【スクープ!】「アウディ A7 オールロード」プロトタイプを発見!

「アウディ A7」初のオールロード登場!? PHEV搭載でオフロード性能も強化される? 【スクープ!】

次期型「アウディ A7」には、これまで「A6」に設定されていた「allroad」がラインナップに加わる。
次期型「アウディ A7」には、これまで「A6」に設定されていた「allroad」がラインナップに加わる。
「アウディ A7」ファミリー次期型の開発が進んでいる。A7に初投入される、悪路走破性を高めたクロスオーバーモデル「オールロード」の市販型プロトタイプをスクープ班が鮮明に捉えた。

AUDI A7 allroad

「A6 オールロード」改め「A7 オールロード」

現行モデルまでは「スポーツバック」にみだった「A7」にallroadが加わる。
現行モデルまでは「スポーツバック」のみだった「A7」に “allroad” が加わる。

「アウディA7」は2010年に初代が登場し、第2世代となる現行モデルは2018年から販売されている。これまでは5ドアの “スポーツバック” のみだったA7だが、次期型ではクロスオーバーの「オールロード」が投入される。アウディの新しい名称戦略によって、車名に偶数が付くモデルは電気自動車、エンジン搭載車両は奇数が割り当てられる。したがって、これまでの「A6オールロード」がA7に継承される。

オールロードらしいフェンダーエクステンションは健在

A7オールロードは、リフトアップされたボディ、大型のフェンダーエクステンション、そして頑丈なフロントグリルやサイドスカートを装備し、オフロード走行に対応した力強いデザインとなっている印象を受ける。

フロントバンパーの両端には縦型のエアインテークが確認できる。ヘッドライトは「A6 e-tron」のようなスプリット型ではなく、コンベンショナルなデザインが採用されているようだ。テールライトはブーメラン型のライトクラスターによって、A6との差別化を図っていることが考えられる。これをスリムな横方向のイルミネーションバーが繋いでいるのはA6と共通の意匠だ。

電動パワートレインが標準に

ICE搭載の奇数モデルとはいえ、電動アシストは全車標準となりそうだ。
ICE搭載の奇数モデルとはいえ、電動アシストは全車標準となりそうだ。

量産型には、PPC(Premium Platform Combustion)と呼ばれるMLBプラットフォームのアップデートバージョンを使用する。パワーユニットは市場によって異なるが、A7オールロードにはマイルドハイブリッドテクノロジーが標準で装備されると予想する。ターボ付きのV6ガソリンおよびディーゼルエンジンも用意されるだろう。プラグインハイブリッドシステム採用モデルの登場もありそうだ。

新型A7は、最初にセダンとステーションワゴンの「アバント」から市場投入が始まるだろう。オールロードは遅れて登場する見込みで、タイミングは2025年後半か2026年初頭と予想する。

次期型の「アウディ A7」ファミリーが、北極圏近くで寒冷地テストを行う様子を捉えた。

北極圏の寒冷地テストに次期「アウディ A7」ファミリーが集結「様々なタイプが用意される?」 【スクープ!】

アウディが進めているモデル名の変更に伴い、内燃機関搭載のA6はモデルチェンジによって「アウディ A7」と呼ばれるようになる。その次期型A7が、北極圏近くで寒冷地テストを行う様子を捉えた。セダンおよび「アバント」と呼ばれるステーションワゴン、クロスオーバーの「allroad quattoro」に加え、高性能仕様の「S7」と「RS 7」というバリエーションを持つ。今回のテストには、これらすべてが持ち込まれたようだ。

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石川 徹 近影

石川 徹

PRエージェンシーやエンジニアリング会社、自動車メーカー広報部を経てフリーランスに。”文系目線”でモビ…