プレスリリース 開ければわかる!? あなたのクルマの給油口は静電気対策されていますか? セルフスタンドを利用するなら知っておくべきチェックポイント!【写真・35枚目】 いまやセルフ式給油のほうが主流になっているといっていいほど、セルフスタンドが広まった。 油種を選んで油量を選んでお金を入れて・・・ 見落としそうになることもある静電気除去プレート。 2代目プリウス(2008年型)の給油リッドを開けたところ。 キャップを外すとわかりやすいか。 こちら3代目キューブ(2012年型)の給油キャップを外したところ。パイプ外周を樹脂が取り囲んでいる。 キャップを外す前はこのような姿。 わが戦闘機・旧ジムニーシエラ(2018年型)の給油口は、キャップまわりが鉄むき出しだ。 給油時は要注意! 旧N-BOX(2022年型)だが・・・ ちゃんと樹脂がある。 エクストレイル(2022年型)。 ふたを開けた向こうがすべて樹脂。キャップはなく、ノズルを強く押し込むことでバルブが向こう側に押され、給油するというスタイルだ。 給油口博物館にようこそ。最初は初代サニー(1966年)。 案の定、キャップがあるだけだ。昔のキャップはいまの樹脂製と異なり、金属製だった。 お次はダットサン・ブルーバード510(写真は1970年型)。 周囲に何か見えるが金属製で、静電気対策ではないように思う。 初代シビック1973年型。 何も施されていない。 続いて、ケンとメリーのスカイライン(1975年型)。 ボディ左サイドの装飾されたふたがメッキされた樹脂の給油リッドになっている。 何やら黒い何かが見えるが、これはおそらく静電気対策ではなく、ふたが樹脂であることへの何らかの対応だと思う。 反対側(=右側)は装飾された、室内気の排気ダクトになっている。 同じスカイラインでも2世代後のR30型スカイラインRS・2ドアハードトップ(1983年型)。 鉄まる出しだ。 同じ年式のR30の4ドアセダン。 ドア数が変わっても給油口の姿は変わらない(あたり前だ)。 ここからは、いまは見かけないタイプを。 売る気で造ったものの、結局は売られることがなかった、幻のスーパーカー、童夢零!(1978年) リヤ全体がエンジンルームになっているそのふたを開けた左側に、上向きの給油キャップがある。 続いては、トヨタさんちのセリカちゃん(1970年型)。 何と給油口は、後ろのナンバープレートの裏に! 次も同じトヨタのトヨタ000GT(1968年型)。 トヨタ2000GTはリヤサイド上向きに。さきのケンメリの次のスカイライン(ジャパンのC210)もトランクリッド左ヒンジ部に上向きに設置され、雨の日の給油では雨が入りがちになって困ったらしい。たぶん2000GTも同じだ。 リヤハッチゲート左側にある。 次に待つのは初代カローラ(1966年)。 見た目はふつうの四角いリッドだが、上に開くのがだまし討ち。 昭和33(1958)年3月3日という、うそみたいなほんとの日に発売されたスバル360(写真は「増加試作型」と呼ばれるプロトタイプ)。 給油口はリヤガラス中央下に。 初期型はメーターに燃料計がなく、燃料残量は、運転席シート下に収容された「残量ゲージ棒」を指して確認した。棒の濡れた部分の長さで残量を知る寸法だ。 しんがりは初代クラウン!(1955年型)。 給油キャップは上向きにあり、ノズルを上から挿して給油する。このクラウンはすげえぞ! だってその場所は・・・ 何とトランクフロアなのだ! マットをめくり、丸いふたを開けるとタンクキャップがご登場。給油時は荷物を全部出さなきゃ。給油口は1958年のマイナーチェンジで左テールランプ裏に移動。2~4代目クラウンでは左右ランプの間に設置。ボディサイドに設けられたのは5代め以降。 パイプはトランク内を通過して荷室フロア下のタンクに至る。1973年のマイナーチェンジ時にタンクはリヤシート背後に引っ越した。 スバル360のメーター。空冷エンジンなので水温計がないのは当然だが、前述の方法で燃料残量を測るので、燃料計もない。 メーターには燃料計が備わる。相変わらず空冷エンジンなので、水温計はなし。 カローラクロス(2021年型)。 樹脂がある。 ところが後年の改良型になると・・・ (写真は1967年型) ふたの形も変わり・・・(ふたを開けた写真を撮っていなかったのでキャップ周辺はわかりませんが、たぶん鉄まる出しだと思います。) この赤線で囲まれた部品だ。 この画像の記事を読む