2月5日開幕の「レトロモービル」に新旧ベントレーを展示

ベントレーがヒストリック車「スピード シックス コンティニュエーション」と最新PHEVコンバーチブル「コンチネンタルGTC」を公開

ベントレーは、欧州最大のクラシクックカーショー「レトロモービル」において、「スピード シックス コンティニュエーション」を公開する。
ベントレーは、欧州最大のクラシクックカーショー「レトロモービル」において、「スピード シックス コンティニュエーション」を公開する。
2月5日から9日にかけて、フランス・パリで開催されるヨーロッパ最大級のクラシックカーショー「レトロモービル(Retromobile)」に、ベントレーは「スピード シックス コンティニュエーション」と、最新ハイブリッドパワートレインを搭載した「コンチネンタル GTC スピード」を展示する。

Bentley Speed Six Continuation

12台が製造されるコンティニュエーション第2弾

現在、12台の製造が続く「スピード シックス コンティニュエーション」が、レトロモービルに展示される。
製造とデリバリーが完了した「ブロワー コンティニュエーション」に続く、コンティニュエーションプロジェクト第二弾「スピード シックス コンティニュエーション」の製造が着々と進められている。

ベントレー・モーターズは、12台の「ブロワー コンティニュエーション」を完成させ、すべての車両をオーナーにデリバリー。続けて、ベントレー史上最も成功を収めたレーシングカーである「スピードシックス」を現代へと甦らせることを決定した。

ベントレーは1928年から1930年にかけて182台のスピードシックスを製造。1929年と1930年のル・マン24時間レースでの2度の優勝により、スピードシックスはベントレーのレース史に燦然と輝く地位を確立した。


このレーシングカーを蘇らせた「スピード シックス コンティニュエーション」の開発は、ベントレー・ヘリテージ・コレクションが所有する、1930年の「スピードシックス(GU409)」や、オールドナンバー3として知られる1930年のル・マン24時間レース出場車両から入手したデータを使用。オールドナンバー3は、オーナーから貸し出され、開発・製造を担当するマリナー・チームは寸法、素材、コンポーネントに関する貴重なデータを取得している。

1928年にデビューしたオリジナルのスピードシックスは、搭載する「6½リッター直列6気筒エンジン」に、ツインSUキャブレター、高圧縮比、高性能カムシャフトなど、パワーアップのための改良が施された。今回エンジンの新規製造には、600を超えるパーツを新たに製造。最初テストで、最高出力205bhp(207PS)と、1930年にレースチューニングされたオリジナルエンジンと変わらないパワーを発揮している。

最新のコンチネンタル GTC スピードを公開

最新の「ウルトラ・パフォーマンス・ハイブリッド」パワートレインを搭載した「コンチネンタル GTC スピード」の公開も決まった。
ヒストリックカーイベントのレトロモービルに、ベントレーは歴史的名車の再現モデルに加えて、最新のハイブリッドパワートレインを搭載する「コンチネンタル GTC スピード」の公開を決めた。

今回のレトロモービルでは、スピード シックス コンティニュエーションに加えて、最新プラグインハイブリッドパワートレインに、ハンドクラフトの贅沢さと日常での使い勝手を融合させた、4代目コンチネンタル GTC スピードを公開する。

新型コンチネンタル GTから導入された「ウルトラ・パフォーマンス・ハイブリッド」は、最高出力600PSを発揮する新開発4.0リッターV型8気筒エンジンに、190PSの電気モーターを組み合わせたことで、システム最高出力782PS・最大トルク1000Nmを実現。オープンエアのグランドツアラーとしては、圧倒的な走行性能を手にしている。

コンバーチブルにはベントレーが道路環境した「7ボウ・ファブリック・ルーフシステム」が導入され、7色のエクステリアカラーが用意されている。

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ゲンロクWeb編集部

スーパーカー&ラグジュアリーマガジン『GENROQ』のウェブ版ということで、本誌の流れを汲みつつも、若干…