【IMSA】第10戦「IMSA IMSAバトル・オン・ザ・ブリックス」でポルシェ 963が1-2フィニッシュ

【IMSA】今季3勝目を記録した「ポルシェ 963」がマニュファクチャラーズ選手権トップに浮上「第10戦インディアナポリス」

ポルシェは、インディアナポリス・モーター・スピードウェイで開催されたIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権第10戦「IMSAバトル・オン・ザ・ブリックス」で、1-2フィニッシュを飾った。
ペンスキーのホームコースでもあるインディアナポリス・モーター・スピードウェイで1-2フィニッシュを決めた、ポルシェ・ペンスキー・モータースポーツの4人。
IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権第10戦「IMSAバトル・オン・ザ・ブリックス」の決勝レースが、9月17日に米国・インディアナ州のインディアナポリス・モーター・スピードウェイで開催。ポルシェ・ペンスキー・モータースポーツのポルシェ963が、シーズン初の1-2フィニッシュを飾った。

Porsche 963

マニュファクチャラーズ選手権首位に浮上

ポルシェは、インディアナポリス・モーター・スピードウェイで開催されたIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権第10戦「IMSAバトル・オン・ザ・ブリックス」で、1-2フィニッシュを飾った。
第8戦IMSA スポーツカー・ウィークエンドでの7号車による優勝に続き、第10戦では6号車と7号車が1-2フィニッシュ。3勝を記録し、マニュファクチャラーズ選手権でポルシェが首位に立った。

2023年シーズン、世界耐久選手権(WEC)と並行し、アメリカを舞台とするIMSAウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップへの参戦をスタートしたポルシェ。9月16~17日に開催された第10戦IMSAバトル・オン・ザ・ブリックスにおいて、ニック・タンディとマシュー・ジャミネがドライブしたポルシェ963の6号車が、チームメイトの7号車(フェリペ・ナッセ/マット・キャンベル)を従えて1-2フィニッシュを決めた。

今回の勝利により、ポルシェ・ペンスキー・モータースポーツは、IMSAのマニュファクチャラーズ選手権においてトップに立った。また、カスタマーチームのJDCミラー・モータースポーツ 5号車(マイク・ロッケンフェラー/ティメン・ヴァン・デル・ヘルム)が8位、プロトン・コンペティション 59号車(ジャンマリア・ブルーニ/ハリー・ティンクネル)が9位でレースを走り切っている。

ポルシェ・モータースポーツの副代表を務めるトーマス・ローデンバッハは、今回の勝利を受けて次のように喜びを語った。

「ポルシェやチーム、開発チーム、そしてパートナーにとっても、完璧な1日でした。2台のポルシェ 963が見せたパフォーマンスは最高にエキサイティングでした。最高レベルのレースにおいて、ポルシェ・ペンスキー・モータースポーツが1-2フィニッシュを達成したのですから」

「ロードアトランタでの最終戦を前に、ポルシェはマニュファクチャラーズ・ランキングで首位に立ちました。チームズ選手権とドライバーズ選手権でも、タイトルの可能性が高い状況にあります。最高のシーズンフィナーレを迎えましょう!」

レースを通してトップを争った6号車と7号車

ポルシェは、インディアナポリス・モーター・スピードウェイで開催されたIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権第10戦「IMSAバトル・オン・ザ・ブリックス」で、1-2フィニッシュを飾った。
セーフティカー後順位を下げる局面があったものの、終始優勝争いを繰り広げたのは、ポルシェ・ペンスキーの6号車と7号車だった。

9月16日土曜に行われた予選では、ポルシェ・ペンスキー・モータースポーツの2台がフロントロウを独占。翌17日日曜に行われた決勝においても、2台のポルシェ963がスリリングなバトルを展開することになった。

決勝スタート直後、6号車のスターティングドライバーを担当したジャミネが、1コーナーでポールシッターの7号車をドライブするキャンベルをパス。約30分後の最初のピットストップまで、2台の963が接戦を披露する。セーフティカー導入中にピットに入った2台は、そのままの順位で再スタートを迎えるかと思われた。

ところが、6号車のタンディと7号車のナッセは、セーフティカー導入中の規定違反を指摘され、3番手につけていた31号車キャデラックVシリーズ.Rの後方にポジションを下げることになる。それでも、すぐに7号車がキャデラックをパスして首位に浮上。6号車も続き、ふたたびポルシェ・ペンスキー勢が1-2体制を築く。

最後のピットストップ直後、7号車のナッセが冷えたタイヤでコースオフし、この隙をついた6号車のタンディがパス。首位に立ったタンディは残されたレースをミスなく走り切り、トップでフィニッシュした。7号車も2位に入り、ポルシェがシーズン初となる1-2フィニッシュを達成している。

「インディアナポリスでのレースは、チームとポルシェ、そしてペンスキーにとって素晴らしい結果になりました。この場所で1-2フィニッシュを達成できて最高の気分です。そして、マニュファクチャラーズ選手権首位に立ってたことも大きいですし、ドライバーズ選手権でタイトルを獲得するチャンスも残っています」と、優勝を飾ったジャミネは喜びを語った。

シーズン初勝利を飾った、ポルシェ 936 7号車のフェリペ・ナスルとマット・キャンベル。

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