BMW 5シリーズ、BEV/ICEに続き待望のPHEV搭載モデルを追加

BMWの主力サルーン5シリーズに「530e セダン」「550e xDrive セダン」プラグインハイブリッドモデル2機種登場

新型5シリーズに、待望のプラグインハイブリッド仕様「BMW 530e セダン/550e xDrive セダン」が追加された。
新型BMW 5シリーズに、待望のプラグインハイブリッド仕様「530e セダン」「550e xDrive セダン」が追加された。
BMWは、主力モデルたるミドルクラスサルーン「5シリーズ」ラインナップに、2023年11月からプラグインハイブリッド・パワートレインを搭載する「530e セダン」と「550e xDrive セダン」を追加することを明らかにした。48Vマイルドハイブリッドシステムを搭載した内燃機関(ICE)仕様に続く電動モデルだ。

BMW 530e Sedan

2.0リッター直4と3.0リッターV6ベースのPHEV

プラグインハイブリッド仕様「BMW 530e セダン」のエクステリア。
フル電動モデルの「i5」、ガソリン/ディーゼル+48Vマイルドハイブリッドに続き、2種類のガソリンエンジンベースのPHEVが、5シリーズのラインアップに加わった。

8代目「BMW 5シリーズ」に、フル電動モデル「i5」、ガソリン/ディーゼル48Vマイルドハイブリッド仕様に続く、待望のプラグインハイブリッド(PHEV)モデルが追加された。ヨーロッパ市場における価格は「530e セダン」が6万5300ユーロ、「550e xDrive セダン」は7万7300ユーロとなり、すでに予約受付がスタートしている。

高い効率性、EVとICEモデルの特徴を備えたPHEV仕様は、最新のハイブリッドパワートレイン「BMW eDrive」テクノロジーを導入。「530e セダン」は2.0リッター直列4気筒ガソリンエンジン、「550e xDrive セダン」は最新世代の3.0リッター直列6気筒ガソリンエンジンをベースに、電気モーターが組み込まれた8速ATが組み合わせられる。

EVモードでの航続距離が大幅に向上

プラグインハイブリッド仕様「BMW 530e セダン」の走行シーン。
電気モーターの進化やエアロダイナミクスの向上により、EVモードでの航続距離は「550e xDrive セダン」が83~90km、「530e セダン」が93~103kmとなっている。

「550e xDrive セダン」に搭載される3.0リッター直列6気筒ガソリンエンジンは、最新世代「BMW eDrive」テクノロジーとの組み合わせにより、最大システム出力495PS(360 kW)、最大システムトルクは700 Nmを発揮。インテリジェントな「xDrive」システムを介して4輪を駆動する。0-100km/h加速は4.3秒、最高速度は電子リミッターで250km/h、フル電動モードでは最高速度は140km/hに制限される。

2.0リッター直列4気筒ガソリンツインターボをベースとする「530e セダン」は、最高システム出力303PS(220kW)、最大システムトルク450Nm。0-100km/h加速は6.3秒、最高速度は電子リミッターで230km/hに抑えられ、EVモードでの最高速度は「550e xDrive セダン」と同様に140km/hとなっている。

EVモードでの航続距離は「550e xDrive セダン」がWLTP基準で83~90km、「530e セダン」が93~103km。都市部において排出ガスを発生させることなく、長距離の移動が可能になった。電力量19.4kWhのリチウムイオンバッテリーはフロア下に配置されたことで、車両の重心だけでなく、ラゲッジ容量はICEモデルと同等の520Lが確保されている。

3時間15分で0%からフル充電が可能

充電出力は、先代モデルの2倍となる7.4kWに拡大。これにより、0%からフル充電まで、3時間15分での急速充電が可能になった。
充電出力は先代モデルの2倍となる7.4kWに拡大。これにより、0%からフル充電まで3時間15分での充電が可能になった。

最大充電出力は、先代の5シリーズPHEVモデルの2倍となる7.4kWに拡大。バッテリーを0%から100%まで、3時間15分で充電することが可能になった。従来の家庭用電源でも11時間45分で充電が完了する。

48Vマイルドハイブリッド搭載モデルよりも、標準装備の範囲を拡大。19インチ軽量アロイホイールに加え、EVモードでの走行中に専用サウンドスケープを鳴らす「BMWアイコニック・サウンド・エレクトリック」が導入された。走行中、アクセルペダルを踏むと、映画音楽家ハンス・ジマーが作曲したアコースティックサウンドが再生される。

「550e xDrive セダン」は、電子制御式ショックアブソーバー、ローダウン・サスペンション、インテグラル・アクティブ・ステアリングを含む「アダプティブ・シャシー・プロフェッショナル」を標準装備。中速域における俊敏性を高め、高速域での車線変更やコーナリング時のシャープなハンドリングを実現していると謳う。

新型「5シリーズ」の発表は東京・南青山で展開している最新ポップアップエキシビジョンの「フロイデby BMW ザ・ガーデン」で行われた。写真は新型BEV版5シリーズの「i5 M60 xDrive」。

新型「BMW 5シリーズ」がフル電動モデル「i5」とともに日本で販売開始「ガソリン&ディーゼルは48Vマイルドハイブリッド」

ビー・エム・ダブリューは、プレミアム・ミドルサイズセダン新型「5シリーズ」を、全国のBMW正…

キーワードで検索する

著者プロフィール

GENROQweb編集部 近影

GENROQweb編集部