【第25回カフェカブミーティングin青山】モリワキが発売予定の新作パーツがいい感じでした|CT125・ハンターカブ用!

10月15、16日の2日間にかけて開催された「第25回カフェカブミーティングin青山」。会場の一角にカフェカブへ協賛する形でモリワキエンジニアリングのデモ車のCT125・ハンターカブが展示されていた。このCT125には今後発売されるモリワキの新製品が盛り込まれ、多いに話題を振りまいていた。どのようなパーツが登場するのか、速報でお伝えしよう。

REPORT●増田 満(MASUDA Mitsuru)
PHOTO●星野耕作(HOSHINO Kosaku)
モリワキの製品を装着したCT125・ハンターカブ。

スーパーカブの祭典である「カフェカブミーティングin青山」。新型ウィルスの影響により2019年開催後はしばらくオンラインイベントだったが、2022年は3年ぶりにリアルでの開催になった。そのため多数のスーパーカブオーナーから参加申し込みが殺到して2日間ともすぐに締め切りとなった模様。人気のイベントだからだろう、今回はモリワキエンジニアリングが協賛する形でデモ車を展示。CT125・ハンターカブには注目の発売予定製品がてんこ盛りに装着されていたので、速報でお届けしたい。

新作マフラー誕生!

発売予定の新しいマフラー。
マフラーエンドはデュアルとされた。
ガードなどはあえて梨地仕上げとなっている。

まず紹介したいのがマフラー。すでにモンスター・フルエキゾーストがラインナップされているが、今回開発されたのはルックスより質実剛健さを訴えたもの。表面処理をヘアライン仕上げとして、オフロード走行時に付いてしまうことが多い傷に対して神経質にならなくても良い製品とされているのが特徴だ。軽い傷であれば磨いて落とすことも可能だとのことなので、林道などを走る機会が多いCT125オーナーには朗報といえるだろう。現在のところ発売時期や価格は未定なので、詳しくはモリワキエンジニアリングの公式WEBサイト(https://www.moriwaki.co.jp)で確認していただきたい。

マフラー?ならぬ小物入れです

車体左側面にあるアルミのモナカは小物入れ。

マフラーと反対側にもモリワキ・モナカサイレンサーのような製品が装着されていて「マフラー左右出しか!」と思ってしまうが、実はこれ小物入れ。円筒形で出口にキャップが付いているため奥にあるものは引き出しにくそうだが、比較的長さのあるものを収納するにはピッタリな印象だ。とはいえ、左右にマフラーがあるように思える視覚効果優先だろうか。こちらも発売時期や価格は未定だ。

新作ブレーキディスクカバー!

発売予定のフロントブレーキディスクカバー。
現状では3Dプリンターによる試作品。製品化されれば表面の仕上げなどは細かくなるはず。

続いてはフロントのブレーキディスク全体を覆うことができるブレーキディスクカバー。フロントフォークやディスクキャリパー、さらにはホイールリムまでブラック仕上げとなるCT125の場合、ブレーキディスクの色が浮き出て見える。そこでこのブラック仕上げのカバーを装着することで、足元をキリリと引き締める効果が期待できる。もちろん悪路走行時に小石や砂利による傷が付きにくくなるので、これまたオフロード走行が多いオーナーには歓迎されることだろう。展示車に装着されていたのは製品化される前に状態で、3Dプリンターによる試作型。製品化されるときには表面処理などが異なる可能性があることをお伝えしておきたい。発売時期は未定ながら1万円を切る価格設定にしたいそうで、意欲的な製品になりそうだ。

新作ホーンガード!

発売予定のホーンカバー。

ブラック仕上げで控えめな純正ホーン。ところがモリワキロゴを纏ったステンレス仕上げのガードを装着すると、これだけで存在感がグンと上がる。実用性より視覚効果を狙った製品で、細かいことを問わずカッコ良ければいいじゃん!というユーザーにアピールすることだろう。こちらも発売時期や価格は未定だ。

発売済みの製品をフルに装着したサンプル

展示されたCT125にはモリワキエンジニアリングですでに発売されている製品がほぼ装着された状態だった。コンプリートともいうべきルックスなので、純正からどれだけ印象が変わるのは再確認してほしい。以下に製品を個別に紹介しよう。

アンダーガードになるSKID PLATE
SKID PLATEを装着した右側からのルックス。

オフロード走行には飛石や突起を乗り越えるのがつきもの。そんな場合、エンジン下にアンダーガードがあれば安心感は飛躍的に高まるし、いざという場合にも効果は絶大。このモリワキ製スキッドプレートはアルミ素材を用いたアルマイト+ヘアライン仕上げで、クリアとブラックの2色から選べる。価格は2万6400円(税込)だが、価格改定があるかもしれないので、HPなどでチェックしてほしい。

MORIWAKIのロゴ入りマスターシリンダーキャップ。

CT125の純正マスターシリンダーは上面が黒い文字入りキャップとなっていて、少し味気ないもの。そこでMORIWAKIのロゴ入りマスターシリンダーキャップに変更すると、手元の印象がガラリと変わる。こちらは3850円(税込)だが、価格改定の可能性があるため要確認だ。

カタカナのロゴになるオイルフィラーキャップ・クラシックタイプ。

純正オイルフィラーキャップは樹脂製で味も素っ気もない。もちろん、ここに視覚効果を持たせた新車など見かけることすら稀なので当たり前だが、こうしたところにアルミ製品が付いていると「オッ」と思わせること必須。価格は3850円(税込)だが、上記製品同様に価格改定の可能性がある。

こちらもカタカナロゴのハンドルホルダー・アッパー。

ハンドルバー本体やマルチバーを追加してスマホホルダーを装着するユーザーが増えている。走行中にスマホ画面を見るときなどはハンドルホルダーが視界に入ることがほとんど。その場合に純正のブラックではなくアルミ製品に変わっていると、ヘルメットの中で思わずニヤリとしてしまうもの。価格は7150円(税込)で他製品同様に価格改定があるかもしれない。

オフロード走行で効果絶大のスプロケット・ガード。

エンジン下に装着するスキッドプレート同様、オフロード走行時にあると便利なのが、このスプロケットガードだろう。チェーンとスプロケに間に小石や砂利、ゴミが侵入するのを防ぐ効果が期待できる。価格は6380円(税込)で前述の製品同様だ。

リヤサスペンションはナイトロン製をチョイスしていた。

最後はモリワキ製ではないものの、新作マフラーとの相性が良いことから装着されていたリヤサスペンションも紹介しておこう。こちらはナイトロン製のリアショックアブソーバーで、ボディやスプリングのカラーを選択することが可能。写真のようにカラフルな仕様が選べるほか、ブラック一色もある。価格などはナイトロンのWEBサイト(https://www.nitron.jp)で確認できる。

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著者プロフィール

増田満 近影

増田満

小学生時代にスーパーカーブームが巻き起こり後楽園球場へ足を運んだ世代。大学卒業後は自動車雑誌編集部…