CBRエンジン搭載のナナハンキラー、アジアンバイク ホンダWINNER-X150の実力を乗って確かめてきました 【動画・モトチャンプTV】

近年になって急速に改良されてきたアジアンバイクたち。単に安くて珍しいモデルというだけではなくなっている。ベトナムから輸入されたホンダ・ウィナーX150もそんな1台。ケニー佐川のサーキットインプレッションを交えて紹介しよう。

安くて速くて個性的ということで人気のあったアジアンバイクだが、急速に信頼性を上げてきて今最も注目すべき存在になっている。アジアから直接輸入して販売するショップも増えてきて、身近な存在になりつつあるアジアンバイクのなかでも、大注目なのがホンダ・ウィナーX150。一体どんなバイクなのか、ユーチューブで無料配信しているモトチャンプTVで紹介しているので、その魅力をダイジェストにお伝えしよう。

ベトナムから輸入されるホンダ・ウィナーX150。
アンダーボーンフレームだが実用車ではなくスポーツバイクなのだ。

今回紹介するのはモトチャンプTVで公開されている動画「アジアンバイク一気乗り Part1 WINNER-X150」という回の内容をダイジェストにまとめたもの。ウィナーX150はベトナムで販売されているアンダーボーンフレームのスポーツモデル。スクーターでもなく実用車でもない、日本国内では類を見ないジャンルのモデルに当たる。

お馴染みの二人のほか、バイク館の新井さん(左)を交えて解説。

ホンダのモデルではあるけれど、現地モデルのためホンダディーラーで買うことはできない。ウィナーX150はバイク館が独自に輸入販売しているため、今回の取材もバイク館の協力を得て行っている。国内では資料が少ないため、取材時は編集長のチャボとジャーナリストのケニー佐川に加えて、バイク館から担当の新井さんにお越しいただいている。

スリムなシートが特徴。
シート下は収納スペースでなく燃料タンク。

ウィナーX150はアンダーボーンフレームに前後17インチタイヤ、149cc水冷単気筒DOHCエンジンと6速ミッションを組み合わせたモデル。スクーターのようにも見えるがれっきとしたスポーツモデルなのだ。実はこの単気筒エンジンはCBR150Rのもの。高回転型のスポーツエンジンそのもので、最高出力は16.2ps/9000rpmとなっている。

デジタルメーターを標準装備。
多彩な表示機能を備えている。

装備も充実していてメーターはフルデジタル仕様。明るい場所でも視認性の高い反転液晶パネルを採用しつつ、シフトインジケーターや時計、平均燃費なども表示切り替えが可能。USBポートやスマートキーまで装備しているため、アジアンバイクにありがちな廉価なモデルという印象はまるでない。むしろ斬新なスタイルと本格装備、スポーツエンジンなど魅力溢れる最新モデルといえるだろう。

ケニー佐川がサーキットを爆走!

今回もケニー佐川によるサーキットインプレッションも盛り込まれている。取材当日が雨模様でコースは完全ウエットだったためフルバンクさせることまでできていないが、その印象を一言で言えば「スポーツバイクそのもの」だった。なにしろエンジンの吹け上がりが早くパルス感もあって回すのが楽しくなる、また前後17インチタイヤは比較的細身なサイズのためヒラヒラ感があるハンドリング。車両重量が122キロしかない軽量モデルなので軽快にスパスパと倒し込みが決まるうえに、17インチによる旋回中の安定性にも優れている。6速ミッションはギア比が最適化されているため、低速から高回転まで存分に楽しめるのだ。また細身のシートは長さがあるため燃料タンクはなくてもホールド性が確保されている。

メーカー補償と同等の新車補償が得られる。
全4色から選べるボディカラー。

全国に62店舗あるバイク館が販売しているため、全国どこでも買い求めてることが可能なうえ、エンジンやフレーム、電装系などは2年間・走行距離無制限の補償が受けられる。また取材時のシルバーだけでなく他に3色のボディカラーが用意されている。気になる新車価格は37万9000円(税込)となっていて、編集長のチャボだけでなくケニー佐川も大絶賛。輸入車と聞くとパーツ供給が遅いなどの不安があるものだが、バイク館では消耗部品を中心に国内で独自にストックしてある。一般的なメンテナンスであれば素早い対応をしてもらえるのだ。全国に店舗があるためツーリング中のサポートも受けられるとあって、安心して買える状況。これは大注目モデルの筆頭と言えるだろう。

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著者プロフィール

増田満 近影

増田満

小学生時代にスーパーカーブームが巻き起こり後楽園球場へ足を運んだ世代。大学卒業後は自動車雑誌編集部…