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ディティール解説
ヘッドライトボディのバイザー処理や、電球式の灯火類は懐かしさを覚える。クリアなヘッドライトレンズデザインが、シャープな顔立ちを構築している。
リーディングアクスルタイプのフロントフォークはφ41mmの正立式。2ピストンのピンスライド式油圧キャリパーはNISSIN製。ウェーブタイプローターサイズはφ240mm。
VVA(Variable Valve Actuation・可変バルブ)機構が採用された水冷SOHCの4バルブ単気筒エンジン。基本構造の詳細はXSR155(既報)の記事をご参照下さい。
車体左側にアップされたブラックマフラー。エキゾーストパイプも左クランクケースカバー前方からアップされ、車体のロードクリアランスは245mmを稼ぎ出している。
ボトムにリンク機構を備えるモノショックユニット。ガス/オイル併用式で黄色いスプリングにはプリロード調節機構を備えている。
ご覧の通りスイングアームは角断面スチール鋼管製。シングルピストンの油圧キャリパーはNISSIN製。ブロックパターンのオフロードタイヤはIRC製TRAILS GP-21。
ブラックのパイプバーハンドルにブリッジは存在しない。試乗車にはETC機器とスマホホルダーが装備されていた。
モノクロ液晶表示のデジタルメーター。左側には各種パイロットランプが並ぶ。回転計のレッドゾーンは11,000rpmから。VVAは7,000rpmで切り替わる。
細くて長い、いかにもスポーティなロングダブルシート。多くのオフロードライディングで、ライダーは体重移動がしやすい。
すっきりしたフィニッシュを見せるテールビュー。灯火類は電球式。ストップランプは12V18/5W。ウインカーは12V10Wのオレンジバルブが使われている。
主要諸元
全長(mm):2,145 全幅(mm):840 全高(mm):1,200 軸間距離(mm):1,430 最低地上高(mm):245 シート高(mm):880 車重(kg):134 エンジン形式:水冷4サイクル単気筒 バルブ型式:SOHC 4バルブ VVA(可変バルブ機構) ボア×ストローク(mm):58.0×58.7 排気量(cc):155 圧縮比:11.6:1 最高出力(kW/rpm):12.3 (16.7ps)/10,000 最大トルク:14.3(1.46kg・m)/6,500 燃料供給方式:電子制御燃料噴射式 点火方式:トランジスタ式 始動方式:セルフ バッテリー:12V 3Ah (YTZ4V) 潤滑方式:ウェットサンプ式 潤滑オイル容量(L):1.6 燃料タンク容量(L):8.1 最小回転半径(m):2.4 クラッチ型式:湿式多板 トランスミッション:6速リターン ギヤ比: 1速:2.832 (34/12) 2速:1.875 (30/16) 3速:1.363 (30/22) 4速:1.143 (24/21) 5速:0.957 (22/23) 6速:0.839 (21/25) 2次減速比:3.643(14丁/51丁) フレーム:セミダブルクレードル 懸架装置(前/後):φ41mmテレスコピック正立式/スイングアーム式(ボトムリンク式モノショック) ブレーキ(前/後):φ240mmウェーブディスク/φ220mmウェーブディスク タイヤサイズ(前/後):2.75-21 45P/4.10-18 59P 製造国:インドネシア
試乗後の一言!
立派な車格は250ccクラス並。それでも親しみやすい乗り味はマルチに楽しめそう。