全モデル電動化した「メルセデス・ベンツ GLS」改良新型を日本導入

メルセデス・ベンツ最大SUV「GLS」の改良新型が販売開始「メルセデスAMG GLSやマイバッハ GLSもあり」

メルセデス・ベンツ日本は、ラグジュアリーSUV「GLS」にフェイスリフトを実施し、日本市場での販売を開始した。
メルセデス・ベンツ日本は、ラグジュアリーSUV「GLS」にフェイスリフトを実施し、日本市場での販売を開始した。
メルセデス・ベンツ日本は、ラグジュアリーSUV「GLS」と「メルセデス・マイバッハ GLS」の改良新型を発表。全国のメルセデス・ベンツ正規販売店ネットワークを通じて販売をスタートした。

Mercedes‑Benz GLS

迫力を増した前後エクステリア

日本導入がスタートした、「メルセデス・ベンツ GLS」 改良新型のエクステリア。
メルセデス・ベンツのSUVシリーズのトップに君臨する「GLS」がフェイスリフトを実施。前後エクステリアに改良が施され、より迫力を増したアピアランスを手にしている。

メルセデス・ベンツ GLSは、大人7名がゆったりと乗車できるボディサイズに、オンロード/オフロードを問わない優れた走行性能を備えた、ライナップ最上級SUV。日本市場には「GLS 450 d 4MATIC」「GLS 580 Sports」、ハイパフォーマンス仕様「メルセデスAMG GLS 63 4MATIC+」、最上級仕様の「メルセデス・マイバッハ GLS600 4MATIC」が導入される。

改良新型ではラジエターグリルのデザインを変更。高品質シルバーシャドウ・メッキが施された4本の水平ルーバーを採り入れた迫力のエクステリアに刷新された。フロントバンパーにはエアインレット・グリルが内蔵され、ハイグロスブラック・サラウンドと組み合わせられている。

リヤセクションはテールライトの内部デザインが変更され、3つの水平ブロックを並列配置。GLS 450とGLS 580のホイールラインナップに、20インチマルチスポーク軽量アロイホイールが新たに追加されている。

ロングホイールベースによる快適な室内

日本導入がスタートした、「メルセデス・ベンツ GLS」 改良新型のインテリア。
GLSとメルセデスAMG GLS 63には、ロングホイールベースを活かした3列目シートを標準装備。フレキシブルなシートアレンジにより、快適な室内空間を実現した。

GLSはホイールベースが長く、優れた居住性と積載性が特徴。2列目シートには電動シートバックによる前後スライド機構を採用しており、最後方にスライドさせることで、レッグルームは87mmも拡大する。「40:20:40」分割可倒式バックレストや、左右ヘッドレストの高さ調整は電動式が採用された。

全てのモデルに標準装備される3列目シート(2人掛け)は可倒式でありながら、身長194cmのパッセンジャーに対応。フレキシブルなシートアレンジが可能なほか、専用のUSB充電ポートも備える。空調は前席左右、2列目シート左右、3列目シートの空調を独立調整可能な5ゾーン・クライメート・コントロールとシートヒーターを標準装備。全てのパッセンジャーに快適な空調環境を提供する。

乗降時にドアを閉める際、少ない力でも確実に閉まる「ドアクロージング・サポーター」を導入。これまでは「GLS 580」のみのオプション設定となっていた2列目左右のリラクゼーション機能やシートベンチレーター、ヘッドレストクッションなどが追加される「ショーファー・パッケージ」が、「GLS450d」と「GLS63」でもオプションで選べるようになった。さらに、Burmesterサラウンドサウンド・システムが全モデルで標準装備される。

最高出力612PSを発揮する「AMG GLS 63」

日本導入がスタートした、「メルセデスAMG GLS 63 4MATIC」 改良新型のエクステリア。
ハイパフォーマンス仕様の「メルセデスAMG GLS 63 4MATIC」に搭載される、AMG製4.0リッターV型8気筒直噴「M177」ツインターボエンジンは、エンジン単体で最高出力612PSを発揮する。

先代「GLS 400 d 4MATIC」に、ISG(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター)を組み合わせ、「GLS 450 d 4MATIC」としてラインアップに追加。ISGはエンジンとトランスミッション間に配置された、最高出力16kW・最大トルク250Nmを発揮する電気モーターで、オルタネーターとスターターの機能も兼ねている。

この電気モーターと48V電気システムにより、従来のハイブリッド車のような回生ブレーキによる発電を行い、約1kWhの容量のリチウムイオンバッテリーに充電。エンジン低回転時には、その電力を利用して動力補助を行い、高い効率性と力強い加速を実現した。スターターが高出力な電気モーターとなることで、エンジン始動時の振動を抑え、エンジンスタートとアイドリングストップの再スタート時における快適性も向上する。

