フル電動MINIに上級仕様の「MINI クーパー SE」登場

都市部で抜群のユーティリティを発揮する新世代BEV「MINI クーパー SE」の最大航続距離400km以上【動画】

新世代BEV「MINI クーパー SE」の走行シーン。
航続距離400kmが確保された新世代BEV「MINI クーパー SE」は、特に都市部において抜群のユーティリティを発揮する。
2023年9月、MINIはフル電動モデルとして生まれ変わったMINI 3ドアを発表。上級仕様のMINI クーパー SEは、最高出力221PSを発揮する電気モーターを搭載し、コンパクトなサイズながらも、都市部において抜群のユーティリティを発揮する。

MINI Cooper SE

MINIの新時代を切り開く新型BEV

新世代BEV「MINI クーパー SE」の走行シーン。
新世代MINIの先陣を切る存在として、MINI 3ドアには最新のフル電動パワートレインが搭載された。

初代MINIは64年前、天才技術者アレック・イシゴニスにより、コンパクトでありながら可能な限り広い室内空間を持つ3ドアとして登場し、個人所有のモビリティに革命をもたらした。2001年にBMWの傘下となって以降も、MINIは最小のサイズで最大のドライビングプレジャーを実現することに注力してきた。

新型MINI クーパー SEは、モダンでデジタル、そしてひと目でMINIと分かるアイコニックなデザインが特徴。革新的な電動パワートレインと伝統的なMINIのDNAがシームレスに融合している。新世代MINIとしては4世代目となる3ドアモデルには、最新のドライバーアシスタンスシステムだけでなく、インテリアに革新的なデジタル体験も導入された。

MINIブランドを率いるステファニー・ヴルストは「新型MINI クーパー SEは、MINIが持つ革新的なパワーを体現しています。ダイナミックなデザイン、持続可能なパフォーマンス、ゴーカート感覚を備えたこのBEVは、電動モビリティの新たなスタンダードとなるでしょう」とコメントした。

最高出力221PSによる俊敏なパフォーマンス

新世代BEV「MINI クーパー SE」の走行シーン。
MINI クーパー Eは、最高出力186PSの電動パワートレインを搭載。特に都市部において、MINIらしい俊敏なパフォーマンスを実現した。

新型MINI 3ドアのBEV仕様は「MINI クーパー E」と「MINI クーパー SE」2車種をラインナップ。ベーシック仕様のMINI クーパー Eは、最高出力186PS(135kW)、最大トルク290Nmを発揮し、0-100km/h加速は7.3秒。ハイパフォーマンス仕様のMINI クーパー SEは、最高出力221PS(160kW)、最大トルク330Nm、0-100km/h加速は6.7秒という瞬足を誇る。

フロアに搭載された54.2 kWh容量の高電圧バッテリーにより、WLTPサイクルでの航続距離は402kmを確保。特に都市部での優れたドライビングダイナミクスは、先代モデルからわずかに拡大されたトレッドと、MINIの特徴でもあるワイドなホイールベースによって実現された。

最大95kWの直流急速充電に対応し、わずか30分でバッテリーを10%から80%まで充電可能。また、専用のMINIアプリを使用することで、充電時間を最適化することができるという。

新世代MINIを主張するエクステリア

新世代BEV「MINI クーパー SE」のエクステリア。
エクステリアは、歴代MINIが受け継いできた丸型ヘッドライトに、八角形フロントグリルと縦型テールライトという新たなデザイン要素が組み合わせられた。

エクステリアは、新世代MINIを象徴する八角形フロントグリルと、アイコニックな丸型ヘッドライトが組み合わせられた。オプションのライトシグネチャーを備えたLEDヘッドライトにより、その個性的なキャラクターをさらに際立たせることもできる。デイタイム・ランニングライトは、オプションも含めて3種類のデザインが用意され、「ウェルカム/グッドバイ」アニメーションでドライバーを歓迎する。

ショートオーバーハング&ショートボンネット、そしてロングホイールベースのコンパクトなシルエットは、MINIが繋いできた不変のプロポーション。Cd値0.28と、コンパクトカーセグメントとして、非常に高いレベルのエアロダイナミクスを実現した。

テールライトは、新たに縦型ライトクラスターを採用。初代MINIのテールライトをオマージュしており、ヘッドライトと同様に様々なデザインモードに切り替えることができる。左右のテールライトを繋ぐブラック・ハンドルストリップの中央には「COOPER」のロゴを配置。サード・ブレーキライトとリヤフォグランプは、リヤバンパーと一体化されている。

センターに円形有機ELディスプレイを配置

新世代BEV「MINI クーパー SE」のインテリア。
暖かな雰囲気のテキスタイルが採用されたダッシュボードの中心には、新世代MINI共通の大型円形有機ELディスプレイが配置される。

コクピットには、新開発の円形有機ELディスプレイを採用。自動車メーカーとしては世界初導入となる円形有機ELディスプレイは、タッチディスプレイ機能を備えており、ダッシュボードはアレック・イシゴニスがデザインした初代MINIをオマージュした。

タッチディスプレイにはインフォテインメント機能とクライメート機能が統合されており、新たにデザインされたユーザーインターフェイス、マスコットドッグ「スパイク」や「MINI」のキャラクターも導入。インストゥルメントクラスターとオンボードモニターの機能を兼ね備えた円形有機ELディスプレイの直径は240mmと、非常に扱いやすいサイズとなっている。

オプション装着可能なヘッドアップ・ディスプレイには、ドライバーの視界にすべての情報を表示。これによりドライバーシート側のダッシュボードにディスプレイ類の搭載が不要となり、広く明るい前方視界を手にすることになった。ダッシュボードにはテキスタイルを初採用。リサイクル・ポリエステルを使用した2色のテキスタイルから選択可能で、専用の縫製により、汚れた場合でも手入れが簡単になっている。

新たに導入されたアンビエントステム「MINIプロジェクター」は、選択したモードに合わせた色彩世界とパターンをダッシュボードに投影。プロジェクション、アンビエント・ライティング、MINIインタラクション・ユニットを組み合わせたユニークで没入感のある映像は、ドアパネルにまで広がる。

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