デリカD:5 Dキャンパーキット(展示車価格:540万7000円)|グランドモーター

ワンボックスカーの時代から、アウトドア派を中心に人気を集めてきたクルマといえば、三菱「デリカ」シリーズだ。ワゴンモデルの5代目となるデリカD:5は特に人気が高く、2007年のデビュー以来、幾度かの仕様変更を重ねながら現在も販売されているロングライフモデルとなっている。

そんなデリカD:5のノーマル仕様は、ふたつのフラットモード(8人乗り仕様)を持っているが、倒したシートは波打って必ずしも車中泊に適したものではない。そんなデリカの“ウイークポイント”を改善し、キャンピングカーとしての新しい息吹を与えているのが、グランドモーターのキャンピングカーキット「Dキャンパー」シリーズだ。

「Dキャンパーキット」によってキャンピングカー仕様となったデリカD:5。新車だけでなく持ち込み車両への架装にも対応してくれるのがうれしい。

Dキャンパーは3種類ある。最もベーシックな「Dキャンパー」、二段ベッド仕様の「DキャンパーZERO」、そして両モデルにポップアップルーフを追加した「Dキャンパーポップアップルーフ」だ。今回紹介するのは、Dキャンパーポップアップルーフとなる。

このモデルの最大の特徴は、幅137cm、奥行き214cmのフラットベッドだ。乗車モードになるのはもちろんのこと、コの字形のダイネットへの変形も可能だ。センターテーブルが標準装備となっており、2列目、3列目のシート付近に装着可能なのも特徴。ベッド状態のまま、チャブ台スタイルで使うこともできる。

ベッドのサイズは幅137cm、奥行き214cmと余裕がある。
コの字形のダイネットにした状態。

後部のベッドマットは細分化された分割式となっているので、ベッド下収納スペースにアクセスしやすいのも、このモデルの美点と言えるだろう。

その他の装備はシンク、サイドテーブル、電源設備、照明が標準。今回取材した車両は、立ち上げ棚、天張りインテリア板、12Vクーラー、カーテンといったオプションが装着されている状態となっている。

その他、FFヒーターやリチウムイオンサブバッテリー、マックスファン(換気扇)などもオプションで用意されており、自分だけの快適コーディネイトが可能だ。

オプションの立ち上げ棚。
こちらもオプションの天張りインテリア板。

キャンパー装備としてはスタンダードな内容だが、このモデルにはもうひとつ大きな特徴がある。それが、ルーフ上に設けられたポップアップルーフだ。ポップアップルーフを展開すると、幅約179cm、奥行き約200cmのベッドスペースと、約94cmの室内高が確保される。車内と合わせた室内高は約220cmに達するという。

ポップアップルーフを追加すると、最大4名での就寝が可能となる。
ポップアップルーフ内は高さ約94cm、ベッドスペースは193cm×102cmとなる。

かつて「スペースギア」時代にはメーカー装着でポップアップルーフが付いた時代もあったが、現行モデルにはそれがないため、この装備は魅惑的だ。

ただし大人がテント内で寝た場合、冷暖房の効き方や、寝返りを打った際の車体の揺れなどについても、あらかじめ考慮しておきたい。

このモデルのメリットはまだある。第一に優れたオフロード性能を持つことだ。十分なロードクリアランスと三菱ならではの4WDシステムは、一般的なミニバンとは異なる走破性を備えている。

第二は、ベース車両のデリバリーが半年以内と早いため、キャンパー装備をインストールする時間を考えても納車がスピーディなことだ。契約しても納車の見通しがまったく立たないのでは、購入意欲も下がってしまう。

エクステリアもスタイリッシュで、キャンピングカーには見えないデリカD:5「Dキャンパー」。ハイエースの納車が長期化している今こそ、注目したいキャンパーといえるだろう。

グランドモーター・デリカD:5 Dキャンパーキット

■ベース車両:三菱デリカD:5(4WD)
■サイズ:全長4800mm×全幅1790mm×全高2000mm
■乗車定員・就寝定員:4or5名/4名
■標準装備:USB/シガーソケット、走行充電、LED室内灯、シンク(レスオプション)、サブバッテリー(80Ah)ほか
■オプション:フルカーテン、外部電源・充電、リチウムイオンバッテリー、12Vクーラー、インバーター(正弦波1500W)、ソーラーパネル、アンビエントライト、立ち上げ棚、ブリッジテーブル、FFヒーター、ポップアップルーフ、REVOシート、ポップアップルーフ(218万9000円)ほか
■キット価格:107万8000円/展示車価格:540万7000円

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