貴重な純内燃機関コンパクトスポーツカー新型「BMW M2」デビュー

[速報]BMWがサーキット愛好家に送るコンパクトFRスポーツカー「新型M2」の最高出力は460ps

先代よりも長く、幅広になった2代目M2。それでもM4よりも全長が214mm、ホイールベースが110mm短いので俊敏な走りが期待できる。
先代よりも長く、幅広になった2代目M2。それでもM4よりも全長が214mm、ホイールベースが110mm短いので俊敏な走りが期待できる。
コンパクトなボディに高出力エンジンを搭載するBMWのコンパクトスポーツカー、M2の2代目が登場した。最後の純内燃機関スポーツクーペとも噂される、高出力3.0リッター直6ツインターボエンジンを搭載するRWDスポーツカーはどのように進化したのか? まずは速報をお届けする。

高性能エンジンを搭載するコンパクトスポーツカー

外観では大きく張り出したリヤフェンダーが印象的だ。

2代目となるM2が登場した。搭載されるエンジンは最高出力460ps(338kW)、最大トルク550Nmを発揮する3.0リッター6気筒ツインターボ。最高回転数は7200rpmで現代にあっては高回転型と言えるだろう。そして、これから徐々に珍しくなるだろう純内燃機関スポーツカーの最後の世代かも知れない貴重なモデルである。

トランスミッションはシフトパドル付きMステップトロニック8速ATと、好事家のためにオプションで6速MTが用意される。ATセレクタレバーは最新のMデザインとなっている。標準でアクティブMディファレンシャルを装備しており、0-100km/h加速は4.1秒と俊足だ。

M3/M4と同じドリフトアナライザーを装備

先代よりも長く、幅広になったが、それでも今や大きくなりすぎたM4よりも全長が214mm、ホイールベースが110mm短いので俊敏な走りが期待できる。フロント19インチ、リヤ20インチの異径タイヤを装備。サーキット用のタイヤもオプションで用意される。M3/M4と同様にMドリフトアナライザーとMラップタイマーが標準で装備される。ニュルブルクリンクで鍛え上げた高いシャシー性能を思う存分堪能できるだろう。

外観では大きく張り出したリヤフェンダーの他、フロントに目をやるとフレームレスで水平基調の大型キドニーグリル、3分割されたロワーエアインテークが特徴的だ。6kg軽量となるカーボンルーフもオプションで用意される。

室内は最新世代のBMWデザイン

インテリアはドライバー中心の最新BMWデザインで、12.3インチのインフォメーションディスプレイと14.9インチのコントロールディスプレイが並ぶ。インフォテインメントシステムのiドライブには、もちろん最新のOS8が採用されている。

オプションでMレーストラックパッケージを選択すると、カーボンルーフやMカーボンバケットシートなどの装備が備わるほか、電子リミッターで制御される最高速が285km/hとなる。

ベースとなる2シリーズクーペと同様にメキシコのサン・ルイス・ポトシ工場で生産される。2023年4月にデリバリー開始予定だ。日本市場も遅滞なく導入される予定だという。

2代目に進化した、新型BMW M2の走行シーン。

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