日常使いに配慮された操作性 悪路も安心のアシスト装置も

ファーストカーとして軽自動車が選ばれる時代になって久しいが、乗員の快適さをメインに選ぶならこのカテゴリーがお薦めとなる。

エクステリア

15インチタイヤとスポーティなアルミホイールが標準装備になるeKクロス。存在感のある顔つきを形成する「ダイナミックシールド」、前から後方に向けた駆け上がるようなベルトラインが目を惹く。最小回転半径は4.8m。

静粛性や乗り心地などの全席の快適性もそうだが、アクセルペダルの角度を寝かせ気味にしたり、狭い路地でハンドルの切れ角を変化させるなど、ベーシックな運転しやすさへの配慮がなされているからだ。デザイン的にはわかりやすい区別化が図られている。

インストルメントパネル

インパネアッパー部の両端を少し上げた造形で、翼を広げたような広さ感と動きを与えている。ピアノブラック調加飾が質感の高さをもたらしているセンタークラスターに、シフトレバーやエアコンパネルを配置。操作性にも優れる。

eKワゴンは兄弟車種となる日産デイズと方向性は似ているものの、eKクロスは当初から三菱専用モデルとして生まれたために、顔つきからしてガラリと雰囲気が違う。三菱モデルに共通のダイナミックシールド顔で、タフさが前面に押し出されているのだ。その見た目にクルマの装備もしっかり合わせこまれており、よりアウトドアへの適合性を求めるならばeKクロスという風に覚えていただければわかりやすいと思う。

居住性

例えば、高速道路でハンドルアシストをしてくれるマイパイロットは「Premium」グレードにしか設定はないが、ヒルディセントコントロールやグリップコントロールといった、厳しい状況を走破するためのアシスト装置は、FF/4WD問わず標準装備となっているなど、悪路ならお任せという頼もしさを感じる、実に三菱らしい設定だと思う。

うれしい装備

後席は170㎜のスライドに対応し、後席座面下のレバーに加え、背もたれのレバーで荷室からも操作可能。
月間販売台数    876台(25年7月~12月平均値)
現行型発表     19年3月(一部改良 25年7月)
WLTCモード燃費   23.3 ㎞/ℓ※eKクロス「G」系のFF車  

ラゲッジルーム

またeKクロスにはBEVの設定があるのも三菱らしいところだ。軽のBEVとしてi―MiEVを2009年から販売するなど、世間にいち早く送り出しただけのことはある。

※本稿は、モーターファン別冊 ニューモデル速報 統括シリーズ Vol.175「2026年 軽自動車のすべて」の再構成です。

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