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今日は何の日?

■2代目スプリンターに4ドアセダンが追加

1971年8月27日にマイナーチェンジで登場したトヨタ2代目「スプリンター(4ドアセダン)」

1971年(昭和46)年8月27日、トヨタは2代目「スプリンター」のマイナーチェンジでE20型4ドアセダンを追加した。前年5月に、「カローラスプリンター」の2代目(2ドアクーペ)を発売。これを機に、カローラスプリンターは、カローラの冠を外して「スプリンター」として独立し、4ドアセダンが設定されたのだ。

カローラよりスポーティなカローラスプリンター

1966年4月にデビューした日産初代サニーの「ダットサン・サニー」

1966年4月に日産「サニー」、同年11月にはトヨタから「カローラ」が発売されて大ヒット、1966年は“マイカー元年”と呼ばれた。ここから、カローラとサニーの熾烈な販売競争“CS戦争”が始まったが、初代対決は内外装の見栄えに優れ、総合的に評価が高かったカローラがサニーを圧倒した。

1966年11月にデビューしたトヨタ初代「カローラ」
1966年11月にデビューしたトヨタ初代「カローラ」

カローラは、商品力強化として1968年5月にスタイリッシュでスポーティな「カローラスプリンター」をシリーズに追加した。カローラスプリンターは、“スイフトバック”と称するファストバックスタイルで、全高をセダンより35mm下げてスタイリッシュにして、リアコンビランプは縦長から横長に変更された。

1968年5月にデビューしたトヨタ初代スプリンター「カローラスプリンター」

パワートレーンは、最高出力73ps/最大トルク9.0kgmを発揮する1.1L 直4 OHVツインキャブ仕様と60ps/8.5kgmのシングルキャブ仕様の2種エンジンと、4速MTおよび2速ATの組み合わせ。トップグレードは、最高速度160km/h、0→400m加速17.5秒と俊足ぶりを発揮した。

1968年5月にデビューしたトヨタ初代スプリンター「カローラスプリンター」

サニーもスポーツグレードを設定するなど、カローラとサニーはモデル展開を積極的に進めたが、その後も販売面でのカローラの優位性は揺るがなかった。

2代目で独立モデルとなったスプリンター

1970年5月にデビューしたトヨタ2代目「スプリンター(2ドアクーペ)」
1970年5月にデビューしたトヨタ2代目「スプリンター(2ドアクーペ)」のリヤビュー

好調な販売を続けたカローラスプリンターは、1970年5月のフルモデルチェンジで2代目へ移行。まず、2ドアクーペがモデルチェンジして、これを機に車名からカローラが外れて単独ネーム「スプリンター」となり、独立したモデルとなった。

トヨタ2代目「スプリンター(4ドアセダン)」のリアビュー

そして、翌1971年8月のこの日、マイナーチェンジで4ドアセダンが追加された。セダンも、カローラよりスポーティな味付けがされ、カローラセダンよりも全長を若干長くして、デザイン面ではグリル周囲をボディカラーと同色でまとめたフロントマスクや大型化したリアコンビランプなどで差別化した。

1972年にマイナーチェンジされた2代目スプリンター・4ドアセダン
1972年にマイナーチェンジされた2代目スプリンター・4ドアセダン
1972年にマイナーチェンジされた2代目スプリンター・4ドアセダンのコクピット

エンジンは、最高出力73ps/9.6kgm&68ps/9.5kgmを発揮する1.2L 直4 OHVシングルキャブ仕様と77ps/9.6kgmの同ツインキャブ仕様、86ps/11.7kgm&90ps/12.0kgmの1.4L 直4 OHVシングルキャブ仕様、95ps/12.3kgmの同ツインキャブ仕様を設定。トランスミッションは、4速/5速MTおよび2速ATが用意された。

車両価格は54.2万~57.2万円に設定。当時の大卒初任給は4.7万円程度(現在は約23万円)だったので、単純計算では現在の価値で265万~280万円に相当する。

トヨタ2代目「スプリンター」に搭載されたエンジン

独立モデルとなった2代目スプリンターだったが、同時にカローラにもクーペモデルが設定され、カローラとスプリンターはともに4ドアセダンと2ドアクーペモデルを持つという、2つのクルマの違いが曖昧となった。実際のところ、内外装の若干の違いはあったものの、エンジンラインナップもほぼ同じだった。

個性を発揮できなかったスプリンター

2代目で「スプリンター」が完全独立モデルとなると同時に、スプリンターは新設の“トヨタオート店系列で”販売されることになった。一方の「カローラ」は、“パブリカ店系列(後のカローラ店)“で販売されていた。販売店系列が分かれたことで、先述のように互いにセダンやスポーティなモデルを設定するようになり、カローラとスプリンターの棲み分けが曖昧になって、スプリンターは人気のカローラの陰に埋もれてなかなか存在感をアピールできなくなってしまった。

1983年5月にデビューしたトヨタ4代目「スプリンタートレノ(AE86型)」
トヨタ4代目「カローラレビン(AE86型)」

スプリンターが注目されたのは、1983年5代目に登場した「スプリンタートレノ(AE86)」、通称”ハチロク”だ。今や伝説的な人気を持つハチロクだが、人気コミック“頭文字D”で描かれたトレノをドライブする主人公の大活躍の影響で、トレノは走り好きから熱狂的な支持を受けることになったのだ。

AE86トレノ/レビンに搭載された4A-G型エンジン

しかし、その後もカローラが日本を代表する大衆車として成長すれば成長するほど、逆にスプリンターはカローラの陰に埋もれてしまい、2000年に生産を終えた。

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2代目のクーペとセダンの登場で、スプリンターはカローラよりスポーティなモデルとしてスタートした。しかし、その後は販売店系列の異なる兄弟車というイメージが強くなり、スプリンターは個性をアピールできないまま、その存在感は薄れてしまったのだ。
毎日が何かの記念日。今日がなにかの記念日になるかもしれない。

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