トヨタは、2025年11月に開催された「広州モーターショー」にて、BEVセダン「bZ7」を発表したが、中国市場での人気ぶりが見えてきた。

bZ7は、全長5130mm×全幅1965mm×全高1506mm、ホイールベースは3020mmと、ライバルのテスラ「モデルS」を圧倒するボディサイズを誇る。また、27個のセンサー、マッサージシートなど豪華装備を備えつつも、2万1500ドル(約342万円)というモデル3より低価格を実現しているのだ。

この結果、中国では発売からわずか1時間で3,100台の注文が殺到したという。
トヨタは欧米のEV市場では多くの既存ライバルに後れを取っているが、中国ではbZ5やbZ3セダンといった、はるかに魅力的なゼロエミッションモデルを発表。その最新フルサイズ・フラッグシップセダンがbZ7だ。


フロントフエンドには、ハンマーヘッドライトデザインを採用、ブラックアウトされた小さな下部グリルセクションの上に配置されている。流れるようなルーフラインはコンパクトなリアデッキリッドまで伸び、連結されたテールライトが車幅を強調している。そして、湾曲したドアスキン、フラッシュハンドル、そして豊かな表面彫刻が、このルックを完成させている。

その美しい、そのプロポーションとフォルムは、後によりシンプルな「bZ」に車名変更された初代bZ4Xよりもはるかに魅力的と言えそうだ。
パワートレインは、

中国のIT企業「ファーウェイ」が開発した最高出力282ps(207kW)、最大トルク320Nmを発揮するEVユニットを搭載。バッテリーは71kWhと88kWhのLFPパックが用意されており、グレードによって最大440マイル(710km)のCLTC航続距離を実現している。また、急速充電を使えば10分で186マイル(300km)の充電が可能とのことだ。

爆発的なスペックではないが、オプションのゼログラビティシートは、ヒーター、ベンチレーション、マッサージ機能を備えている。ダッシュボードには、15.6インチのフローティングセンターディスプレイが配置され、その背後には小型のドライバー用スクリーンとヘッドアップディスプレイが備わっているなど、その先進技術は多くのドライバーを魅了するはずだ。

さらに車内には、15.6インチのフローティングセンターディスプレイにファーウェイのHarmonyOSシステムが搭載されており、シャオミのスマートホームエコシステムとの連携により、車内から家庭用デバイスを操作できる。また、ルーフマウント型ライダー、ミリ波レーダー5基、高解像度カメラ11台、超音波レーダー10基を含む最先端の運転支援パッケージもオプションで選択可能だ。

これほどの豪華装備でこの342万円という低価格は相当の魅力といえる。トヨタは中国以外での展開計画をまだ発表していないが、中国市場以外の一部市場でbZ7が発売される可能性があるといい、日本市場で発売されれば、「テスラハンター」となることは間違いないといえそうだ。