車検対応のスポーツ触媒という選択肢
環境性能を求めると、逆に本来の性能をスポイルさせてしまうこともある。例えば、現在主流になりつつあるダウンサイジングターボ車では、タービンアウトレットと一体化したキャタライザー(触媒)によって排気圧が高くなってしまっていることがある。この排気圧が高くなると、タービンの回転に重さを感じたり、レスポンスの悪化にもつながる。そのため、抜けを良くして排気圧を下げることでタービンが軽く回るようになるのだが、今度は清浄性能とのせめぎ合いになってしまうというわけだ。結果、現在の新車の多くはパワーやレスポンスをスポイルしているのが現状なのである。
もちろん、パワーやレスポンスを引き出すチューニングというと身構えてしまう人も多いかもしれない。しかし、HKSのメタルキャタライザーを使用する場合、車種別に設定された製品なら、保安基準に適合することを証明する排ガス試験証明書が発行されるため、安心して車検を通すことも可能。高性能化を実現しても環境性能を損なう心配はないのは最大の特徴である。ひと昔まではグレーと考えられていたチューニングパーツも、技術が進化し、各種規制を合法的にクリアできる環境が整った今だからこそ、一般ユーザーも安心して利用することができる。


現行モデルの出力向上とネオクラの維持にも最適
「純正からメタルキャタライザーに交換することで、排気の抵抗は5割ほどカットすることができます。現在、新車で販売されているモデルのエンジンで言えば、ノーマルコンピュータのままでもパワーで10ps、トルクで20Nmほど向上した例もあります。しかも、従来のエンジンならヘッドガスケット交換は当たり前だったブーストアップでも、ヘッドガスケットの交換が必要ないので、チューニングを身近に楽しめるようになったと言えるではないでしょうか。より手軽かつリーズナブルにさらにパフォーマンスアップを狙えるようになった今なら、思い通りの愛車を作ることだってできちゃいますよ」とはHKS営業部の近藤さん。
ちなみに、こういった話になるとスポーツカーを対象にしたパワー絶対主義と捉えられてしまうこともある。しかし、長距離ドライブや普段使いでも、信号でのスタートや坂道などで「もう少しパワーがあれば」とストレスを抱えるシーンは必ずある。そういった場面を減らすことができるのもチューニングのメリットと言えるだろう。そのファーストステップとして取り入れたいのが、このメタルキャタライザーというわけ。もちろん、パワーアップを体感できれば、さらにその上を目指すことも難しくないのが今のクルマ。それだけに、新たなクルマの楽しみとしてステップアップを楽しむという選択肢も広がることは間違いないのだ。
また、新型車や現行モデルだけでなく、ネオクラと呼ばれる90年代車オーナーにとってもHKSのメタルキャタライザーは注目アイテム。というのも、現在では純正パーツとして入手が困難になっているため、車検対応のリプレイスメントパーツとしてのニーズも拡大している。乗り続けるためには欠かせないアイテムというわけだ。

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