電動ホットハッチ「アルピーヌA290」を初めて目撃

【スクープ!】復活「ルノー5」をベースとする「アルピーヌA290」は2024年登場か?

今年5月に発表された、ルノー5のホットバージョン「A290_β」プロトタイプの市販用テスト車両が初めて写真に収められた。
今年5月に発表された、ルノー5のホットバージョン「A290_β」プロトタイプの市販用テスト車両が初めて写真に収められた。
ルノー傘下のパフォーマンス・ブランドであるアルピーヌは、復活予定の「ルノー5」をホットなモデルに仕上げた「A290_β」プロトタイプを今年5月に発表した。2024年に登場すると発表された市販バージョンのプロトタイプが初めて写真に収められた。

ALPINE A290

4ドアに変更されるもデザインディテールの多くを踏襲

完全にカモフラージュされた「A290」プロトタイプだが、コンセプトモデルから大きな変更がないのが分かる。最大の違いは、2ドアから4ドアレイアウトに変更されたことだ。

コンセプトカーに見られたデザインディテールのいくつかは、市販モデルでも踏襲されるようだ。ショーカーの20インチよりも小さくなる可能性が高いが、センターがスクエアにカットされたホイールは非常に個性的なデザイン。フロントマスクは完全に偽装されているが、装飾的なバンパーによってアグレッシブな印象を受ける。ボンネットに装着されるユニークな形状の空力コンポーネントは市販バージョンまで残るかどうかは分からない。

運転席は中央でなくコンベンショナルな配置に

運転席は左側にあるのが分かる。助手席側に大き目のスクリーンが見えるが、これはデータ計測用だろう。
運転席は左側にあるのが分かる。コンセプトモデルは中央に運転席が設けられていた。助手席側に大きなスクリーンが見えるが、これはデータ計測用だろう。

コンセプトモデルは中央に運転席が設けられていたが、市販モデルは伝統的なレイアウトとなりステアリングホイールは市場に合わせて左右に配置されるだろう。助手席側の大きなスクリーンはインテリアの一部ではなく、テスト中に何らかの計測に使用しているものと考えられる。

電動化を進めるアルピーヌ

アルピーヌからは、2024年以降、A290のほか複数の電動モデルが登場する予定だ。
アルピーヌからは、2024年以降、A290のほか複数の電動モデルが登場する予定だ。

この電動ホットハッチには、2種類の電動パワートレインが用意されるだろう。どちらも前輪を駆動し、パワフルな仕様は最大270PSを発揮すると予想されている。アルピーヌからは、A290に続き「GT-Xオーバー」クロスオーバーと、現在人気のスポーツカーA110に代わる電動スポーツカーが登場する予定だ。

2024年にデビューする「アルピーヌ A290」を予告する「 A290_β」」のエクステリア。

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石川 徹