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Porsche Cayenne/BMW X6

カイエンとX6を比較する理由

予算500万円だと3代目カイエンは出回り始めたばかり
予算500万円だと3代目カイエンは出回り始めたばかり

今回は人気のスポーティなSUV「ポルシェ カイエン」と「BMW X6」を比較した。本来であれば、2019年4月に発売された「カイエンクーペ」と比較するべきだろうが、中古車平均価格が1100万円を超えているためだ。

現行X6も予算500万円だと選択肢は極わずか
現行X6も予算500万円だと選択肢は極わずか

スポーツメーカーであるポルシェが2002年に初代カイエンを世に出し、成功を収めたことで、マセラティやベントレー、ランボルギーニ、アストンマーティン、フェラーリなど高級車ブランドが追従し、プレミアムSUVというジャンルが確立された。カイエンもEVやPHEVなどの電動化の流れに乗りつつも、ガソリンエンジン車(ICE)も販売することで、とくに浮き沈みの大きいEV需要に対応している。

予算500万円でカイエンを狙うなら?

3代目カイエン

興味も含めてEVも頭の片隅に入れつつも、ポルシェに乗るのならICEが欲しいという声が多いだろう。中古車で狙う場合、現時点では基本的にはICEがターゲットになる。

2026年8月下旬現在、予算を500万円に設定し、カイエンを探してみると、2017年12月から販売されている3代目はわずかだが流通しつつある。2018年式から2021年式までの初期型で、走行距離は6万〜10万km程度の物件が中心で、3.0リッターV6ガソリンを積む「カイエン」が中心だ。

2代目「カイエンS」をまず狙いたい

2代目カイエン
2代目カイエン

予算500万円で現実的なのは、2010年3月から2017年秋頃まで販売された2代目カイエンだ。中古車平均価格帯(相場)は少し広いが240万〜300万円程度で推移している。いずれにしても予算500万円あればほぼすべての個体が選択肢になる。

2代目カイエンGTS
2代目カイエンGTS

まず、おすすめは2015年のマイナーチェンジ後の「カイエンS」。4.8リッターV8自然吸気から3.6リッターV6ツインターボにダウンサイジングされたが、最高出力420PSと8速ティプトロニックSの組み合わせにより、必要十分なパワーをスムーズな変速で享受できる。予算の目安は、250万~350万円程度で走行距離は5万〜8万km前後の物件が中心になる。

2代目カイエンのリヤビュー
2代目カイエンのリヤビュー

コスパ最重視で、多くの物件から選ぶのであれば素の「カイエン」が狙い目だ。2010年式は、マイナーな電装トラブルが多く、2011〜2013年式の前期中盤をターゲットにしたい。走行距離は5万〜8万km程度が中心で流通量も比較的多い。前期型の3.6リッターモデルなら200万円前後から狙える個体が流通している。最高出力300PSが物足りないかは、ユーザーや走らせ方により変わるだろうが、日常使いであればまさしく必要十分ともいえる。前期型「カイエン」であれば、エアサスペンション関連の故障や高額修理リスクも避けやすい。

予算500万円を使い切るなら2代目「カイエンGTS」の後期型

2代目カイエンGTS
2代目カイエンGTS

ポルシェらしいハイパフォーマンスを2代目カイエンに求めるのなら、3.6リッターV6ツインターボを積む「GTS」の後期型(2015〜2017年式)がターゲットとなる。予算は450万〜500万円程度で、走行距離3万〜7万kmの個体が中心だ。専用エアロパーツやスポーツエキゾースト、エアサスペンション(PASM)、スポーツサスペンションなどスポーティな内外装と走りを享受できる。

BMW X5とプラットフォームを共有するX6

2代目X6
2代目X6

プレミアムクーペSUVの先駆者であるBMW X6は、X5とプラットフォームを共有しながらもスタイリッシュなシルエットを備え、スポーティなエクステリアを重視する層から支持されてきた。

2008年6月に日本デビューを果たした初代X6は、2列4人乗りとして登場した。その後、2011年5月に後席を3人掛けとした2列5人乗り仕様へ変更。それ以来、X6は一貫して2列5人乗りのみとなっている。3列シート仕様も設定するX5とは、乗車定員でも明確に差別化されている。

予算500万円でX6を狙うなら?

2代目X6のインパネ
2代目X6のインパネ

さて、予算500万円で2019年12月デビューの3代目X6を狙う場合、中古車平均価格は650万〜710万円程度。同予算に収まる物件はごくわずかだ。「xDrive 35d Mスポーツ」が少しだけ流通しつつある。現行X6も現行カイエン(ICE)と同様に、予算500万円で選択肢がより揃うには、まだ数年は必要になるだろう。

2代目X6のリヤビュー
2代目X6のリヤビュー

予算500万円の場合、現実的な選択肢として2014年8月から2019年9月頃まで販売された2代目X6がターゲットになる。しかし、2代目のカイエンとX6を比べると、明確に異なるのは中古車流通量だ。カイエンは140〜160台前後流通しているが、X6は25〜40台前後とかなり少ない。中古車平均価格は270万〜310万円程度で、500万円ならすべての物件が選択肢になる。

2代目X6の「xDrive 35i Mスポーツ」が最右翼

2代目X6のリヤシート
2代目X6のリヤシート

流通量が多く、選びやすいのは「xDrive 35i Mスポーツ」だ。3.0リッター直列6気筒ターボと8速AT、4WDという組み合わせ。Mスポーツ専用のエクステリアをはじめ、ステアリングやスポーツシートなどの専用インテリアを備えるため、X6らしいスポーティさと高級感をバランスよく味わえる。価格帯は、280万〜440万円程度が中心で、走行距離別では3万〜5万km、7万〜10万kmが比較的多くなっている。当然ながら走行距離が短い方が相場は高めだ。

なお、2代目X6の場合、4.4リッターV8ツインターボの「xDrive50i」「X6 M」はあまり流通していない。「xDrive 35i Mスポーツ」もしくは素の「xDrive 35i」から選択することになる。

2代目ポルシェ カイエン
2代目ポルシェ カイエン

2代目カイエンは、2代目X6よりもデビューが先だったこともあり中古車平均価格が低く、新車の販売台数からも想像できるように物件数も多いのが魅力だ。一方のBMW X6は、ほかの多くの一般的なSUVとは異なる、スタイリッシュなプレミアムクーペSUVとしての価値がある。

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