【グッドウッド】フォード マスタング マッハ-E ラリー2023年秋に発売

「ラリーカーのイメージ?」フル電動クロスオーバー「フォード マスタング マッハ-E ラリー」がデビュー

WRCを戦うラリーカーからインスパイアされた「フォード マスタング マッハ-E ラリー」がグッドウッドでデビューを飾った。
WRCを戦うラリーカーからインスパイアされた「フォード マスタング マッハ-E ラリー」がグッドウッドでデビューを飾った。
フォードはフル電動クロスオーバー「マスタング マッハ-E」をベースに開発したラリーバージョンを、現在開催中のグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードにおいて初公開した。「マスタング マッハ-E ラリー」は米国とヨーロッパにおいて2023秋からの販売をスタートする。

FORD Mustang Mach-E Rally

アスファルトからグラベルロードへ

ラリーカーを思わせるアピアランスを持つ「マスタング マッハ-E ラリー」。現時点で詳細は明らかにされていないが、インテリアにもラリーカーをイメージした装備が採用されることになりそうだ。
ラリーカーを思わせるアピアランスを持つ「マスタング マッハ-E ラリー」。現時点で詳細は明らかにされていないが、インテリアにもラリーカーをイメージした装備が採用されることになりそうだ。

フォードは2021年に、同社を象徴する「マスタング」のネーミングを与えたフル電動クロスオーバー「マスタング マッハE」の販売をスタート。北米市場だけでなく、ヨーロッパにも導入されたマスタング マッハEは、世界中のマーケットで高い人気を集めている。

フォードのモータースポーツ部門であるフォード・パフォーマンスは、このマスタング マッハEをベースに前後フェンダーを拡大、フロントに3基、リヤに4基の電気モーターを搭載し、システム最高出力1400PSを発揮するモンスタードリフトマシン「マスタング マッハ E1400」も開発している。

今回フォードは60年の歴史を持つマスタングが慣れ親しんだ舗装路から、未知の世界であるグラベルへと持ち込むことを決定。ラリーからインスパイアされた「マスタング マッハ-E ラリー」のプロトタイプをを、グッドウッドにおいて初公開している。

WRCドライバーのタナックが走行を披露

ラリーカーを思わせるエクステリアが採用された「フォード マスタング マッハ-E ラリー」。
グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードのヒルクライムステージにおいて、WRCを戦うオィット・タナックが、マスタング マッハ-E ラリーでデモランを披露している。

開発中のため、カモフラージュリバリーを纏ってグッドウッドに登場したマスタング マッハ-E ラリーは、世界ラリー選手権(WRC)に参戦するフォード プーマ ラリー1を思わせる大型リヤウイングを装着。フロントグリルには2基のライトポッド、足元には専用のラリーホイールも装着された。

今回、Mスポーツ・フォードからフォード プーマ ラリー1でWRCに参戦するエストニア人ドライバーのオィット・タナックがグッドウッドに登場。マスタング マッハ-E ラリーのステアリングを握り、ヒルクライムステージでデモンストレーションランを披露している。

フォード・モータースの電気自動車プログラム担当副社長、ダレン・パーマーはマスタング マッハ-E ラリーについて次のようにコメントした。

「マスタング マッハEは、マスタングの自由と楽しさを取り入れた、ゼロエミッション車両です。今回公開したマスタング マッハE ラリーによって、私たちはお客様にアスファルトを離れ、人里離れたグラベルロードを冒険する自由を提供します」

今週末に開催されるラリージャパンにも2台体制で登場する、最新ラリーカー「フォード・プーマ・ラリー1」。

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