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Volkswagen Passat Variant
オプションでマッサージと空調機能付きシートも
新型パサート ヴァリアントは、高品質な素材の使用と高い遮音性能により、室内の質感と快適性が大幅に改善されているという。オプション設定のエルゴアクティブ(ergoActive)フロントシートには、最大14ウェイの電動調整に加え、マッサージと空調機能が備わっている。
コクピットまわりには直感的な操作が可能なデザインが施され、12.9インチのインフォテインメント・ディスプレイが標準装備される。車内温度やオーディオの音量調節には、ディスプレイの下に配置されたバックライト付きタッチスライダーを使用する。マルチファンクション・ステアリングホイールも、より使いやすいデザインに変更されているとのことだ。なお、オプションで15インチのディスプレイも用意される。
アンチロールバーとショックアブソーバーを変更
走りの面では、キャンバー剛性とリヤアクスルを強化することで走行安定性が向上しているという。また、ステアリングシステムの電子制御を見直し、アンチロールバーとショックアブソーバーを変更するなど、個々のコンポーネントに対策を施すことで走行性能のレベルアップを図った。
また、新型パサート ヴァリアントにはアダプティブ・シャーシ・コントロールを進化させた、2バルブショックアブソーバー付きの「DCC Pro」がオプション設定される。このシステムによって、ステアリング操作や加減速などのパラメーターや路面状況に基づき、リアルタイムで走行状態に対応することが可能になる。ホイールごとに理想的な減衰力が計算され、コンマ1秒単位でショックアブソーバーを制御するという。ドライバーはコンフォートからスポーティーな味付けまで、好みに合わせてDCCを調整できる。
新型は現行のゴルフGTIでデビューしたMQBアーキテクチャーを採用している。DCC Proシステムの横方向ダイナミクスと電子制御デフロック(XDS)を統合制御することで、より俊敏かつ正確で安定したハンドリングを可能にする。
4種類の駆動ユニット
駆動系には、ターボディーゼルエンジン(TDI)、ターボチャージャー付きガソリンエンジン(TSI)、マイルドハイブリッドターボチャージャー付きガソリンエンジン(eTSI)およびプラグインハイブリッドシステム(eHybrid)が用意される。
eHybridは最大100kmの電気走行が可能だという。DC(普通)充電機能が初めて標準で備えられるとともに、AC(急速)充電も高速化されるようだ。新型パサート ヴァリアントは、2024年第1四半期の発売が予定されている。