「GLS 580 4MATIC Sports」は、低負荷での走行の時に4気筒を休止する、新開発4.0リッターV型8気筒直噴ツインターボエンジン「M177」に、ISGと48V電気システムが組み合わせられた。エンジン単体の最高出力517PS、最大トルク730Nmを発揮する。

「メルセデスAMG GLS 63 4MATIC」は、メルセデスAMG社が完全自社開発した、最高出力612PS、最大トルク850Nmを発揮する4.0リッターV型8気筒直噴「M177」ツインターボエンジンに、ISGと48V電気システムを搭載。効率化を向上すべく「Comfort」モードでの走行中、4気筒を休止することで燃料消費量とCO2排出量を抑えることが可能な「AMGシリンダーマネジメント」も導入されている。

高級感を増したマイバッハ専用エクステリア

日本導入がスタートした、「メルセデス・マイバッハ GLS600 4MATIC」 改良新型のエクステリア。
GLSをベースに、「メルセデス・マイバッハ GLS 600 4MATIC」には最上級SUVの名に恥じない、ラグジュアリーな専用エクステリアが導入された。

「メルセデス・マイバッハ GLS 600 4MATIC」は、SUVのSクラスと評されるGLSをベースに、最高水準の高級感と快適性を融合。スタイリッシュかつ力強いスタイリングは、その特別なポジションにふさわしい威厳を備えている。

フロントにはメルセデス・ベンツ製SUVで唯一、伝統の「スリーポインテッドスター」が輝くボンネットマスコットを採用。フロントグリルには縦方向のピンストライプをモチーフとしたデザインが導入された。このピンストライプは上端が太くなったボートのオールのような形状をしており、フロントグリルを取り囲むクロームの上部中央には「MAYBACH」の文字が刻まれた。フロントエプロンにはマイバッハ・パターンをあしらったエアインテークを設け、クロームのフロントバンパーと合わせて洗練された高級感を演出する。

リヤセクションはスリーポインテッドスター下部とリヤバンパー上部を走る、2本のクロームトリムを採り入れ、水平基調のデザインを表現。バンパー下部アンダーガードと左右のエキゾーストエンドは、ハイグロスクローム仕上げがチョイスされた。また、リヤコンビネーションランプ内部にも専用デザインが採用されている。

広大な空間を贅沢に使用したインテリア

日本導入がスタートした、「メルセデス・マイバッハ GLS600 4MATIC」 改良新型のインテリア。
ベースとなったGLSが3列目シートを標準装備するのに対して、メルセデス・マイバッハ GLS 600 4MATICは3列目シートを廃止し、より余裕のある空間を実現した。高級ヨットの艇内をモチーフにしたクリスタルホワイト&シルバーグレーのインテリア。

メルセデス・マイバッハ GLS 600 4MATICは、定員7名で設計されたGLSの広い空間を贅沢に使い、定員5名(オプションで4名仕様も選択可能)としたことで、さらにゆとりを感じさせる快適性を実現した。また、Sクラスと比較すると運転席で250mm以上、リヤシートで280mmそれぞれ車高が高くなっているが、電動ランニングボードを搭載しており、簡単に乗降を行うことができる。

室内は3種類のウッドインテリアトリムと、3種類のナッパレザーインテリア(ブラック&マホガニーブラウン/マキアートベージュ/クリスタルホワイト&シルバーグレー)を組み合わせることが可能。クリスタルホワイト&シルバーグレーは、高級ヨットの艇内をモチーフにしているという。

シートはダイヤモンドステッチ入り新デザインを採用し、さらに高級感ある室内を表現した。また、リヤシートから見ることができる前席バックレスト背面にもインテリアトリムを配し、美しさと高級感が演出されている。

車両本体価格(税込)

メルセデス・ベンツ GLS 450 d 4MATIC:1530万円
メルセデス・ベンツ GLS 580 4MATIC Sports:2030万円
メルセデスAMG GLS 63 4MATIC:2780万円
メルセデス・マイバッハ GLS600 4MATIC:3220万円

【問い合わせ】
メルセデス・コール
TEL 0120-190-610

【関連リンク】
・メルセデス・ベンツ公式サイト

「メルセデス・ベンツ GLS」改良新型のエクステリア。

「メルセデス・ベンツ GLS」改良新型は内外装や装備を刷新「迫力を増した新形状グリル採用」

メルセデス・ベンツは、3列シートを持つラグジュアリーSUV「GLS」の改良新型を発表した。内…

キーワードで検索する

著者プロフィール

GENROQweb編集部 近影

GENROQweb編集部