパイオニアとして1982年10月に誕生した。内外装を著名なデザイナーのジウジアーロがデザインし、洗練されたハッチバックスタイルと運転のしやすさが特徴だった。

パワートレーンは、最高出力57ps/最大トルク8.0kgmを発揮する日産初のアルミ製1.0L 直4 SOHCと4速/5速MTおよび3速ATの組み合わせ、駆動方式はFF。欧州では「マイクラ」の車名で販売され、日本と同様に欧州でもヒットした。

1992年にデビューした2代目「マーチ」

1992年1月にモデルチェンジした2代目(K11型)は、丸みを帯びたキュートなデザインに変更され、ホイールベースを延長して室内空間を拡大。エンジンは、58ps/8.1kgmの1.0L、79ps/10.8kgmの1.3L 直4 DOHCに変更してパワーアップし、走りについてもレベルアップを図った。

2代目マーチも初代同様、日欧で高い評価を受けてヒットモデルとなった。

2代目マーチに初めてボレロを設定

1997年10月、2代目マーチをベースにオーテックジャパンが開発した「ボレロ」が誕生した。

1997年にデビューした2代目マーチのカスタマーカー初代「マーチボレロ」

ボレロは、専用丸型ヘッドライトや大型のメッキグリル、メッキオーバーライダーなど、レトロ調の高級感のあるデザインが特徴。さらに、リアについてもリヤコンビランプを丸型とし、メッキバックドアモールなどで個性をアピールした。

内装も大幅に手が加えられ、アイボリーのシート表皮に合わせてメーターやエアコンパネルにも同系色を採用。さらにインパネやステアリングの一部をウッド調とすることで、スタイリング同様レトロな雰囲気を醸し出した。

3ドアと5ドアが設定されたが、車両価格は3ドアの1.0L仕様で127.8万円(5速MT)/135.3万円(4速AT)、1.3L仕様で158.7万円(5速MT)/168.5万円(CVT)に設定された。

レトロ風で斬新なデザインのボレロは、レトロ好きで個性を大事にするユーザーから大いに歓迎された。

2代目ボレロのベースとなった3代目マーチ

2002年3月にモデルチェンジした3代目「マーチ(K12型)」

2002年3月にモデルチェンジした3代目マーチ(K12型)は、それまでの基本コンセプトを継承しながらも、2代目よりさらに丸みを持たせた愛くるしいキュートなスタイリングに変貌。特に、ヘッドライトとグリルに内蔵されたフロントターンランプ、ヘッドランプに融合されたヘッドランプマーカーなどが印象的だった。

2002年3月にモデルチェンジした3代目「マーチ(K12型)」

パワートレーンは、新開発の68ps/9.8kgmの1.0L 直4 DOHC、90ps/12.3kgmの1.2L 直4 DOHC、98ps/14.0kgmの1.4L  直4 DOHCの3種エンジンと、電子制御4速ATおよび5速MTの組み合わせで、駆動方式はFFのみ。超低排出ガス車の認定を受け、同時に低燃費と快速な走りが高い評価を受けた。

車両価格は95.3万~132.0万円。当時は、トヨタ「ヴィッツ(1999年~)」、ホンダ「フィット(2001年~)」が登場してコンパクトカーの競争が激化。大ヒットしたヴィッツとフィットには及ばなかったが、3代目マーチも大健闘した。

3代目マーチに前期型と後期型のボレロを設定

2004年12月にデビューした3代目マーチベースの2代目前期型「ボレロ」
2004年12月にデビューした3代目マーチベースの2代目前期型「ボレロ」

2004年12月には、3代目マーチに2代目となる「ボレロ」が設定された。懐かしさと温かみのあるワンランク上のクルマというコンセプトは引き継がれ、特徴的なカタチのヘッドライトとラジエターグリル、フォグランプが組み込まれて、より愛らしい表情になった。

2004年12月にデビューした3代目マーチベースの2代目前期型「ボレロ」
2004年12月にデビューした3代目マーチベースの2代目前期型「ボレロ」

その他にも、専用のシート地や本革巻き3本スポークステアリングなどが専用装備で揃えられ、リアのオーバーライダーやサイドガードモールなどにメッキが多用されて高級感が演出された。

2代目後期型「ボレロ」。特に人気が高かったボディ色”フランボワーズレッド(暗めの紅色)”

そして、2007年6月にはマーチのマイナーチェンジに合わせて、2代目の後期型「ボレロ」がデビューした。外観上は前期型からの大きな変更はないが、専用のシート地&ドアトリム地やオーディオ回りなどに配した専用フィニッシャーを一新。質感がさらに向上し、クラシカルな装いと落ち着きのある室内空間を実現された。

2代目後期型「ボレロ」のリアビュー
2代目後期型「ボレロ」のキャビン

車両価格は、153.09万円(1.2L・FF)/171.99万円(1.4L・4WD)に設定。ベースのマーチよりも約35万円高額だった。また同時に、“マーチのモダンなイメージに愛着と上質感を付加したクルマ”をコンセプトとする「ラフィート」という兄弟車もラインアップされた。

2007年8月にボレロとともに発売されたカスタマーカー「ラフィート」

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オーテックジャパン創立30周年記念の特別仕様車「ボレロ A30」
オーテックジャパン創立30周年記念の特別仕様車「ボレロ A30」
オーテックジャパン創立30周年記念の特別仕様車「ボレロ A30」

2016年4月には、3代目ボレロにオーテックジャパン創立30周年を記念する特別仕様車「ボレロ A30」が30台限定で発売された。ただし、ベースのマーチが2022年8月をもって生産を終了したので、ボレロシリーズも終焉を迎えることになった。今後、ボレロのようなユニークでお遊び的(?)なクルマを期待するのは、難しいかもしれない。
毎日が何かの記念日。今日がなにかの記念日になるかもしれない。

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