目次
アート体験を含めた新基軸のショールーム
メルセデス・マイバッハは、新たなコンセプトを採用した体験型ショールーム「マイバッハ・アトリエ」の導入を決めた。アトリエでは、マイバッハが持つ洗練された先進性を踏まえ、プライベートな空間で会話やミーティングができる「サロン・プリヴェ」を展開する。
室内にはデジタルアートプログラム、3Dビジョン、デジタルインスタレーションなどが設置されており、ショールームでありながらも贅沢なアート体験を楽しむことができる。もちろん専門のマイバッハ・コンサルタントのサポートにより、クルマを購入することも可能となっている。
北京メルセデス・ベンツ・セールスサービスのヤン・マデハCEOは、マイバッハ・アトリエについて次のようにコメントした。
「メルセデス・マイバッハの長年にわたる中国市場での成功を受けて、世界初のマイバッハ・アトリエをオープンするのが上海となるのは、当然のことと言えるでしょう。ここではマイバッハのディテールへのこだわりと最先端技術により、中国のお客様に最高の体験をお届けします。マイバッハ・アトリエでは、ブランドのパイオニアとしてのオーラとクリエイターのDNAをベースに、お客様のライフスタイルに合わせたユニークな時間を創造し続けていきます」
中国人アーティストとのコラボレーション
今回、マイバッハ・アトリエのオープンに合わせて、上海佛山芸術センターでアートエキシビションを実施し、メルセデス・マイバッハの芸術性の高さをアピール。このエキシビションでは、マイバッハが3名の中国人アーティストとコラボレーションし、切り絵、インクグラフィティ、没入型デジタルメディアを駆使したインスタレーションを公開した。
この特別なインスタレーションは、マイバッハ・アトリエにおいて「プロジェクト マイバッハ」「メルセデス・マイバッハ S 680 by ヴァージル・アブロー」「メルセデス・マイバッハ S 680 マヌファクチャー」という、3台の特別なメルセデス・マイバッハと共に展示される。
メルセデス・ベンツは、上海にオープンしたマイバッハ・アトリエに続き、2030年までに様々なブランドの専門ショールームを世界各地にオープンする。メルセデス・マイバッハに関しては販売チャネルやコンセプトを進化させ、ブランドが持つ個性をアピール。メルセデス・ベンツのラインアップの中で認知度をさらに高めていく予定だという。