最新充電施設「アウディ・チャージング・ハブ」をミュンヘンにオープン

アウディの最新都市型充電ハブがミュンヘンに登場「最大320kWの充電器が4基も」

ミュンヘンでサービスを開始する、アウディの都市型充電施設「アウディ・チャージング・ハブ」。
ミュンヘンでサービスを開始する、アウディの都市型充電施設「アウディ・チャージング・ハブ」。
アウディは、ミュンヘンのオーバーゼンドリング地区に、最新充電施設「アウディ・チャージング・ハブ(Audi charging hub)」をオープンした。合わせて、アウディは充電サービスアプリ「&Charge」との提携をスタート。充電を行ったユーザーに対して、様々な付加価値を提供していく。

テスト車両のリチウムイオン・バッテリーを再利用

ミュンヘンでサービスを開始する、アウディの都市型充電施設「アウディ・チャージング・ハブ」。
ミュンヘンのアウディ・チャージング・ハブに設置されたバッテリーは、アウディのテスト車両に搭載されていたリチウムイオン・バッテリーを再利用している。

2023年9月、ニュルンベルク、チューリッヒ、ベルリン、ザルツブルグに続き、5番目のアウディ・チャージング・ハブが、ドイツ・ミュンヘンのオーバーゼンドリング地区にオープンする。ミュンネンの施設は、事前予約可能な4基の急速充電ポイントを備えており、最大320kWの充電に対応する。

アウディ・チャージング・ハブ・ミュンヘンのプロジェクトマネージャーを務めるバスティアン・ゲレトシャウザーは、アウディ・チャージング・ハブについて次のようにコメントした。

「アウディ・チャージング・ハブは、今回で5ヵ所目のオープンとなり、都市部の住宅地における新たな充電ポイントのスタンダードになりつつあります。ミュンヘンの施設では、最大320kWの充電キャパシティを提供します」

「施設のバッテリーは、廃車になったテスト車両の使用済みリチウムイオン・バッテリーで構成されており、充電ハブのストレージユニットとして第二の人生を送ることになります。リサイクルに貢献するだけでなく、1.05MWhという驚異的なエネルギー容量を達成しました。これは60台の車両を中断なく充電するのに十分な容量となります」

マイレージアプリ「&Charge」との提携がスタート

アウディは、充電マイレージ・アプリ展開する「&Charge」とのパートナーシップを締結しており、アウディ・チャージング・ハブで充電することで、充電代金などに利用できる「フリーキロメーター」を獲得することできる。
アウディは、充電マイレージ・アプリ展開する「&Charge」とのパートナーシップを締結しており、アウディ・チャージング・ハブで充電することで、充電代金などに利用できる「フリーキロメーター」を獲得することできる。

アウディ・チャージング・ハブは、ミュンヘン南部の住宅街に位置し、周辺にはショッピング施設、レストラン、カフェ、スポーツレジャー施設が点在。アウディ・チャージング・ハブは、アウディ以外のすべてのBEVの充電に対応しているが、アウディのドライバーには特別割引が用意された。

アウディのドライバーの充電料金は1kWhあたり0.35ユーロから。スマートフォン「myAudi」アプリを介して、4基の充電ポイントを事前に予約することも可能となっている。アウディ以外のBEVユーザーは、1kWhあたり0.50ユーロの代金(クレジットカード/Apple Pay/Google Pay)で、利用することができる。

今回、アウディは充電マイレージ・アプリ展開する「&Charge」とのパートナーシップを締結。アウディのBEVユーザーは「&Charge」をダウンロードすることで、アウディ・チャージング・ハブの充電時に充電マイレージポイント「フリーキロメーター(free kilometers)」を獲得できる。充電ステーションの使いやすさ、清潔さ、全体的な印象などを評価することでも、フリーキロメーターが付与される。

「&Charge」ユーザーは、集めたフリーキロメーターを、充電用クレジットに交換し、アウディ・チャージング・ハブで交換することも可能という。

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