パガーニが「I.C.E.サンモリッツ」にウトピアとゾンダ Fを展示

「多彩すぎる」パガーニが氷上イベントでハイパーカー「ウトピア」だけでなく家具コレクションやカメラまで展示

パガーニは、サンモリッツで開催されるコンクールデレガンスイベント、2024年の「I.C.E.サンモリッツ」への参加を発表した。
パガーニは、サンモリッツで開催されるコンクールデレガンスイベント、2024年の「I.C.E.サンモリッツ」への参加を発表した。
パガーニ・アウトモビリは、2月22日から23日にかけてスイス・サンモリッツで開催される「I.C.E.サンモリッツ(The I.C.E. St. Moritz)」に、最新ハイパースポーツ「ウトピア」と、2007年にニュルブルクリンクで市販車ラップ記録を樹立した「ゾンダ F」を公開する。また、インテリアデザイン部門「パガーニ・アルテ(Pagani Arte)」も、様々な製品を展示する予定だ。

Pagani Utopia

最新ハイパースポーツが雪と氷の祭典に登場

2024年の「I.C.E.サンモリッツ」に登場するパガーニ ウトピア。
パガーニは、多くの自動車ファンが集まる雪と氷の祭典「I.C.E.サンモリッツ」に、最新ハイパースポーツ「ウトピア」を持ち込むことを発表した。

スイスのスキーリゾート、サンモリッツを舞台に行われるコンクールデレガンスイベント「I.C.E.サンモリッツ」は、世界中からコレクターやエンスージアストが集結。氷に覆われた凍結湖に設けられた特設トラックを舞台に、世界最高レベルのヒストリックカーを堪能できるヒストリックカーイベントだ。

今回、オラチオ・パガーニが率いるパガーニ・アウトモビリは、サンモリッツに最新ハイパーカーのウトピア、レコードブレーカーのゾンダ Fという貴重な2台を持ち込むことを発表した。

パガーニにとって第3世代モデルとなるウトピアは、パガーニとAMGが共同開発した、最高出力864PSを発揮する6.0リッターV型12気筒ツインターボエンジンを搭載する。ドライビングの歓びを追求したシンプルなスポーツカーとして開発されており、コクピットにアナログメーターを採り入れたり、オプションで7速MTを用意するなど、あえてトレンドと逆行している。

また、ピレリがウトピアのために専用開発したタイヤ、「ピレリP Zero トロフェオ RS」も展示。この特別なタイヤはサーキットにおけるパフォーマンスと信頼性、公道での扱いやすさを両立している。

ファンジオをオマージュしたゾンダ F

2024年の「I.C.E.サンモリッツ」に登場するパガーニ ゾンダ F。
2007年にニュルブルクリンクで市販モデルによるラップタイム記録を樹立した、ゾンダ Fの展示が決まった。

パガーニの特設ブースには、2007年にニュルブルクリンク・ノルドシュライフェ(20.6km)において、当時の市販車記録(7分27秒82)を樹立した「ゾンダ F」 も持ち込まれる。ゾンダ Fは、歴史上最も有名なF1ドライバーであり、オラチオ・パガーニの親しい友人でもあるファン・マヌエル・ファンジオへのオマージュとして、車名に「F」が付けられた。

ゾンダ Fはチタニウム、アルミニウム、インコネルなどの軽量コンポーネントを積極的に導入したことで、徹底的な軽量化を実現。ライトグレーとグロスカーボンファイバーのエクステリアには、鮮やかなレッドレザーのインテリアが組み合わせられた。

パガーニの拘りを集めた家具コレクション

パガーニが立ち上げた家具部門、パガーニ・アルテの「アイコニック・ソファ」。
パガーニが立ち上げた家具部門、パガーニ・アルテのアイコニック・ソファ。今回のI.C.E.サンモリッツにはパガーニ・アルテの特設ラウンジエリアが登場する。

今回、会場にはパガーニが新たに立ち上げたインテリア部門「パガーニ・アルテ」の特設ブースも展開される。パガーニ・アルテのコレクションは、レオナルド・ダ・ヴィンチの折衷主義をインスピレーションにしつつ、パガーニらしさを追求。「アルテ(Arte:イタリア語で芸術、美術の意味)」というネーミングは、ルネッサンス期の天才が思い描いたように、芸術と科学を融合させるアイデアから由来している。

I.C.E.サンモリッツの会場に設けられるラウンジエリアには、パガーニ・アルテのアイコニック・コレクションから、様々なアイテムを展示。アイコニック・ソファ、アイコニック・コーヒーテーブル、アイコニック・サイドボード、アイコニック・ダイニングテーブルなどを、実際に自分の目でチェックすることができるという。

オラチオ・パガーニはパガーニ・アルテのアイコニック・コレクションについて次のように説明する。

「住まいほど、私たちの本質を明らかにする存在はありません。私たちはハイパーカーと同じ素材を使用し、技術的な最高峰を家具でも実現しました。カーボンファイバー、アルミニウム、チタニウム、レザー、そしてウッドなどの素材を使って、熟練した職人によってクリエーションを極めたコレクションが完成しています」

また、ジベリーニ・カメラ(Gibellini Camera)とのコラボレーションにより、2年の歳月を経て開発された限定カメラ「パガーニ・バイ・ジベリーニ GP810HP」の特設展示コーナーも設けられる。

ローンチイベントのために来日したアジア太平洋地域担当マネージング・ディレクター、アルベルト・ジョバネッリ氏。

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