霊峰富士の裾野にある朝霧野営地で開催された
ミリタリーヴィークルファンのためのキャンプイベント
2026年8月1日(土)・2日(日)の2日間に渡って、静岡県富士宮市にある朝霧野営地にて『第4回ミリタリーヴィークルフェスティバル』(以下、MVF)が開催された。主催は一般社団法人『日本ミリタリーヴィークル』(以下、NVMA)であり、会長の楠林正将さんは朝霧野営地の管理人でもある。

NMVAはミリタリー・ヴィークル、すなわち歴史的に貴重な軍用車両の愛好家が集って2012年に創設した団体であり、世界各国が開発した走破性の高い軍用車両を収集・再生・保存するとともに、展示会や広報活動を通してわが国の自動車文化発展に寄与することを目的とした団体である。

また、愛好家の交流・親睦のためのイベント開催、展示館の確保などの活動を行うほか、災害支援活動にも力を入れており、今回のイベントもNMVAの活動の一環として開催された。

今回で4回目を数えるMVF(前身となるサマーキャンプは過去に15回ほど開催)は、毎年8月の第1週に同団体のホームベースである朝霧野営地にて、会員やミリタリーヴィークルファンの親睦を深めるために開催されるキャンプイベントである。オーナーはもちろんのこと、軍用車両を所有しない人にも広く門戸が開かれているイベントであり、入場料は無料(宿泊する場合は利用料が必要)となっている。今回は合計34台・60人ほどが参加した。

筆者が訪れた2日(日)の午前中には、初日だけの参加者や遠方からの来場者などはすでに帰ってしまっていたが、それでもM151A2フォードMATTや73式小型トラック(正確には三菱ジープに用廃となった自衛隊ボディを載せた復元車)、 ダッジWC52 3/4tトラックなどに混じって民生用の三菱ジープやスズキ・ジムニーなどが会場に止まっていた。

陸上自衛隊から高機動車と偵察用オートバイが特別展示
敷地内には貴重な軍用車両が置かれていた
今回のMVFには陸上自衛隊の板妻駐屯地から“高機”こと高機動車と偵察用オートバイのカワサキKLX250が広報目的で特別展示された。板妻駐屯地の隊員4名はNVMA会員から温かく迎えられ、車両の詳しい説明を受けるとともに、日頃なかなか見る機会のない陸自車両のエンジンなどを見せてもらっていた。

また、朝霧野営場にはM561ガマゴート6WDトラック(連結を外して4WD状態で走行していた)などの車両が保管されており、会場のオフロードコースでは希望者による同乗試乗なども行われていた。

会場の倉庫にはレストアが終わったと思しきダッジM43(M37の野戦救急車型) やウィリスMA (ウィリスMBのプロトタイプ)のほか、屋外にはレストア待ちと思しき三菱ジープやダッジ3/4tトラックなどが置かれており、軍用車両が好きな人にとっては、それらの貴重な車両を見学するだけでも楽しいだろう。



また、同地では2021年に亡くなったアニメーターであり、ジープ 研究家でもあった大塚康生さんを偲んで『大塚康生MV記念館』の設立を予定している。正式な開館前と言うことで写真撮影はできなかったが、本部建物2階にはすでに大塚さんが描いたジープなどのイラストや、彼が生前に集めたコレクションの一部が展示されていた。正式な開館はもう少し先になるようだが、オープンしたらぜひ訪れてみたい。
NMVAでは秋にもキャンプイベントを開催予定
軍用車ファンは公式サイトを要チェックだ!

NMVA会長の楠林さんと理事のデューク廣井さんは、
「霊峰富士の麓・標高1000mにある朝霧野営場は、約2万坪の広大な野営場とオフロードコースを備えたNMVAのホームベースですが、オフロード4WDやオフロードバイクファン、サバイバルゲームのファンが友人や家族連れで楽しめるキャンプ場として一般の方にも利用いただけます。近くオープンする『大塚康生MV記念館』は、NMVAの顧問だった大塚康生さんが残した貴重なイラストをご見学いただけます。記念館は入場無料で公開を予定しています」

「軍用車両が好きな方なら、車両や免許の有無を問いません。会の趣旨に賛同いただける方なら老若男女を問わず歓迎いたします。近いところでは、10月31日(土)・11月1日(日)の2日間にわたって朝霧野営場を会場に『第26回ミリタリーヴィークルコンベンション』を開催します。これは軍用車両の愛好家が集うキャンプ&フリマイベントです。料金はひとり2000円で、フリマ出店者は3000円(女性・小学生以下は無料。31日18時からの懇親交流会に参加する場合は別途2000円が必要。※事前申込制)です。NMVAの活動に興味のある方やミリタリーヴィークルのファンの方はぜひ遊びに来てください」
と語る。

NMVAでは中古軍用車両の紹介や購入相談、グッズや部品仲介などの活動も行っている。会について詳しく知りたい人は公式ホームページにアクセスしてほしい。
写真で見る『第4回ミリタリーヴィークルフェスティバル』の車両























![by Motor-Fan BIKES [モーターファンバイクス]](https://motor-fan.jp/wp-content/uploads/2025/04/mf-bikes-logo.png)