偶然の出会いから手に入れた、300PSを誇るハイパフォーマンス仕様

一見すると、上品にローダウンしたブラックのE52エルグランド。しかしリアゲートに装着された「HIGH PERFORMANCE SPEC」のエンブレムが、このクルマの特別な素性を物語っている。

オーナーのエル太郎のパパさんが所有するのは、2016年式のエルグランド ライダー ハイパフォーマンススペック(HPS)。オーテックが手掛けたライダーをベースに、エンジンや足まわりに専用チューニングを施した希少なグレードだ。

「最初はシルバーの前期型で、4WDを探していたんですよ。でも中古車オークションを見ていたら、たまたまHPSというのが出てきて。何だろうと思って調べたら、急に欲しくなっちゃって(笑)」

約7年前、長年乗っていたプレサージュの買い替えを検討していた際に出会ったのが、この1台だった。神奈川県で使用されていた車両を業者オークションで見つけ、購入したという。

HPSの大きな特徴は、標準仕様の280PSに対して最高出力を300PSまで高めた3.5L V6エンジン。専用ECUや足まわりのチューニングも施され、標準のライダーより車高が約20mm低く設定されているという。

「ライダー自体も少ないですけど、HPSはさらに少ないですね。エンブレムだけ付けている人もいるので、本物かどうかはボディ下を覗けばわかるんですよ」

そんな希少なモデルながら、カスタムは至ってシンプル。足元にはワークのデュランダルDD10.5を装着するが、それ以外は基本的にオリジナルの魅力を活かしている。

「以前はステージアに乗っていて、いろいろカスタムしていたんです。でも今度はあまり気を使わずに乗りたいなと思って。ホイールぐらいは替えようかな、という感じですね」

雪国という土地柄、冬場はスタッドレスタイヤが欠かせない。そこで純正ホイールを冬用に使い、夏用として20インチのデュランダルを組み合わせている。

また、中古車選びで重視したのが下まわりのコンディション。「ボディは塗ればいいけど、サビは簡単に直せないですから」と、車両の状態にもこだわった。

現在は仕事用のクルマを別に所有しており、エルグランドは週末に家族と出かける際の相棒。特別なモデルだからといって気負うことなく、自然体で付き合っているのが印象的だった。

ハイパフォーマンススペックには、標準のライダーとは異なる専用チューニングのダンパーを採用。車高も約20mm低く設定されている。外観からはわかりにくいが、足まわりにも特別仕様ならではの違いがある。
ウインカー内蔵ドアミラーにはカーボン調のカバーを装着。ブラックボディとの相性も良く、さりげなくスポーティな雰囲気をプラス。派手すぎないアクセントとして効果的だ。
ホイールはワーク・デュランダルDD10.5の20×8.5J+40。タイヤはグッドイヤーの245/40R20。冬場は純正ホイールにスタッドレスタイヤを組み合わせ、季節によって履き替えている。
「Rider」の下に備わる「HIGH PERFORMANCE SPEC」のエンブレムが特別なグレードの証し。エンブレムだけを装着する例もあるそうで、オーナーいわく「本物は下を覗けばわかる」そう。

SPECIFICATON
⚫️ホイール:ワーク・デュランダルDD10.5(20×8.5+40) ⚫️タイヤ:グッドイヤー(245/40) ⚫️外装:Fオーテック 

【歴代エルグランド合同オフ会 in 新潟】

2026年10月4日(日)、新潟県のきらら西公園イベント広場で「歴代エルグランド合同オフ会 in 新潟」が開催された。10年以上前に始まった雑誌撮影会をルーツに持ち、コロナ禍による中断を経て復活した恒例イベント。会場にはE50、E51、E52型を中心とした歴代エルグランドが集結し、世代を超えたオーナー同士の交流を楽しんだ。来年以降は、E53エルグランドオーナーの参戦にも期待!

開催日:2026年10月4日(日)
開催場所:きらら西公園イベント広場