HDMI変換ケーブル AV003……3300円(税込)
テレビキット TTV437……2万7280円(税込)
純正カーナビのHDMI端子を活用しよう
最新の純正カーナビにはHDMI入力端子が搭載されているのは知っているだろうか? HDMI端子は現在もっともポピュラーな映像用の接続端子で、スマホやテレビ、パソコン、ゲーム機、デジタルカメラ、ビデオカメラなど、多くの映像機器に装備されている。つまり、純正カーナビのHDMI入力端子と、HDMI対応機器の出力端子を接続すればカーナビの大きな画面でさまざまな映像が楽しめるようになるわけだ。
とはいえHDMI端子同士を接続するといっても、じつは機器によって形状が異なっている場合が多くあり、その際には変換ケーブルが必要となる。データシステムから6月にリリースされた「HDMI変換ケーブル AV003」は、カーナビに多く使われている「HDMI タイプE端子」を一般的な「HDMI タイプA端子」へと変換して接続ができるケーブル。ケーブル長は1.5mで、カーナビ本体背面に装備された端子と車内の機器をつなぐには十分な長さだ。
だがこれだけでは純正カーナビの場合、映像が見られるのは停車中だけとなってしまうので、同じくデータシステムからリリースされている「テレビキット」を組み合わせて走行中でも視聴できるようにするのがオススメだ。
走行する車内でYouTubeが楽しめるようになる!
今回、新型プリウスに「HDMI変換ケーブル AV003」と「テレビキット TTV437」を装着した新型プリウスのデモカーで試乗を行った。
インパネのイメージはノーマルと変わらず、テレビキットの小さなON/OFFスイッチがステアリングまわりに装着されるのみ。HDMI変換ケーブルはダッシュボードの裏から引き回されており、iPhoneの場合にはアップル純正の「Lightning-Digital AVアダプタ」を介して接続する。純正品以外の互換AVアダプタを用いた場合は映像が映らない場合がある(純正カーナビが1080pに対応していないため)ので注意が必要だ。また、Androidスマホは「Alternate Mode」に対応している機種のみ映像出力が可能だという。
iPhoneの映像を見るためには、iPhoneのLightning端子にLightning-Digital AVアダプタを接続。するとナビ画面上には「HDMI」のソースが自動的に表示され、iPhoneを認識したことがわかる。この時点でスマホの画面がナビ画面にそのまま表示されるミラーリングとなるので、好きな映像を再生すればナビの大きな画面で見られる。今回はYouTubeを再生したがコンテンツによっては著作権の規制がかかっており映像が表示されない場合もある。
そしてテレビキットのスイッチをONにすると、ナビ画面に表示されたYouTubeは走行中も引き続き見られる。YouTubeだけでなく、スマホやビデオカメラで撮影した思い出の動画を楽しんだり、ゲーム機の映像を映し出して遊ぶなど、アイデア次第でいろいろと利用できるはず。デジタル接続のため抜群にキレイでクッキリした映像だ。
もちろんドライバーが運転中に画面を見ることは厳禁だが、助手席や後席の同乗者ならばいつでもどこでも好きな映像を存分に楽しめ、これさえあれば長距離移動や渋滞でも退屈知らずといえるだろう。
純正ナビに新たな楽しみを追加する「HDMI変換ケーブル+テレビキット」は、ロングドライブでのパパの株をグンと上げるアイテム。ぜひご活用を!
※HDMI変換ケーブル、テレビキットの最新適合情報はデータシステム公式サイトに掲載