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Ferrari Challenge Japan
毎戦激戦が繰り広げられるトロフェオ・ピレリ
ワンメイクレース「フェラーリ・チャレンジ」は、ジェントルマンドライバーつまり本業は別にあるアマチュアレーサーによるレースである。2日間で2レース開催され、それぞれで勝者が生まれる。さらに同一レース内で、ドライバーのスキルに併せてクラス分けされる。まず上位クラスのトロフェオ・ピレリとエントリークラスのコッパ・シェルに分けられ、さらにそこからエキスパートとアマチュア(Am)に分けられて、都合4クラスが用意される。
そのトップクラスとなるトロフェオ・ピレリには、現在ポイントランキングでリードするYudai Uchidaはもちろん、Nobuhiro ImadaやスーパーGTにフェラーリで参戦した経験を持つAkihiro Tsuzukiの参戦するという。さらに今回もフェラーリ・ジャパンのスカラシップで参加する若手ドライバー、Tatsuya Minowaが参加する。トロフェオ・ピレリAmには、今シーズン毎戦激戦を繰り広げるAkitaとKanji Yagura、Cold Max、Motohiko Isozakiが参加する。このクラスでは今シーズン毎戦、激しいバトルが展開されており、今回のフェラーリ・レーシング・デイズで最も見応えのある接戦が見られるだろう。
この鈴鹿で年間チャンピオンが決定する?
8名が参加するコッパ・シェルは、今シーズンすでに6レース中4勝を挙げているYasutaka Shirasakiが最有力候補となる。だが今シーズン初優勝を挙げているTsutomu Shimoyamaと同じくPhil Kim、そして毎戦予選で上位に入っているRyuichi Kunihiroなどの活躍が期待される。コッパ・シェルAmには、ここまで6レース中3勝を挙げているMasafumi Hiwatashiや2勝のRyutaro Saitoなど優勝経験者を含む、4クラス中最多となる13名が参加する。前述の2名はラウンド1鈴鹿で優勝を分け合っているが、13名も参加する激戦のクラスで確実なものはない。果たして今回も初優勝者は生まれるだろうか?
レースは6月29〜30日、年に一度のフェラーリの祭典「フェラーリ・レーシング・デイズ」が開催される鈴鹿サーキットで、2日間に分けて2レース行われる。なお今回もYouTubeでライブ中継が行われる。手に汗握る白熱の一戦を見流したくなければ、リアルタイムでの視聴は必須だろう。