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今日は何の日?

■3代目マーチにスポーツモデル12SR追加

2003年10月15日にデビューした日産「マーチ12SR」

2003年(平成15)年10月15日、日産自動車は3代目(K12型)「マーチ」をベーにしたスポーツモデル「マーチ12SR」を発売した。12SRは、オーテックジャパンが手掛け、単なる足回りやエアロパーツの変更に留まらず、エンジン内部から吸排気系、ECUに至るまでチューニングが施された特別仕様車である。

世界で高い評価を受けた初代&2代目マーチ

1982年10月にデビューした日産初代(K10型)「マーチ」
1982年10月にデビューした日産初代(K10型)「マーチ」5ドア

初代(K10型)「マーチ」は、1982年10月に誕生した。内外装デザインを、著名なイタリア人デザイナーのジウジアーロがデザインし、洗練された親しみのあるハッチバックスタイルと運転のしやすさが特徴だった。

パワートレーンは、最高出力57ps/最大トルク8.0kgmを発揮する日産初のアルミ製1.0L 直4 SOHCと4速/5速MTおよび3速ATの組み合わせ、駆動方式はFF。初代マーチは、欧州では「マイクラ」の車名で販売され、日本同様欧州でも高い評価を受けた。

1992年1月にデビューした日産2代目(K11型)「マーチ」
1992年1月にデビューした日産2代目(K11型)「マーチ」

1992年1月にマーチは2代目(K11型)へとモデルチェンジした。2代目マーチは、プラットフォームやエンジンなどすべてを一新。サイズは初代とほぼ同じだが、ホイールベースは60mm長くして室内空間の拡大と走行安定性の向上を図った。スタイリングは、初代が直線基調だったのに対し、2代目は角が取れた丸みのあるデザインとなった。

パワートレーンは、新開発の58ps/8.1kgmの1.0L 直4 DOHC、79ps/10.8kgmの1.3L 直4 DOHCの2種エンジンと5速MT/4速ATおよびCVTの組み合わせ、駆動方式は同じくFF。2代目マーチは、1992年の“日本カー・オブ・ザ・イヤー”に加え、日本車としては初となる“欧州カー・オブ・ザ・イヤー”も受賞し、その完成度の高さは世界で認められた。

キュートなデザインと低燃費・高出力で人気を加速した3代目

2002年3月にデビューした日産3代目(K12型)「マーチ」

2002年3月には、「マーチ」は3代目(K12型)へとモデルチェンジした。従来の基本コンセプトを継承しながらも、2代目よりさらに丸みを持たせた、愛くるしいキュートなスタイリングに変貌。特に、ヘッドライトとグリルに内蔵されたフロントターンランプ、ヘッドランプに融合されたヘッドランプマーカーなどが特徴だった。

日産3代目(K12型)「マーチ」のエンジンルーム

パワートレーンは、新開発の最高出力68ps/最大トルク9.8kgmの1.0L 直4 DOHC、90ps/12.3kgmの1.2L 直4 DOHC、98ps/14.0kgmの1.4L 直4 DOHCの3種エンジンと、4速ATおよび5速MTの組み合わせで、駆動方式はFFを踏襲。可変バルブタイミング機構が装備されたエンジンや、ロックアップ機構付きトルコンATなどによって、超低排出ガス車の認定を受け、同時に低燃費と快速な走りが人気を集めた。

2002年3月にデビューした日産3代目(K12型)「マーチ」

車両価格は、95.3万~132.0万円に設定。当時は、トヨタの「ヴィッツ(1999年~)」、ホンダの「フィット(2001年~)」が登場して大ヒット、コンパクトカーの熾烈な競争が激化していた。ヴィッツとフィットには及ばなかったが、3代目マーチの初年度の販売は平均1万台/月を超え、その後も最低でも5000台をキープして大健闘した。

オーテックジャパンチューニングのマーチ12SRを設定

2003年10月15日にデビューした日産「マーチ12SR」
日産「マーチ12SR」のリアビリュー

翌2003年10月のこの日、3代目マーチをベースにしたスポーツモデル「マーチ12SR」が発売された。12SRは、 “クルマを操る楽しさを提供するエントリースポーツ”というコンセプトのもと、オーテックジャパンが開発した。

2003年10月15日にデビューした日産「マーチ12SR」
2003年10月15日にデビューした日産「マーチ12SR」のリヤビュー

12SRは、1.2Lエンジンの高出力化に加え、専用サスペンション、排気システムをトータルチューニングし、走行性能を向上させた。インテリアについては、専用設計のスポーツシートの他、オレンジステッチを施した専用ディンプル付本革巻ステアリング、本革巻シフトノブ、高い操作性を実現した専用アルミペダルが採用されスポーティさが演出された。

日産「マーチ12SR」のコクピット
日産「マーチ12SR」のフロントキャビン&シート

エンジンについては、ピストン変更等による圧縮比アップ、高回転型カムの採用。排気系について、排気マニホールド径の拡大、低圧損触媒、専用マフラー採用による排気効率の向上などによって、最高出力108ps(←90ps)/最大トルク13.7kgm(←12.3kgm)へとパワーアップ。駆動系は、5速MTのトランスミッションと2WDのみ。これにより、マーチらしからぬ優れたレスポンスと伸びのある加速が楽しめた。

日産「マーチ12SR」搭載の1.2L 直4 DOHCエンジン
日産「マーチ12SR」に組まれたピストン、カムシャフト
日産「マーチ12SR」のマフラー

足回りついては、専用スポーツチューンドサスペンションを採用。また高出力化に伴い、車体剛性向上の専用テールクロスバーやエアロパーツと専用フロントエアスパッツにより、優れた操縦安定性と高速安定性が実現された。

車両価格は、152.0万円(3ドア)/154.5万円(5ドア)に設定。標準的な1.2Lモデルよりも40万円程度高額だった。

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日産2代目「マーチ」をベースとしたマーチファミリー
日産3代目「マーチ」をベースとしたマーチファミリー

オーテックが仕立てたマーチベースの特別仕様車は、「タンゴ」、「ボレロ」、「ルンバ」、「ポルカ」といったクラシック系、「12SR」、「A30」、「カブリオレ」といったスポーツ系に大別できる。いずれも、マーチの商品力強化、ユーザー層の拡大に大きく貢献した。
毎日が何かの記念日。今日がなにかの記念日になるかもしれない。

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