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AUDI “Mysterious” SUV
次期型Q7のようだが
厳重にカモフラージュが施されたプロトタイプは、2026年にアウディの欧州における最後のICE搭載モデルとして発売される次期型「アウディQ7」の様に見える。大型のSUVであること、以前に目撃されたQ7テスト車両とフェンダーアーチ形状が似ていること、次期型「Q3」と同様のスプリット型ヘッドライトを採用していることなど、新型Q7と判断できる要素は多い。
極秘プロジェクト?
しかし、このプロトタイプには中国専用モデル「Q6」と非常に似た形状のフロントグリルが装着されている。また、現行Q7のサイドミラーはフロントドアに取り付けられているのに対し、このテスト車両はAピラーのつけ根にミラーを備えている。さらに、ボディ表面と高さが均一になるフラッシュタイプのドアハンドルが確認できる。少なくとも過去10年、アウディはグリップ型のドアハンドルを採用し続けている。
こうした点から、このテスト車両がどのモデルのものなのかは判断できない。スクープ班の望遠レンズを避けるような動きを見せたり、黒いA6がカメラを遮るかのように走行したりしていたとの情報も入っている。何らかの極秘プロジェクトが進行中なのかもしれない。
モデル名称や仕向け地などは不明
間違いないのは、エキゾーストがフェイクではなく機能していたということだ。今のところ、エンジンがガソリンかディーゼルかを予測することはできない。この新しいSUVの仕向け地も不明だ。さらにモデル名を予想することも難しい。ヨーロッパもしくはアメリカ向けにアウディが投入するICE搭載の最後のSUVなのか、そしてそれはQ7と呼ばれるのか?中国専用の「Q5L」またはQ8の後継モデルなのか?ただ、Q8は欧州で新型Q7が登場する前に新型に切り替えられるという噂もある。このクルマについては、続報を待ちたい。