業界人コラム 38年ぶりに更新された陸自の新拳銃「SFP9」は、これまでの拳銃と何が違うのか?【写真・2枚目】 陸上自衛隊は新拳銃「9mm拳銃SFP9」を2020年より導入した。制式採用拳銃としてSPF9を導入した軍・国防組織は陸上自衛隊が初となる(写真/陸上自衛隊板妻駐屯地X) 1982年に採用された「9mm拳銃(SIG P220)」と、新たに採用された「9mm拳銃SFP9」。左のP220はハンマーを備えているが、右のSFP9にはハンマーがない。ハンマーが無くなったぶん、握り位置が高くなり、反動を制御しやすくなった(写真/鈴崎利治) ドイツH&K社製「SFP9」。名前は「ストライカー・ファイアド・ピストル 9mm口径」の意味。陸上自衛隊が導入したのはM型で、耐塩水性コーティングや、濡れた状態でも掴みやすい幅広のセレーション(縦方向の溝)を備えた、海洋・沿岸仕様モデル。島嶼防衛を想定した選択だ(写真/筆者) SPF9のグリップは立体的な曲面構造で、手にピタリとフィットするため、とてもグリップしやすい。また、トリガーの中に見える小さなレバーは前述したトリガーの安全機構で、このレバーを押し込まないとトリガーが動かない。突起物などに引っかけて意図せずトリガーが作動しないための安全機構だ(写真/H&K) H&K SFP9と競ったグロック社製G17(左)とベレッタ社製APX(右)。グロックは独自の安全機構が高く評価されており、軍や警察での採用が非常に多い。現代の拳銃市場で「一強」状態と言っていい(写真/グロック、ベレッタ) この画像の記事を読む