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雨の日の視界を改善する画期的なアイテムとして、今や生活必需品にもなっているガラス撥水剤。多種多様な製品が揃う人気のカー用品ジャンルではあるものの、この『ガラコ』は、なかでも最も有名なブランドかもしれない。
最初のモデルが発売されたのは今から30年も前のこと。窓に塗り込むタイプを基本としつつ、スプレータイプやウォッシャータイプなど、製品バリエーションを増やしてきた。そして各モデル自体も時代によって商品性を高めつつ、幅広いユーザーから支持されてきた。その最新形態とも言えるのが、2022年発売のこのモデルだ。
最新最上の進化する”ガラコ”
この『ぬりぬりガラコDX』には、ガラコ史上初めてSARFと名付けられた新技術が採用されている。
ガラス撥水剤でまず重要になるのが水弾き性能、そしてその性能を維持するための耐久性能だ。これは“SA”(高密着成分)が効果を発揮する。ガラコ主成分の間にできるわずかな隙間を埋めながら、施工箇所である窓ガラスと強力に密着することで、均一で強い被膜を形成する成分が配合されているのだ。
いっぽうで施工が難しかったり、手間がかかりすぎるようではユーザーに優しくない。こちらは“RF”(拭き取り補助成分)がその不安を払拭してくれる。余剰成分を浮かせて拭き取りやすくすることで、ムラ残りを防ぎ、拭き取り作業をスムーズかつスピーディにしてくれる処方がなされているのだ。
最新さゆえの恩恵は使い勝手や保管のしやすさにも及ぶ
結果としてぬりぬりガラコDXは、低速から雨が吹き飛ぶガラコ史上最強の水弾き性能と、約4ヵ月という撥水耐久力、そして作業時間を約40%も短縮できるほどの手軽な使い勝手を実現した。
さらにいえば、本体には首振り機構が採用され、つねにガラス面にフィットしてくれるほか、ヘッド部分が四角いのでウインドウの隅まで塗りやすい。そして固く絞った濡れタオルで行う拭き上げもスムーズに行うことができる。
使い勝手のいい容器といい、プラスチックを100%削減した環境配慮型のパッケージといい、まさに新時代のガラス撥水剤ということができるだろう。