メルセデスAMGの生誕55周年を祝う特別な小型パフォーマーA45とCLA45「エディション55」登場

メルセデスAMG A 45/CLA 45に特別仕様「エディション55」デビュー。55周年記念の「色仕掛け」に注目

メルセデAMG CLA 45 S 4マティック “エディション55”。フロントビュー
生誕55周年を迎えたメルセデAMGは、A 45とCLA 45に特別なパッケージオプションを設定した。写真はCLA 45 S 4マティックの “エディション55”仕様。
メルセデスAMGは、2022年5月12日にA 45とCLA 45に特別仕様「エディション55」を設定すると発表。本国では1万2614ユーロ〜1万4280ユーロ(約170万円〜約190万円)の上乗せで、特別装備一式を購入できる。

Mercedes-AMG
A 45 & CLA 45 “Edition 55”

「黒」をテーマにしたパッケージ内容

メルセデAMG CLA 45 S 4マティック “55エディション”。サイドビュー
メルセデスAMG CLA 45 S 4マティック “エディション55”。ボディ各部に光沢ブラック仕上げのエアロパーツを装備するとともに、専用の19インチ鍛造ホイールも装着した。

2022年に生誕55周年を迎えたAMGが、続々と新型車や限定モデルを発表して話題を呼んでいる。

今回のニュースは、コンパクトクラスのハイパフォーマー、A 45及びCLA 45に特別仕様「エディション55」を設定したというもの。見栄え・性能ともに一段グレードがアップする各種装備を取り揃えた、魅力的なパッケージ内容となっている。

エディション55のキーワードは、黒。風洞実験を駆使して開発されたエアロパーツ類を一式まとめた「エアロダイナミクスパッケージ」は、大型フロントスプリッター付きのフロントエプロンをはじめ、AMGリヤウイング、ディフレクター付きリヤエプロン、ディフューザーブレードなどで“武装”する。すべてのエアロパーツは光沢ブラック仕上げになっており、威圧感と存在感もぐっと増している。

AMGの伝統的エンブレムをデカールに

メルセデAMG CLA 45 S 4マティック “55エディション”。リヤビュー
メルセデAMG CLA 45 S 4マティック “エディション55”。ボディカラーはブラックもしくはホワイトから選択可能。AMGエンブレムを図案化したデカールも目を惹く。

加えて「AMGナイトパッケージ」、「AMGナイトパッケージII」を採用。サイドミラーハウジングやテールパイプ周りなど、各部をブラック仕立てとして全体の印象を引き締めている。

ボディカラーはコスモスブラックメタリック、もしくはデジタルホワイトメタリックの2色を用意。さらに、ボディ側面下部にはAMGのエンブレムを図案化した特別なデカールを採用している。さらに、チタニウムグレー塗装仕上げの19インチ鍛造ホイールも標準装備した。また、クローム仕上げの給油キャップにも“AMG”ロゴを刻み込むなど、細部にまでこだわりが感じられる。

フランネル地で愛車を優しく守るボディカラーも付属

キャビンはAMGらしい黒×赤の2トーン仕上げ。AMGパフォーマンスシートや、人工スウェードのDINAMICAを用いたAMGパフォーマンスステアリングホイール、イルミネーション機能付きスカッフプレート、高品質ベロア仕立ての専用フロアマットなどを取り揃えている。

加えて、屋内用ボディカバー「AMG インドアカーカバー」も付属。静電気を防止するフランネル地のインナーに、耐久性に優れた合成繊維のアウターを組み合わせた高品質なボディカバーとなっている。

エディション55の特別装備一式は、本国では1万2614ユーロ〜1万4280ユーロ(約170万円〜約190万円)のパッケージ価格で購入できる。日本への導入については現時点(2022年5月)では未定。なお、メルセデスAMGでは、これに先行してG 63をベースとした「エディション55」も発表している。

戦うエンジニア集団、AMG

1971年のスパ24時間に参戦するメルセデス・ベンツ300SEL 6.8 AMG。コーナリング
AMGはモータースポーツシーンで輝かしい軌跡を残してきた。写真は1971年7月のスパ24時間に参戦した300 SEL 6.8 AMG(W109)で、総合2位、クラス優勝を収めた。

1967年にハンス・ヴェルナー・アウフレヒトとエアハルト・メルヒャーが立ち上げたAMGは、モータースポーツ界で数々の輝かしい戦績を築くとともに、いくつものユニークなロードカーを手掛けてきた。現在はメルセデス・ベンツグループAGの完全子会社として、ハイパフォーマンスなスポーツモデルづくりを行っている。

現行ラインナップは50車種を超え、下は2.0リッターの直列4気筒ターボの306psから、上は先進のハイブリッド機構による驚異の843psまで、幅広いパワーレンジを誇る。最新型のSLがAMG専用モデルとなったことも話題になっている。

パワートレインは4気筒、6気筒、8気筒の内燃機関に加え、F1テクノロジーを活用した独自のハイパフォーマンスハイブリッド機構「E PERFORMANCE」も導入。また、EV専用プラットフォーム「EVA2」をベースにしたフル電動サルーン「EQS 53 4マティック+」も登場している。さらに、新しい電動モデル向けアーキテクチャー「AMG.EA」を用いたAMG独自のピュアEVも近く登場する予定という。ちなみに、2021年におけるAMG車の出荷実績は14万5979台と、16.7%の成長を記録した。

メルセデスAMG G 63 “エディション55”のフロントビュー

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著者プロフィール

三代やよい 近影

三代やよい

東京生まれ。青山学院女子短期大学英米文学科卒業後、自動車メーカー広報部勤務。編集プロダクション…