ガソリン&ディーゼルエンジン搭載「アウディ A6 セダン」が2025年夏からデリバリー開始

新型「アウディ A6 セダン」がデビュー「アバントに続きガソリン&ディーゼルモデルをラインナップ」【動画】

ICE搭載4サルーン「アウディ A6 セダン」の走行シーン。
アウディ A6 シリーズに、ICEを搭載する4ドアサルーン「A6 セダン」が追加された。
アウディは、ミドルサイズサルーン「A6 セダン」を発表した。先行導入された「A6 アバント」に続くICE(内燃機関)搭載モデルとなり、ドイツ・ネッカーズルム工場で生産され、日本を含めた世界市場に導入予定。2025年4月中旬からヨーロッパでの受注がスタートしており、エントリーモデルの「2.0 TFSI 150kW」は5万5500ユーロから。デリバリーは2025年夏からの開始を予定している。

Audi A6 Sedan

アウディ史上最高レベルのCd値0.23

ICE搭載4サルーン「アウディ A6 セダン」のエクステリア。
空力的に不利な4ドアセダンながらも、ボディ全体がエアロダイナミクスを強く意識した形状を採用しており、Cd値0.23というアウディ史上最高の空力レベルを実現した。

2025年3月、アウディはフル電動車として登場した「A6」シリーズに、TFSIガソリンターボとTDIディーゼルターボを搭載する「A6 アバント」を追加した。今回ステーションワゴンのアバントに続き、待望の4ドアノッチバックサルーン「A6 セダン」がデビューを果たした。

アウディ史上最高のCd値0.23という、非常に優れたエアロダイナミクスを持ちながら、ビジネスシーンにもマッチするコンサバティブな4ドアスタイルを持つ新型A6 セダン。48Vマイルドハイブリッドテクノロジー「MHEV plus」の導入に加え、アダプティブエアサスペンションと全輪操舵を搭載し、このクラスに求められる高いレベルの快適性と、シャープなハンドリングを実現した。

クリアで機能的なエクステリアは、無駄をそぎ落としたアウディらしいデザインとなっている。ウィンドウ上部の曲線、フォルムと機能を最適化したサイドエアインテーク、アンダーボディのエアフローを制御おするフロントスポイラーなどにより、高い空力レベルが確保されたと謳う。フロントセクションは鋭い表情を持つ薄型ヘッドライトと、フォーリングスをセンターに配置した大型シングルフレームが、力強い存在感をアピールする。

縦型の3連グラフィックを持つテールライトが、リヤセクションでも個性を強調。伝統的な6ライトウィンドウのサイドセクションに続くノッチバック形状、シャープに湾曲したトランクリッドなどが、優れたエアロダイナミクスに大きく貢献する。ワイドな大型ディフューザーとの組み合わせにより、リヤアクスル周辺のドラッグ量も低く抑えられたという。

3種類のICEパワートレインをラインナップ

先行導入されたアバント同様に、2種類のガソリンと1種類のディーゼルをラインナップ。2.0ディーゼルターボと3.0ガソリンターボに、「MHEV plus」システムが搭載される。
先行導入されたアバント同様に、2種類のガソリンと1種類のディーゼルをラインナップ。2.0ディーゼルターボと3.0ガソリンターボに、「MHEV plus」システムが搭載される。

アウディが誇る48Vマイルドハイブリッドシステム「MHEV plus」システムは、最高出力150kW(204PS)の2.0リッター直列4気筒TDIディーゼルターボと、270kW(367PS)の3.0リッターV型6気筒TFSIガソリンターボに導入される。MHEV plusは、発進時や追い越し時に最大230Nmの駆動トルクと最大18kW(24PS)のパワーを追加。減速時には最大25kW回生する。

また、エントリーモデルとして「MHEV plus」システムを搭載せず、最高出力150kW(204 PS)を発揮する2.0リッター直列4気筒TFSIガソリンターボも用意された。

A6 セダンは、室内の音響も快適にアップデートされた。ウィンドウの密閉性を高め、ドアシールを最適化することで、先代モデルと比較して最大30%も静粛性が向上。テールゲートシールも風切り音を大幅に低減する効果を持っている。19インチ以上のすべてのホイールには「ノイズ・アブソーバー」も装備。さらに新開発のエンジン・トランスミッション・マウントブッシュが、よりスムーズで静かな走りを実現した。

「アウディ A6 セダン」を動画でチェック!

「アウディ A6 アバント」内燃機関搭載モデルの走行シーン。

「アウディ A6 アバント」に待望のガソリン&ディーゼルモデル導入「最新のマイルドハイブリッドMHEV plusを採用」

アウディは、ミドルサイズステーションワゴン「A6 アバント」にICE(内燃機関)モデルを追加した。ヨーロッパにおける価格はエントリーモデルの「2.0 TFSI 150kW」は5万8000ユーロから、マイルドハイブリッド「MHEV plus」テクノロジー搭載の「2.0 TDI」は6万1700ユーロから。2025年3月から受注を開始し、2025年5月末からデリバリーが行われる。

キーワードで検索する

著者プロフィール

ゲンロクWeb編集部 近影

ゲンロクWeb編集部

スーパーカー&ラグジュアリーマガジン『GENROQ』のウェブ版ということで、本誌の流れを汲みつつも、若干…